libido
「libido」の意味・「libido」とは
「libido」とは、心理学用語で、特にフロイトの精神分析理論において用いられる。性的欲求やエネルギーを指す言葉である。人間の行動や感情、思考に大きな影響を与えるとされている。例えば、人間の創造性や生産性は、この「libido」のエネルギーが他の方向へ転化された結果とも考えられる。「libido」の発音・読み方
「libido」の発音は、IPA表記では /lɪˈbiːdoʊ/ となる。カタカナ表記では「リビードー」となり、日本人が発音する際のカタカナ英語では「リビドー」となる。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「libido」の定義を英語で解説
「libido」は、英語で "the energy of the sexual drive as a component of the life instinct" と定義される。これは、「生命本能の一部としての性的駆動力のエネルギー」という意味である。この定義は、フロイトの精神分析理論に基づいている。「libido」の類語
「libido」の類語としては、「sexual desire」、「lust」、「sex drive」などがある。これらの語もすべて、性的欲求やエネルギーを表す言葉である。ただし、「libido」は心理学的な文脈で使われることが多く、他の類語と比べて専門的な意味合いを持つ。「libido」に関連する用語・表現
「libido」に関連する用語としては、「sublimation」(昇華)や「repression」(抑圧)がある。これらは、性的欲求が他の形に変化したり、抑えられたりするプロセスを表す心理学用語である。「libido」のエネルギーがどのように人間の行動や感情に影響を与えるかを理解するためには、これらの用語も理解することが重要である。「libido」の例文
以下に、「libido」を用いた例文を10個提示する。 1. His libido is very high.(彼の性欲は非常に強い)2. She has a lack of libido.(彼女は性欲が欠如している)
3. The medication can affect your libido.(その薬はあなたの性欲に影響を与えることがある)
4. Stress can cause a decrease in libido.(ストレスは性欲の減少を引き起こすことがある)
5. His libido is directed towards his work.(彼の性欲は彼の仕事に向けられている)
6. The libido is a key concept in Freud's psychoanalytic theory.(性欲はフロイトの精神分析理論における重要な概念である)
7. The libido can be sublimated into other forms of energy.(性欲は他の形のエネルギーに昇華することができる)
8. The repression of the libido can lead to various psychological issues.(性欲の抑圧は様々な心理的問題を引き起こすことがある)
9. The libido plays a significant role in human behavior.(性欲は人間の行動において重要な役割を果たす)
10. The balance of the libido is crucial for mental health.(性欲のバランスは精神健康にとって重要である)
リビドー
「リビドー」とは、人間の生命や発達過程に関与する物理的・心理的な活動の源泉である性エネルギーのことを意味する表現。
「リビドー」とは・「リビドー」の意味
「リビドー」とは、「人間の生存に関わる活動欲求、または人間の発達・形成過程において必要な欲望のことであり、衝動的かつ本能的な性エネルギー」のことである。精神科医ジークムント・フロイトによって提唱された概念を示す言葉として、医療看護の分野においては非常に重要な用語のひとつとなっている。一般的には「性的欲望」という簡単な意味として捉えられていることが多いものの、フロイトの提唱した概念に則って正しい解釈をするならば「性的欲望」という意味だけではこの言葉を示すには不十分であり、それが正しい意味であるとは言い難い。フロイトによる精神分析学において、リビドーは自我が形成されるにしたがって様々な形へと変形していくものであり、人間の社会的倫理意識の形成にまで関与すると考えられている。「リビドー」という概念は、その後の精神医学・心理学の世界において重要な位置づけがなされており、リビドーの発達が人間形成の要であるという考え方は今日でも存在している。また、分析心理学者であるカール・グスタフ・ユングはフロイトとは異なる解釈を施してこの用語を使用している。対義語として挙げられることの多い「デストルドー」という言葉であるが、これは正しい対義語ではない。
なぜなら、デストルドーとは「タナトス(死への欲望)」のことであり、「エロス(生の本能)」に対する言葉である為である。ちなみに「エロス」と「リビドー」は全く異なるものであり、この点をきちんと理解しておく必要がある。加えて、「アガペー」とは無償の愛を意味する言葉である。「リビドー」や「エロス」といった衝動が外の世界へ向けられているエネルギーであるのに対して、「アガペー」や「デストルドー」は内側の世界へ向けられたエネルギーであると考えられている。
その他、「リビドー」は、ポルノグラフィティや銀杏BOYZの曲のタイトルや、その他アーテイストの歌詞として使用されることもある。
「リビドー」の語源・由来
「リビドー」の語源はラテン語の「libido」である。ラテン語における「libido」は欲望・欲情といった意味を表す言葉である。フロイト以前は、性科学などの世界において「性衝動」を表す言葉(または性衝動を引き起こす物質を表す言葉)として用いられていたが、フロイトにより精神分析学の基礎的概念として使われるようになってからは「人間の物理的・心理的な活動の源泉である性エネルギー」を示す用語として広く認識され、扱われるようになった。「リビドー」の熟語・言い回し
リビドーを感じるとは
こうした言い回しをする場合には、リビドーという言葉を単なる性的欲求という意味で用いている場合が殆どである。「(男性が女性に対して)性的な欲望を感じている」ということを「リビドー」という言葉を使って表現すると見出しのような文章となる。
「リビドー」の使い方・例文
「リビドー」を用いた例文は、以下のとおりである。・リビドーはイド(無意識)を源泉とする、心的エネルギーである。
・この薬の副作用として、リビドー減退の傾向があるという点が挙げられる。
・リビドーの赴くままに行動するような男と付き合いたいと思う女が果たしているのだろうか?
