「Super」
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クイズ100人がボキャブりました 1994年4月〜1995年2月まで実施。 クイズ番組『クイズ100人に聞きました』(TBS系列)のパロディー企画。 お題の言葉を道行く人100人にボキャブってもらい、そのランキングに入ったボキャブラをパネリストが解答する。正解なら、その答えを言った人数がポイントになる。 本家では「ある!、ある!」と言うのが定番だが、ここでは「言う!、言う!」と言うのが定番である。 また、アンケートの際キャラクターの面白かった1名が「ボキャナスさん」として出題VTRで紹介され、解答時間終了後にボキャナスさんの答えが発表される。同じ言葉を当てていたパネリストはポイントが2倍になるが、パネルが残り2~3枚になったところでだいたい時間切れになるため、実際に(稀ではあるが)ボキャナスさんの獲得者が出なかったケースもあった。 ボキャブラ・アカデミー → ボキャブラ・SUPER・アカデミー 「ボキャブラ・アカデミー」は1995年3月〜1995年9月まで、「ボキャブラ・SUPER・アカデミー」は1995年10月〜1996年3月まで実施。 「ボキャブラ・アカデミー」はお題の言葉を都内の大学生にボキャブってもらい、その内容に応じて16のジャンルに区分されたボキャブラを当てる。パネリストは、ジャンルとボキャブラを合わせて答える。両方当たっている場合は10ポイントを、ボキャブラがあっていてジャンル違い(その時は、ブザーが3連続で鳴る。)は5ポイントを獲得できる。 また、「ボキャブラ・SUPER・アカデミー」ではお笑い芸人等が3人(ウド鈴木、山崎邦正、神田うの、和田勉他が出演していた。)にボキャブってもらい、それを当ててしまうと減点される「アカペナ」というルールもあった。それを当てた場合は、-10ポイントとなる(最大-30ポイント)。 「クイズ100人がボキャブりました」と同様にアンケートの際キャラクターの面白かった1名が「アカナスさん」として出題VTRで紹介される。解答時間終了後にアカナスさんの答えを発表し、同じ言葉を当てていたパネリストはポイントが2倍になる。但し、アカナスさんと同じ答えを当てても「アカペナ」で減点され0点の場合はポイントは0点のまま。またアカナスさんと同じ答えを当てても「アカペナ」で減点されその上マイナスポイントの場合はそのマイナスポイントが2倍になる。実際にマイナスポイントでのアカナスさんの獲得者はいない。 パネルが残り2~3枚になったところでだいたい時間切れになるため、実際に(稀ではあるが)アカナスさんの獲得者が出なかったこともあった。 ジャンルは「医学」「文学」などの学術的なものが多く並ぶが、ほぼ毎回「エロス」というジャンルがあった。 「クイズ100人がボキャブりました」・「ボキャブラ・アカデミー」、「ボキャブラ・SUPER・アカデミー」共通で最もポイントの高かったパネリストにはボキャ天小座布団が贈られた。だが毎回タモリはこの小座布団をパネラーに投げつけるようにして贈っていた。「ボキャブラゼミ」と同様、5枚貯めれば「大座布団」に交換することも出来る。 ボキャブラ・ザ・インターネット 1996年4月〜9月まで実施。 1つのテーマから20のボキャブラデータをダウンロード。しかし17〜18データ目で必ずバグが発生し、そのバグったボキャブラデータを復活するパスワード(ヒント)4つ(初回は6つ)をもとにボキャブラデータを当てるもの。 正解したパネリストにはボキャ天小座布団が贈られ、5枚貯めれば「大座布団」に交換することも出来る。 小島の「クリック!、クリック!」というポーズでコーナーが始まる。また、始めの2回程は、小島の「タモリさん、クリックとクリニックは違いますからね~。」にタモリの「分かってるよ!」というやり取りもしていた。 大人のボキャ天(「ピンクのボキャ天」→「夜のボキャ天」) アダルト、お色気要素の強いネタを集めたコーナー。このコーナーの時だけ、スタジオの照明はピンク色になった(夜のボキャ天のみ、最初は犬の鳴き声と共に照明が青くなり、タイトルコール後にピンク色になる)。タイトルコールは前期は増山江威子が、後期には河野景子(当時フジテレビアナウンサー)が担当しており河野がゲスト出演した際は生でタイトルコールを披露した。 また、ネタを貼るマグネットはピンク地のものになっていた。 このコーナーの前には必ずヒツジの行列のアニメーションと共に小島が「よい子のみなさんは(歯を磨いて)早く寝てくだちゃいねぇ〜」と言っていた。また後期ではヒツジの行列の代わりに、ダミーのスタッフロールが流れていた(内容は本物のスタッフロールと同じだが、流れる方向が違っていた)。 ヒロミはこのコーナーを「ピンクコーナー」と呼んでいた。 1995年の2月から3月の短期間、これらのランクに達するまでもいかない「いけないボキャ天」もあった。 プライムタイムであったにもかかわらず、女性のヌードや過激な性描写の作品VTRが多く放映された。このような過激なネタの中には本編で取り上げられたものもある。 みなさん、カンバンは! 街角にある看板や道路標識などに新たな言葉を追加してボキャブるミニコーナー。ナレーションは斉木しげる。CM前および番組終了前に流れた(1996年春頃からは番組終了前のみ、ボキャブラマのおまけシーンが放送された)。 1996年4月10日放送のスペシャルでは「カンバンは!