設置武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 14:59 UTC 版)
「メタルギアシリーズの装備一覧」の記事における「設置武器」の解説
地雷(MG、MG2) 地面に設置し、敵が踏むことによって爆発する。『MG2』ではホフクによって回収可能になったが、プレイヤーが踏んでも爆発するようになった。 プラスティック爆弾(MG、MG2) 『MG』では時限式の、『MG2』では任意のタイミングで爆破可能な爆弾。高い攻撃力を持ち、一部の壁を破壊可能である。 マウス(MG2) 自走式のロボット。使用すると走り出し、敵の注意を引くことができる。見た目はパソコン用マウスに似ている。 C3(MGS3) C4の前身となったプラスチック爆薬。EVAがグロズニィグラードの武器庫から盗み出し、その半分がネイキッド・スネークによってシャゴホッド格納庫の破壊に使用された。もう半分は、EVAによって脱出路上にある鉄橋に設置され、こちらは銃撃で破壊することになる。起爆装置は敵による解体を防ぐ為のトラップとして、外部からの衝撃で爆破できるように改造されている。シャゴホッド格納庫破壊用のイベントアイテムなので、格納庫以外では使用できない。 TNTと同様、爆破する液体燃料タンクの近くで□ボタンを押すと設置できる(ただし、設置しているところを敵に見つかると、即刻ゲームオーバーになる)。携帯電話サイズの量でファミリーレストラン一件を吹き飛ばす威力をもつ。 TNT(MGS3)、C4(MGS、MGS2、MGSPW、MGSV: GZ、MGSV: TPP、MGS4) リモコン操作により任意のタイミングで遠隔から爆破可能なプラスチック爆薬。床や壁に設置するのが一般的な使用法だが、敵兵の体にくっつけることも可能。一部の壁を破壊したり、凍結した扉を解凍したりすることができる。武器としても強力だが、爆破のタイミングをとらなければ空振りに終わることもある。銃撃やグレネードなどで誘爆させることも可能である。『MGS』では銃撃や爆発によって誘爆することはない。『MGS3』では敵の食料庫や武器庫などを爆破し敵の戦力を減らすのに重宝する。何回爆発しても警戒フェイズになるだけで済む。 クレイモア(MGS、MGS2PL、MGS3、MGSPW、MGSV: GZ、MGSV: TPP、MGS4) 俗にいう「対人地雷」である。本作で登場するものは改良型であり、従来型の信管ではなくセンサー連動型の信管によって一定範囲内に侵入することで、グレネードと同等程度の爆発をする。ホフクすることで爆発を防ぎ、上を通過すると回収することができる。『MGS』『MGS2』では加害範囲は前方のみだが、『MGS3』以降は後方にも設定されている。また、『MGS』『MGS2』ではステルス迷彩が組み込まれていて肉眼では確認できないが、地雷探知機やサーマルゴーグルを使えば発見する事が出来る。 『MGS2』以前の作品ではグレネードと同様、爆発で危険フェイズになるが、『MGS3』では何回爆発しても警戒フェイズになるだけで済む。 『MGSPW』では肉眼で見え、ソリトンレーダーでは炸裂範囲を見ることができる。ホフク移動ができなくなったため、しゃがんだ状態で裏側に回らないと回収できず、クレイモアの向きをちゃんと見て行わないと爆発してしまう。クレイモアの撤去を行うミッションもある。 『MGSV: GZ』や『MGSV: TPP』では「M21 D-MINE(タイプ21 指向性地雷 スティレット)」の名称で登場。『MGSPW』と同様に肉眼で見え、地雷上部にある赤外線センサーに感知することで爆発するため、回収の際は赤外線センサーの範囲外から近づいて回収する必要がある。特別ミッション「デジャヴ・ミッション」及び「ジャメヴ・ミッション」では、クレイモアを全て回収するのに掛かった時間をトライアルレコードとして記録することができる。 なお、シリーズの時間軸上最古に当たる『MGS3』において登場するクレイモアはソ連製のコピーであるMON-50であり、現行型とは異なり炸薬にはC4ではなくTNTを使用。これにソ連製のセンサー連動型信管が施され、ヴォルギン配下のスペツナズが地雷原を構築するのに使用している。 雑誌(MGS2、MGS3、MGSPW、MGS4) ほとんどの作品では俗にいう「グラビア雑誌」であり、表紙には水着姿の女性などが見える。 使用すると、一部のキャラクターを除いて、雑誌に夢中になる。雑誌を発見した際の反応もキャラクターによって様々で、その間にその敵を倒したり、逃げたりできる。 『MGS4』では、これまで通り敵を油断させる以外に主観視点時に自分でページを開いて読むことができ気力も回復する。 『MGS3』では実在するSabraという雑誌だった。無印版と『サブシスタンス』では表紙が異なっている。『MGS3D』ではHOOTERS JAPAN、『MGS4』ではPLAYBOYが採用されている。 『MGSPW』では通常の雑誌に加え、野生動物も夢中になる匂いが染み付いた料理本、週刊ファミ通、電撃PlayStation、電撃ゲームス、週刊少年マガジンが、ダウンロードアイテムとしてS-Fマガジン、荒川アンダーザブリッジの単行本が登場する。従来の作品とは仕様が変更されていて、敵の視界が消滅せず、正面に立つと発見されてしまう。通常の雑誌は開発を進めると内容が面白くなり、より長い時間敵兵を足止めすることができる。 