ベビイ・ドール
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ベビイ・ドール | |
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Baby Doll | |
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ポスター(1956)
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監督 | エリア・カザン |
脚本 | テネシー・ウィリアムズ |
原作 | テネシー・ウィリアムズ |
製作 | エリア・カザン テネシー・ウィリアムズ |
音楽 | ケニヨン・ホプキンス |
撮影 | ボリス・カウフマン |
編集 | ジーン・ミルフォード |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 115分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |

『ベビイ・ドール』(Baby Doll)は、1956年製作のアメリカ映画である。日本での題名は『ベビイドール』。第29回アカデミー賞では主演女優賞・助演女優賞など4部門にノミネートされた。第14回ゴールデングローブ賞では監督賞にノミネートされ同賞を受賞した。
概要
エリア・カザン監督が『欲望という名の電車』に続いて再びテネシー・ウィリアムズの作品『27 Wagons Full of Cotton』を映画化、ウィリアムズも脚本に参加した。ミシシッピ州を舞台に、当時タブーに近かった「幼妻ベビイドール」をめぐる愛欲を描いた問題作。
主演のキャロル・ベイカーは当時既に25歳であったが、童顔だったこともあり、10代の妻を見事に演じきっている。また、イーライ・ウォラックの映画デビュー作でもある。
日本では2006年5月12日にテネシー・ウィリアムズ フィルム・コレクション DVD-BOX内の1つとしてDVDが発売予定と告知されていたが、実際は本作の収録はなかった。以降長らくソフト化された事はなかったが、2017年12月11日に株式会社ディスク・ロードの復刻シネマライブラリーからDVDが発売された[1]。
内容
南部の片田舎のあるボロ屋に40がらみのアーチイと妻のベビイドールが住んでいた。彼女は数日後に満20歳の誕生日を迎え、この日を境に今までの名ばかりの夫婦から、アーチイの本当の妻になる約束だった。シルバ・バケロらが始めた新しい紡績機械のため、彼の顧客が荒らされてしまった。アーチイは花嫁を置き去りに悩みを紛らせようとカフェに行くが、カフェは空っぽ。常連はバケロの工場のパーティの大盤振舞に出かけて行ったのである。そのうちバケロの倉庫から火が出、焼け落ちてしまった。やがて倉庫の火事は放火だとの噂がひろがった。ベビイドールは夫が怪しいと思った。一方バケロは、種抜機の倉庫が焼けたので棉の仕上げをアーチイに法外な値段で頼みにきた。アーチイは操業にかかろうとしたが、彼の留守中、色男のバケロはベビイドールを誘惑して陥落させ、ベビイドールは火事騒ぎの最中、夫が自宅にいなかったことを白状した。帰宅したアーチイは様子が変なので怒り出したが、バケロに証拠を握ったと言われてしまう。アーチイは猟銃を持ち出した。ベビイドールとバケロは隠れたが片っ端から銃弾を浴びせた。しかし保安官が駆けつけ、彼は放火容疑者として連行されて行った。
スタッフ
- 監督・脚本:エリア・カザン
- 原作・脚本:テネシー・ウィリアムズ
- 撮影:ボリス・カウフマン
- 音楽:ケニヨン・ホプキンス
キャスト
- キャロル・ベイカー:ベビイ・ドール
- カール・マルデン:アーチー
- イーライ・ウォラック:シルヴァ
- ロニー・チャップマン:ロック
- ミルドレッド・ダンノック:ローズ
- リップ・トーン:歯科医
脚注
- ^ “ベビイドール [DVD]”. Amazon.com. 2018年4月7日閲覧。
関連項目
外部リンク
ベビードール
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ベビードール(英語: Babydoll)は、女性が着用するアンダーバストの切り替えからルースな広がりの裾をもつナイティとしての衣類。1970年代に出現した。
概要
ベビードールは他のランジェリーと比較しても、一段と嗜好性が強い衣料で、保護、保温、吸汗などの基本機能よりも、視覚的インパクトに重点が置かれる。例えば襟や裾などに繊細なレースやフリルを追加し、また胸元やアンダーバストにアクセントになる色のリボンをあしらう、などといった過剰な装飾が行われる。また、胸元に深いスリットを入れて、それを紐やリボンで結ぶようにするなど、ひもパンと同様な扇情的なギミックを持つデザインもある。
身生地としては、セクシーさを強調したものでは、「透け感」を持つ、ナイロン、ポリエステルのシフォンジョーゼットや光沢感のあるシルク、サテン生地などが用いられる。また、可憐さを強調したものでは、フィット感の自然なトリコットやストレッチ天竺などが利用される。
ベビードールは、カップルのひとときを演出する小道具として重宝されるのはもちろん、女性のプライベートにおいて癒しをもたらすリラックスウェアとして広く使われている。
ランジェリー風デザインのワンピースがファッションで認知される中、ベビードールのディテールを生かしたアウターのドレスも広がりつつある。キャミソールドレスの流れをくんだシンプルなものや、装飾を付け「可愛らしさ」を強調したものがある。いずれもアンダーバストで身頃を切り替え、裾をAラインドレスのように自然に広げるデザインに特徴がある。インナー風のテイストを生かすため、「透け感」のある素材や、光沢感のある素材を用いる。カジュアル系のアウターでは、胸部、ウェスト、裾などをレーステープでトリミングして下着風にアレンジしたり、多段のフリル、裾口のメロウ仕上げなどで、可愛さを演出する。
一覧
関連項目
「baby doll」の例文・使い方・用例・文例
- 『rubber baby buggy bumper』は早口言葉である
- BABYDOLLのページへのリンク