大賞」が行われた。 なお、「super-」末期に投稿された作品を放送するため、「超-」初期にも数回放送された。 第1回だけは誤植で「みなさん、カンバンわ!」というタイトルだった。 ボキャブラマ 萬田久子とタモリが出演するミニドラマ。前期は喫茶店が舞台であり、後期は病院が舞台となった。 「愛という名の芳香(アロマ)」 ナレーションは石坂浩二。未亡人で喫茶店の常連客・かおり(萬田)と、かおりの前夫の友人でかおりに惚れている喫茶店のマスター(タモリ)の掛け合い。コーヒーはサイフォンで入れるこだわりがある喫茶店であった。 かおりの何気ない発言を卑猥な言葉と聞き間違えるマスターだが、聞き直せば何気ない言葉であるというオチが付き、傷心のタモリがトランペットを吹き真似をして終了。 初期は視聴者からの投稿は受け付けていなかったが、後に受け付けるようになり、視聴者投稿に対して、ナレーションを担当している石坂が5段階で評価した。 「外科医・天現寺広雄」 前期「愛という名の芳香」がシリアス調であったのに対し、こちらはコント調のコメディとなった。また、ナレーションも石坂ではなく、本編のナレーターを務める野田圭一が行う。「8号室で揉め事が起きた」と報告する看護師・かすみ(萬田)と、それを聞いて「病は気から」で物のたとえを面白くする天現寺先生(タモリ)の簡単なコント。 急患の病状を説明する天現寺とそれを聞くかすみだが、かすみが発した一言を天現寺は卑猥な言葉(愛のフレーズ)と聞き間違い卑猥な妄想を繰り広げる。よく聞きなおしてみれば医療関係の言葉(元ネタ)だったというオチが付く。 VTR終了後、おさらいとして小島が「多国籍」の人に聞こえるような雰囲気で愛のフレーズと元ネタを混ぜ合わせて発音する。作品投稿者には後ろに「病は気から」、左胸元に番組のロゴがついた白衣(男女各1着)がプレゼントされた。 ボキャブラ発表会・ザ・ヒットパレード 1994年8月17日〜1996年9月25日まで実施。 視聴者投稿作品ではなく、毎週10組の若手芸人がネタの中でボキャブるコーナー。 始まる前には、前回のイチバン(1位)に輝いた芸人のネタを振り返り(ヒットパレード第3回までは放映されなかった)、最初の芸人が紹介される。 評価は、パネリストの合議によってイチバン(王冠表記)・カス(10位)・その他(2位〜9位)にランキングされる。 出演キャブラーは10組(初期のスペシャルには18組、末期には「めざせ君」3組の中から選ばれた1組を加えた11組。) イチバンには「紅白大座布団」が、カスには「○カス超小座布団」(ヒットパレード開始後のスペシャルに導入)が贈られた。この時小島は「それでは、第1位に輝きました○○さんには、芸人さんの勲章・紅白大座布団が贈られます。又、カスの△△さんにも、芸人さんの免罪符・○カス超小座布団を差し上げます。おめでとうございました。」と言っている。(この一言も、ヒットパレード開始後のスペシャルから言い始めた。) なお、めざせ君システムが導入されて以降はめざせ君がカスになった場合に「○カス超小座布団」が、常連10組のいずれかがカスになった場合は「ボキャ天○カスハンカチ」が贈られた。 1996年6月26日からは「めざせ君」システムが導入され、3組の芸人のネタが紹介された。その中で優秀はランキングボードにランクインされた。2組がランクイン、めざせ君が1位になるという快挙が1996年7月17日・第86回ヒットパレードの時に起こっている。この回は、「めざせ君」のあさりどとアンバランスがランクイン。そしてあさりどは、1位に輝いている。 なお常連芸人の男同志は江頭2:50が局部しか映さないというネタの酷さにランクインすらさせてもらえず、めざせ君のボードを置く台に貼られた。 当時関西で人気が再燃していた二丁目劇場からの出演はG★MENSと野性爆弾の二組だけだった。この件について爆笑問題の太田光は後日談として「番組開始当初は若手芸人のネタ見せ番組ではなかったので、大阪吉本が当番組をマークしていなかった。そのために大半の所属芸人を売り込みそびれることとなり、出演できなかったのであろう」という趣旨の発言を、当時を述懐しながら語っている。ボキャブラ芸人と同世代の二丁目劇場出身芸人はその後『爆笑オンエアバトル』(NHK)や『エンタの神様』(日本テレビ)などへの出演を機に、数年遅れで全国区での知名度を上げていくこととなる。 ヒットパレード最強王座決定戦(1996年9月25日)順位キャブラー名順位キャブラー名順位キャブラー名1 爆笑問題 11 海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー) 21 キャイ〜ン 2 ネプチューン 12 フォークダンスDE成子坂 22 アンバランス 3 BOOMER 13 X-GUN 23 極楽とんぼ 4 ロンドンブーツ1号2号 14 へらちょんぺ 24 ピーピングトム 5 つぶやきシロー 15 あさりど 25 底ぬけAIR-LINE 6 金谷ヒデユキ 16 松本ハウス 26 -4℃ 7 ノンキーズ 17 オアシズ 27 まなつまふゆ 8 男同志 18 Take2 28 UBU 9 アニマル梯団 19 山崎邦正(現・月亭方正) 29 アンジャッシュ 10 MANZAI-C 20 オセロ 30 出川哲朗
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