『MGSPW』では雑誌は「MAGAZINE」と表記され、同様のルビが存在する空弾倉は「EMPTY MAG」と表記されている。それ以外の作品での表記は「BOOK」である。 感情本(MGS4) BB部隊の写真が掲載された雑誌。設置時に開いていたページによって敵兵の感情を亢進させることができる。ヘイブン・トルーパーはこの雑誌の前で敬礼し続けるため、動きを封じることができる。 ネズミ捕り(MGS3、MGSV: TPP) 小動物を生け捕りにできる設置式トラップ。□ボタンを押すと地面に設置する。獲物のいそうな場所に設置しておくと、しばらくすれば引っかかる(設置した場所と同一のマップ内なら効果音でわかる)。捕獲した動物はその場で食料アイテムに変化する。獲物がかかったネズミ捕りは餌がなくなっているのでそれ以上使用できないが、ホフクで近づくと回収することができ、回収後に再設置すると餌が再配置され、再び使用できる。「ツチノコ」を捕まえるための必須アイテム。 『MGSV: TPP』では「動物捕獲ケージ」という名称で登場。設置後、空中司令室に帰還した際に設置した数だけ必ず捕獲できる。開発を進める毎に捕獲できる動物の種類が増加する。 睡眠ガス地雷(MGS4、MGSPW、MGSV: TPP) 『MGS4』で初登場した非殺傷の地雷。敵味方問わず接近するとホップアップして催眠ガスが噴出する。地雷を撃って手動で起爆させることも可能。運よくローリングで回避出来ない限りは引っかかると気力ゲージが一瞬で無くなる。 『MGSPW』では、眠らせた敵をフルトン回収する機能が追加されている。効果範囲は広く、高所の敵も回収することができる。デザインは『MGS4』の無線起爆型睡眠ガス装置に似ている。 無線起爆型睡眠ガス装置(MGS4) 睡眠ガス地雷同様、非殺傷の設置型爆弾であるが、こちらは○ボタンを押して起爆させるタイプのもの。複数ある場合は最初に設置したものから起爆する。壁にも設置可能。また、C4やTNT同様、敵兵の体(FFが有効の場合は味方にも)にくっつけることも可能。 対戦車地雷(MGSPW、MGSV: TPP) 地面に設置して使用する対戦車用地雷。設置後装甲車両が通ると爆発し、一時的に動けなくする。一定以上の重さがかからないと起爆しないため、浮遊型ビークル(ピューパ)や人間が踏んでも作動しないが、銃弾が当たると起爆するため設置する際は敵からの銃撃には警戒する必要がある。 装甲車両の傍に設置してもすぐに爆発するわけではないので、装甲車両の傍に設置したらすぐ離れて爆発したら再び傍に設置を繰り返すことで、簡単に足止めを行うことが出来る。 電磁ネット地雷(MGSV: TPP) 地面に設置し、その上を車両が通過すると発動する。車両を一時的に動けなくし、4輪駆動車やトラックの場合は乗員を気絶状態で車外に落とす事が可能。ゲーム内の説明によると強力な電磁石で吸着しているとの事。 空中機雷(MGSPW) ヘリコプター等の対空用機雷。設置すると空中に向かって上昇し、パラシュートを展開し停滞。その傍をヘリが通ると爆発し、一時的に動けなくする。 ダンボール爆弾(MGSPW) ダンボール型爆弾。設置後、壊れたり、中身を確認しようとすると爆発する。普通のダンボールと同じく中に入ることもできるが、爆発すればダメージを受ける。 ダンボールスタン爆弾(MGSPW) ダンボール型爆弾と同原理だが、スタングレネードと同じ閃光炸薬が使われている非殺傷装備。設置後に、壊れたり、誰かが中身を確認しようとすると強力な発光と耳をつんざく轟音を発して近くにいる者を気絶させる。ダンボール爆弾系のアイテムは武器ではなく装備扱いである。 支援補給マーカー設置型(MGSPW) クレイモアのように地面に設置して使用するダンボール支援マーカー。設置後に攻撃ボタンを押すとマーカー付近に装備が入ったダンボールが降下され、弾薬や回復アイテム等の装備を入手することができ、支援ランクを上げることでダンボールに入っている装備の数が増える。ただし他の支援マーカーと同様に連続して使用出来ない上に、使用し続けると英雄度が下がってしまう。また、降下したダンボールには当たり判定があり、降下付近でダンボールに当たった敵兵やプレイヤーは気絶してしまう。 支援攻撃マーカー設置型(MGSPW) クレイモアのように地面に設置して使用する支援攻撃マーカー。設置後に攻撃ボタンを押すとマーカー付近をミサイル攻撃する(支援ランクを上げれば1回に攻撃する回数が増える)。ただし他の支援マーカーと同様に連続して使用出来ない上に、使用し続けると英雄度が下がってしまう。 デコイ(MGSPW、MGSV: TPP) ダミーとして敵兵士を欺くことが出来たり、ミサイルの囮に利用できる。ただのハリボテなので最初はすぐ壊されるが、開発を進めるにつれて強度が増すため、遮蔽物としても利用できる。『MGSPW』では兵士の姿をした簡易設置型のハリボテ。『MGSV: TPP』では兵士の姿をした簡易設置型の風船。MGSPWとは違い、投げて設置するようになった。能動的に音声を発して敵兵士に見つけられやすくするものや、破壊されたときに自動的に電撃を起こしデコイをデコイと気づいて壊した敵兵士を気絶するものも登場する。 [先頭へ戻る]
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