・リビドーという言葉を正しく理解し、用いることが出来る人は少ない。
・フロイトにより提唱された「リビドー」という概念は、のちの精神分析学において非常に重要な基礎となった。
・ユングによって解釈された「リビドー」は、フロイトが意味したところと異なる。
・リビドーという言葉が一般的に意味しているのは「性的な欲望」である。
・ある場面において女性から男性へ向けて「リビドー」という言葉が使われている時、そこには侮蔑の意味が含まれていることが多分にある。
・リビドーには発達段階があり、それは人間の発達形成に大きく関与していると考えられている。
・リビドーという名前の香水がある。
リビドー
英語:libido
リビドー(羅: libido)とは、精神分析の用語で、快感を満たすための原動力となる衝動を生む仮想的なエネルギーのことである。俗に、性欲の意でも用いられる。「リビド」とも発音、表記する。
用例:「リビドーの低下」「リビドーを満足させる」「リビドーに目覚める」
ラテン語のlibidoは欲望の意で、オーストリアの精神医学者ジークムント・フロイトが自分の理論を説明するために借入した語である。フロイトはこの語をウィルヘルム・フリースに宛てた1894年の手紙で初めて用いている。また、ドイツの性科学者アルベルト・モルは1898年の著書の中でlibidoを性衝動を生じさせる物質の意で用いており、フロイトも後の論文でモルの用法に言及している。
リビドーはフロイトの精神分析学を基礎づける概念である。フロイトの思想は年を追うごとに変化しているが、常にリビドーを二元論的に定義づけている。初期には、自己保存本能のエネルギーに対立する性的なエネルギーとしてリビドーを捉え、第一次世界大戦を経た後期には、死の本能のエネルギーに対し生の統一性を維持しようとするエネルギーをリビドーというと定義している。この死の本能のエネルギーはデストルドーあるいはモルティドーと呼ばれる。
フロイトの弟子であるカール・グスタフ・ユングは、フロイトの説に異を唱え、心的エネルギー全般がリビドーであると一元論的に捉えている。
「リビドー減退」は、薬の副作用などによって性欲が衰えること。
「リビドー発達段階」は、フロイトの説で、幼児の成長に伴うリビドーの発現の段階のこと。すなわち、おしゃぶりなど口で欲求を満たす口唇期、排泄で欲求を満たす肛門期、男児においては去勢不安、女児においてはペニス羨望が生じる男根期(エディプス期)の順に発達する段階。
(執筆:稲川智樹)
リビドー【(ラテン)libido】
LIBIDO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 16:47 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2021年1月) ( |
LIBIDO | |
---|---|
ジャンル | ゲーム |
企業名 | 有限会社キューティーリソース |
関連ブランド | LIBI |
審査 | ソフ倫 |
デビュー作 |
Shinc (1993年) |
最終作 |
花々の想ひ… (2005年6月24日) |
LIBIDO(リビドー)は、かつて存在した有限会社キューティーリソースによるアダルトゲームのブランド。本拠は宮城県仙台市にあった。
歴史
1993年、3DダンジョンRPG『Shinc』にてデビューを果たす[1]。 1994年に発売された『Libido7』では、自らオカズウェアと名乗るように、全編性的シーンという(当時としては)インパクトのある内容が注目された[1]。その後発売された『放課後恋愛クラブ -恋のエチュード-』『放課後マニア倶楽部 -濃いの欲しいの-』の頃には中堅メーカーの一角を占めていた[1]。 また、1997年には『Shinc』のリメイク版である『Rhythm 恋の律動 〜Shinc Renewal〜』を発売した[1]。
