帝国航空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 05:42 UTC 版)
経営破綻寸前の日本の大手民間航空会社。コーポレートスローガンは「日本の安全は、世界の翼へ」。赤字を抱える路線が98路線あるが、労働組合やOBの力が強いため大胆な改革が中々出来ない。業績悪化により既に2度再建計画の下方修正を行っている。 神谷巌夫(かみや いわお) 演 - 木場勝己 代表取締役社長 公共交通機関として「赤字だからといって地方への定期便や貨物輸送を切り捨てると日本の運輸が成り立たない」という考えを持ち、現実を直視せず赤字路線にメスを入れることが出来ていなかったが、半沢が再建案の社員説明会で永田の背任行為を糾弾することで社員たちが経営危機に対して団結する雰囲気を作り出し、社員やOBたちが再建に関する意見交換の交流会を開く状況まで再建案に対する態度を軟化したことから、半沢たちが準備した再建案の実行に舵を切ることを決断する。 山久登(やまひさ のぼる) 演 - 石黒賢 財務部長 資金の調達から管理運用まで、帝国航空の財務全般を取り仕切る金庫番。対銀行交渉の窓口も務めている。今の経営を否定して、再建のための改革を進めようとする半沢と対立していたが、半沢の仕事ぶりに信頼を置き帝国航空の再建に希望をもつ。永田の失脚後は、再建案の実行責任者に任命される。 整備士の人員整理に頭を悩ませていたところ、曾根崎に再建タスクフォースに任せれば他社に受け入れさせなくても帝国航空に残留させることが出来ると丸め込まれ、金融庁に報告したデータが自分の事務的ミスであったとする証言を求められ、半沢を再建担当から外すことを強要されるが、余剰人員の受け入れ先としてスカイホープ航空を確約してきた半沢に問いただされたことで考えを改め、曾根崎が懐柔しようとする様子を録音した音声データを半沢に提出し、曾根崎が再建タスクフォースによる再建に誘導しようと暗躍していたことを証言する。 永田宏(ながた ひろし) 演 - 山西惇 東京中央銀行 伊勢志摩支店融資課 課長(2014年頃) → 帝国航空 取締役(財務管理担当)(2020年版第二部) 財務担当役員で、東京中央銀行からの出向者。 かつて、東京中央銀行伊勢志摩支店での勤務時代、担当する融資先の企業を通して融資した金の一部を進政党の代議士である兄、栄一へ献金しているのではないかという疑惑が浮上したため、話を収束させるため当時伊勢志摩支店の支店長であった紀本の根回しで6年前に帝国航空に出向させられた過去を持つ。 経営陣はそのままに帝国航空の社員だけがリストラされるという虚偽の再建案をリークしたメールの発信源を半沢が調査したことで、帝国航空の取引会社である丸岡商工と結託してポスターなどの印刷物を帝国航空に不正請求して経費を丸岡と着服するとともに、兄、栄一へ政治献金として横流ししていた事実が発覚。半沢から帝国航空の社員向けの再建草案説明会の場でその背任行為を暴露、非難され、社員たちから怒号を浴びてその場から逃げ出した。 木滝英雄(きたき ひでお) 演 - 鈴木壮麻 ベテラン機長。パイロット歴35年、通算フライト時間1万5000時間を数える、帝国航空の看板的存在。グレートキャプテンと呼ばれ、従業員の信頼も厚い。OBにも顔が利き、その発言には強い影響力があり神谷社長さえ口出しできない。 永田によって流布された経営陣が責任を取らず社員たちだけに痛みを伴わせる虚偽の再建案を信じ込んだことで一度は半沢に不信感を抱いたが、半沢が訴えた「伝統に縛られることなく部署の領域を超え、社員全員が問題を共有できれば帝国航空は息を吹き返すことが出来る」という考えに感銘を受け、半沢が手掛けようとする痛みを伴う帝国航空の再建案の実現に協力する。 仁藤圭子(にとう けいこ) 演 - 内田慈 元整備士。再建案では整備士など専門職の多くがリストラ対象となる中、既に整備部から総務部へ異動しているが、帝国航空を訪れた半沢にまた整備士に戻れると話をしたことで、曾根崎が暗躍して再建タスクフォース主導の再建に話を誘導していることを半沢に気付かせる切っ掛けを与えた。
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帝国航空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 01:39 UTC 版)
経営危機に陥った大手航空会社。業績悪化により既に2度再建計画の下方修正を行っている。 神谷巌夫 社長。再建が思うように進まない現状と、企業年金改革におけるOBとの板挟みにあっている。 山久登 財務部長。当初は半沢らの作製した厳しい再建案に難色を示すも、後に割り込んできたタスクフォースの横暴に耐え兼ね半沢らとの関係が良好となる。
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帝国航空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 04:28 UTC 版)
東京中央銀行東京本部の取引先。神谷巌夫が経営している。航空会社。だがここ数年経営状況は悪く、再建を図らなければ倒産は免れなかった。だが、社員たちは口が固く、OBの力もあってなかなか再建は捗らない。そんな中政府が帝国航空再生タスクフォースを立ち上げ、取引銀行に債権放棄を打診している。
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