進政党
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 05:42 UTC 版)
与党。支持率が低迷しており、その回復を狙い第二次改造内閣を発足させる。 白井亜希子(しらい あきこ) 演 - 江口のりこ 国土交通大臣・衆議院議員(進政党所属) → 衆議院議員(無所属)(2020年版最終話) 元キー局のアナウンサー。支持率回復を目指す的場政権の内閣改造の目玉として当選2期ながら国土交通大臣に大抜擢された。国民からの人気は絶大で、党の重鎮・箕部を後ろ盾に持つ。帝国航空の経営危機を利用して改造内閣の有用性をアピールし、女性初の首相の座に近づくことを目的に、諮問機関の帝国航空再生タスクフォースを立ち上げる。 半沢が政府の意向に反発することから、半沢による東京中央銀行の帝国航空再建計画を潰すため、帝国航空の余剰人員の整備士たちの受け入れ先として調整していたスカイホープ航空の東京 - ホノルル間就航の認可を否決し、余剰人員を受け入れ出来ないようにしてタスクフォース主導の再建に誘導する。だが、一方で東京中央銀行以外の帝国航空への債権を保有する銀行は全て債権放棄に応じると油断しており、閣議で開発投資銀行の民営化法案に反対しなかったことから開投銀は民営化される見通しとなり、開投銀が政府系銀行の立場から解放されたことで一転して債権放棄を見送られてしまい、合同報告会で開投銀と東京中央銀行の方針に準じると表明していた全ての銀行から債権放棄を拒絶されてしまう。自身の詰めの甘さから帝国航空の債権放棄に失敗した責任を取るため国交大臣を辞任し、離党届を提出する旨を箕部に報告するが、選挙の際の集票の広告塔とみなしていた箕部により離党届を差し止められており、彼の意向に従わない勝手なことをしないようクギを刺される。 明らかに赤字路線で再建の目がないと思われる羽田 - 伊勢志摩路線がタスクフォースの再建案では撤退ではなく継続と判断されていたことに疑問を呈したところ、乃原は箕部からの今後収益が伸びる可能性があるとの助言に従い継続にしたと答え、箕部からは最近耳が遠くて何を言っているか聞こえないと凄まれたことから、それ以上その件について追及できなくなってしまう。 的場首相及び箕部からの指示で再度の債権放棄を迫るため東京中央銀行に赴いた際、自ら立ち上げた諮問機関であるタスクフォースを自身を差し置いて独断専行で取り仕切り、頭取の中野渡を単身呼び出し箕部を同席させた場で債権放棄の交渉を進めようとする乃原を嗜めるも、乃原から「タスクフォースは箕部先生のものだ」と言い放たれ、自身をぞんざいに扱う乃原、そして箕部に対する不信感を抱くようになる。 中野渡、大和田、半沢から10年前に箕部の策略にはめられ旧Tの不正融資の公表を防ぐため牧野副頭取が自死を遂げた話を打ち明けられ、アナウンサー時代に政治汚職を取り上げていたことから箕部への不信感が頂点に達し、箕部の悪事の証拠を掴むことに協力することを約束、笠松が暴いたUAE銀行の箕部の隠し口座の情報を黒崎に連絡しUAE銀行名古屋支店の捜索に繋げた。再度開かれたタスクフォースによる帝国航空の債権放棄の報告の場では、タスクフォースの再建案は半沢たちが作り上げた東京中央銀行の再建案のほぼ丸写しであることを認め、東京中央銀行の再建案に従えば債権放棄は不要とマスコミに発表する。また、旧Tからの不正融資で伊勢志摩空港の用地売買で利益を得ていた証拠を突きつけられた箕部が逃げ出そうとするのを制止し、半沢が要求したように箕部が国民に謝罪することに力を貸した。 箕部の不正が明るみに出た後は、紀本と共に乃原のこれまでの恐喝まがいの銀行への債権放棄の強要を告発した。また、大臣を辞任するとともに進政党を離党し、無所属議員として一から出直すことを決め議員事務所を開設した。 笠松茂樹(かさまつ しげき) 演 - 児嶋一哉 議員秘書・国土交通大臣秘書官 白井の秘書となる前は箕部を長年に渡り支えていた。 半沢の帝国航空再建案について白井から所感を確認された際、この案なら再建できるだろうと半沢のバンカーとしての力量を認めるが、白井に「債権放棄をやめろということか」と逆上されてしまい「それとこれとは別」として自分の意見を取り下げる。 帝国航空再建タスクフォースの合同報告会で全ての銀行が債権放棄を拒否して以降は、白井のもとを離れて再び箕部の議員秘書に復帰している。 伊勢志摩ステートを訪問した際、伊勢志摩ステートの財務資料を東京中央銀行が借り出したことを聞きつけると伊勢志摩支店を訪れ、財務資料を閲覧した。その際に自身のスマホで資料を撮影している。 白井を立派な政治理念を持つ人物として評価し、帝国航空を再建するには銀行が債権放棄することが最適な方法と判断したことを真剣に考えた末の結論であると肯定しており、白井の考えを全面的に支持している。 後に白井が中野渡たちからの要請で箕部の不正の証拠を掴むことを約束したことから、箕部と彼の第一秘書の武田が幹事長室を空けた隙をつき、スパイラルの瀬名から渡されたUSBメモリのファイル復元ツールを使って武田がパソコンのネットバンキングでUAE銀行の箕部の隠し口座を管理していることを暴く。 