しかし、2000年代に入ってからは衰退の一途をたどり、2001年頃には内部告発から、労働基準監督署の監査を受けた。その後、2005年発売の『花々の想ひ…』をもってブランドとしては解散した。
2007年に、LIBIブランドで『Babydoll』をリリースするが、その後まもなく再び活動を停止した。現在キューティーリソースの活動は版権管理などにとどまる。
原画担当のJOY RIDEは仙台市内で、新ブランドのUNDEADを立ち上げたが後に休止し、以後は同人作家として活動している。
作風
ほとんどの作品で原画を担当したJOY RIDEによる「LIBIDO塗り」と言われる柔らかく肉感的な画風と、作品の多くにあるスカトロシーンが作風の特徴。また、スター・システムを採用し、『Libido7』に登場した人物がよく他の作品にも登場していた。
シリーズの続編なども多種制作されたため、キャラクターが完全に異なるオリジナル作品としては、全24作品中11作品(LIBIを含め)にとどまる。
なお公式サイトには、閲覧者が成人であることを確認する方法として、東大入試レベルの問題が載せられているが、この問題が解けなくても性的なことに興味がある人なら分かる問題で入ることができる。
主な作品
☆=LIBIDO7シリーズ、○=放課後シリーズ、●=TEENSシリーズ、★のソフトはスターシステムにより、Libido7のキャラクターが外見同一の別キャラクターとして登場しているもの(GirlFriendsはLIBIDOのサイトでLibido7のキャラクターと明記しているがLibido7シリーズに含めていない)。
LIBIDO ブランド
- 1993年 - Shinc[1]
- 1994年 - ☆Libido7
- 1995年 - ☆なる麻雀
- 1996年 - ☆Libido7 IMPACT
- 1996年 - 女の子の仕組み
- 1996年 - ○放課後恋愛クラブ -恋のエチュード-※
- 1997年 - ○恋のアンサンブル
- 1997年 - ○放課後マニア倶楽部 -濃いの欲しいの-※
- 1997年 - Rhythm 恋の律動 〜Shinc Renewal〜※
- 1998年 - ○ART WORKS 放課後ファンくらぶ
- 1998年 - ●Fifteen 〜すくうるがあるずデジタル読本〜
- 1998年 - ○放課後Xmasパック(放課後恋愛クラブ・恋のアンサンブル・放課後マニア倶楽部・ART WORKS 放課後ファンくらぶの4作を同梱した限定版)
- 1999年 - ★Girl Friends※
- 1999年 - ★恋愛組曲※
- 2000年 - ★Pinup Girls※
- 2000年 - Cherry boy Innocent girl※
- 2001年 - 速攻非核地雷サークル※
- 2001年 - ●Petit teens 〜純粋少女フェティシズム〜
- 2001年 - ●Mini teens-絶対ヒミツ!女の子カウンセリング-
- 2002年 - monologue※
- 2003年 - ☆Libido7 DVD※
- 2003年 - ○Casual Romance Club※(放課後恋愛クラブの英語版)
- 2005年 - 花々の想ひ…
キューティーソフト ブランド
- 2006年 - 上記※印11作品をキューティーソフトブランドとして廉価版を発売
LIBI ブランド
- 2007年 - Babydoll
脚注
出典
参考文献
- 「Rhythm 恋の律動」 『電脳美少女虎の巻 弐』(初版) 大洋図書、1998年11月12日、147-159頁。ISBN 4-8130-0015-0。
外部リンク
- LIBIDOホームページ
- LIBIDOファンクラブ - ウェイバックマシン(2010年1月1日アーカイブ分)(リンク切れ)
- UNDEAD WEB - JOY RIDEの立ち上げた新ブランド(リンク切れ)
- JOY RIDE - JOY RIDEのTwitter
- LIBIDOのページへのリンク