進政党を離れ、無所属議員として再出発する白井を秘書としてサポートすることを決め、自身も箕部の元を離れ彼女が開設した議員事務所を訪れる。 的場一郎(まとば いちろう) 演 - 大鷹明良 内閣総理大臣 低迷する支持率を回復させる為に、第二次改造内閣を発足させ、箕部からの推薦で白井議員を国交大臣に任命するサプライズ人事を決行する。 再建タスクフォースが合同報告会で銀行から債権放棄を拒否される失態を犯し党の面目が潰れたことから、選挙も近いこともあり、箕部と白井を呼び出し直ぐになんとか格好が付くようにしろと指示を出すが、箕部に土下座をされたために1週間の猶予を与える。 箕部啓治(みのべ けいじ) 演 - 柄本明 進政党幹事長・衆議院議員 → 逮捕(2020年版最終話) 三重県伊勢志摩市を地盤としており、空港誘致に大きく介入したことから伊勢志摩空港は地元住民から「箕部空港」とも呼ばれている。 新内閣の組閣内容に的場首相が意見を乞うなど、進政党の陰の実力者。的場首相に土下座をして白井議員を国交大臣に推薦するなど、目的を果たすためにはプライドを捨てる真似をもいとわない老練政治家でもある。盆栽が趣味で、幹事長室で暇を見つけてはお気に入りの松の鉢植えを手入れしている。 東京中央銀行による帝国航空再建案を潰すために白井の意向で金融庁が与信判断に問題が無かったかヒアリングに動くように裏から手を回す。 帝国航空に債権を持つ銀行がすべて債権放棄を見送った後も、再び債権放棄に傾けさせるため、債権放棄を見送るように中野渡が他行をけしかけた疑惑があるので国会に参考人招致するかもしれないと揺さぶりをかける。 自身の身辺調査をしていた半沢と大和田を直々に呼び出し、故・牧野副頭取が不正融資を行なっていた会社からリベートを受け取っていたという口座の入金記録を見せつけ、東京中央銀行に業務停止命令が下される可能性を示唆し金融庁長官に電話をかけ暗に脅しをかけ、半沢たちが自身の不正融資を嗅ぎまわることを阻止する。 15年前、マンション購入資金の名目で5年間無担保の条件のもと旧Tに融資させた20億円を、そのまま自身の親族が経営する伊勢志摩ステートに転貸。その20億円で当時地価が下がっていた伊勢志摩市の山林の土地を買い占めさせた後、自身が政治介入して伊勢志摩空港をその山林に誘致、空港用地として高騰した土地を売却することで伊勢志摩ステートが得た差益から一部をリベートして自身に還元するという「錬金術」を行っていた。 その錬金術によって旧Tから不正融資させた20億円を優に超える100億8000万円もの不正資金を2007年から2020年にかけて定期的に伊勢志摩ステートから受け取り、その金を選挙運動費用収支報告書や政治資金収支報告書に記載しないまま海外のUAE銀行に開設した個人口座にドル換金の上貯蓄していたが、最終的に半沢たちの活躍でその事実をマスコミを集めて再度開かれた債権放棄の報告会の場で暴露されてしまう。「記憶にない」と逃げ出そうとするも白井に制止され、半沢から国民に謝罪するよう迫られ、渋々土下座をした後すぐさまその場から小走りに逃げ出し、マスコミに追い回される羽目になる。 そして後日、政治資金規正法違反の他、脱税と収賄の容疑で逮捕され失脚した。 永田栄一(ながた えいいち) 演 - 八十田勇一 衆議院議員(進政党所属) 帝国航空の永田宏の兄。 半沢が帝国航空の再建草案をリークしたのは弟の宏であると指摘したことに対し、東京中央銀行に抗議の電話をかける。 武田(たけだ) 演 - 岸祐二 議員秘書 箕部の第一秘書。不正な金が入金されたUAE銀行の箕部の隠し口座の管理を行っていた。
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進政党
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 01:39 UTC 版)
衆院選での勝利により政権与党となった政党。「クリーンな政治」を掲げている。 的場一郎 内閣総理大臣。 白井亜希子 国土交通大臣。アナウンサーから政治家へと転身し、当選回数は少ないながらも、箕部の後ろ盾もあり大臣の座をつかみ取る。 新政権と自身の有用性をアピールすることを目的として、諮問機関の帝国航空再生タスクフォースを立ち上げる。 議員歴が浅く、的場が提案した開発投資銀行の民営化案に賛成してしまい債権放棄が失敗した原因の一端を作る。 箕部啓治 進政党の重鎮議員であり、進政党設立メンバー。東京第一銀行からは「利権のデパート」と評され、様々な取引を行っていた。 東京第一銀行からマンション建設の名目で融資を受けるも合意の上で舞橋ステートに転貸し、空港予定地を買わせて高く売ることで大儲けをさせる。
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