船体・兵装・機関
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ベンハム級駆逐艦をベースに設計された。兵装について様々な案が出された後、ベンハム級より船体を若干大きくして建造される事となった。5インチ砲は従前どおり5基配備となり、魚雷発射管は1基減じて3基配備として、1基を首尾線上に、2基を両舷側に配備してマハン級駆逐艦と同じ配置となった。しかし、一番艦シムスが就役すると重大な問題が露呈した。重量過多とそれによるトップヘビー状態があまりにもひどく、早急な改修が行われた。すなわち、魚雷発射管を1基撤去して2基とも首尾線上に配置し直し、探照灯台の撤去やバラストの装着など、徹底した重量軽減策が実施された。二番艦ヒューズ以降は改善策を反映させてから竣工して就役した。機関はベンハム級と同一である。
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船体・兵装・機関
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「クレムソン級駆逐艦」の記事における「船体・兵装・機関」の解説
大量建造された「平甲板」型の最後に就役した本級は、対潜任務に使用する駆逐艦として建造が進められた。前級のウィックス級では、使用する機関方式が建造する造船所に選択を任せた結果統一されなかったため、航続距離の点でバラツキが生ずる事となった。そこで、本級では缶室の両側に燃料タンクを設置して燃料搭載量を増加させることとした。ウィックス級に続いて爆雷兵装に合うように艦尾を絞っていたが、転舵の際に波をかぶる事が分かったため修正が施された。平甲板型の船体は適度な強度を与えたが、やはり波をかぶる事を理由として、フレッチャー級駆逐艦が就役するまでの間は採用されなかった。その他の要目はウィックス級とほぼ同一である。ただしハットフィールド、ブルックス、ギルマー、フォックス、ケーンの5隻がMk 7 5インチ砲を装備し、ホーヴェイとロングは連装タイプの4インチ砲を装備した。
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船体・兵装・機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/11 23:24 UTC 版)
ポーター級駆逐艦に続いて建造されたが、系譜的にはファラガット級駆逐艦に連なる。ファラガット級における欠点を修正した上で1933年に計画され、1934年から建造が始まった。 38口径5インチ(127mm)単装砲5門と21インチ(533mm)4連装魚雷発射管2基など主要な武装や艦首楼型船体はファラガット級を概ね引き継いでいるが、幅をわずかに広げた事によって船体に多少の余裕を生じさせ、両用砲の採用が可能となった。ただし、ファラガット級と同様に船首楼の一番砲と二番砲にのみ砲塔が装備された。また、4連装魚雷発射管が1基増えて8門から12門になっているが、2基が三番砲の両舷側に配されたため一度に発射できる門数は変わっていない(射線12本・片舷8本)。また、両舷側の2基の装備位置は低く波をかぶりやすかったため、荒天時には使用できなかった。機関はバブコック&ウィルコックス社の新設計によるもので、総重量は30トン増したものの予熱器を装備。機構が煩雑という欠点があったものの、馬力が引き揚げられた上に燃費が多少改善され、ファラガット級より50トン少ない燃料量にもかかわらずファラガット級と同等の航続距離を得ることができた。 1936年から順次竣工して、1933年度計画艦16隻と1934年度計画艦2隻の計18隻建造された。「ダンラップ級駆逐艦」とも呼称される1934年度計画艦は前檣が三脚檣から棒檣に改められ、一番砲と二番砲の砲塔形状も密閉型に修正された点が1933年度計画艦と異なる。本級の性能は良好であったものの必ずしも成功作とは言い難く、ファラガット級から始まっていたトップヘビー傾向は、重厚な三脚檣の採用などにより相変わらず変わっていない。ただし、18隻という建造数は日本海軍やドイツ海軍と違って、広大な海域を守る必要があるアメリカ海軍にとって大いに意味があったと解釈することもできる。
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船体・兵装・機関
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「バッグレイ級駆逐艦」の記事における「船体・兵装・機関」の解説
本級の主だった概要は、基本的にはグリッドレイ級とほぼ同一である。外観上の違いも一見しただけでは分からない。唯一、主缶はグリッドレイ級で採用されたヤーロー社製に代わって、マハン級駆逐艦と同じバブコック&ウィルコックス社製の物に戻され、馬力はグリッドレイ級より若干劣る。民間設計と海軍設計の差異は定かではないが、全てにおいて民間で作成されたグリッドレイ級と比べると復原性が多少良好だった。
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船体・兵装・機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/14 03:23 UTC 版)
「サマーズ級駆逐艦」の記事における「船体・兵装・機関」の解説
元来はポーター級の同型艦として計画された。しかし、年毎の技術革新の動きに対応すべく、設計をバブコック&ウィルコックス社に依頼して、全くの新設計艦として建造される事となった。 前ポーター級から艦首楼型船体や38口径5インチ連装砲塔4基を踏襲しているが、ポーター級での前部三脚檣を棒檣に改めて後檣は省略し、艦橋の高さを抑えて後部方位盤を搭載しないなど前級でも問題になったトップヘビー傾向を軽減するため、装備が一部変更された。また、機関は高出力のボイラーに変更し、煙突は単煙突化することで甲板中央部に余裕を作り、4連装魚雷発射管を前級よりも1基多い3基(射線12、片舷12)を首尾線上に装備した。片舷12射線の雷装は、1943年に日本海軍の島風(5連装魚雷発射管3基、片舷15射線)が就役するまで、駆逐艦の雷装としては最も強力な攻撃力を有していた。 しかし、マハン級駆逐艦で問題となった魚雷発射管の荒天時運用を解決するために発射管の配置を一段上げ、対空もできて装甲化された5インチ両用砲に変更するなど、かえってトップヘビーを悪化させる結果になった。そのため、竣工後に第二魚雷発射管や後楼の構造物の撤去を行った。1934年計画で2隻、1935年に3隻の計5隻を計画、建造した。竣工後は上記の撤去工事後、訓練を行った。
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船体・兵装・機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 02:59 UTC 版)
「グリッドレイ級駆逐艦」の記事における「船体・兵装・機関」の解説
マハン級駆逐艦を元に建造された本級は同一の船体を有したが、機関部の改良が行われた結果、当時のアメリカ海軍駆逐艦中最も高速の艦として記録を樹立した(モーリーが1938年に42.8ノットを記録している)。これに伴い、煙突が大型の一本煙突にまとめられて外観上の大きな特徴となった。しかし、性能の上がった機関に対する燃料搭載量は十分とは言えず、燃費は悪化。マハン級と燃料搭載量に大きな違いはないものの、戦時における航続距離はマハン級よりも低下した。また、本級では16門(4連装片舷2基)の魚雷発射管を装備した。アメリカ海軍内では、日本海軍と同様に駆逐艦の雷装にこだわる人物が多数いたのか、マハン級における3基12門の魚雷発射管をもっと強化しようという声がマハン級の就役前から挙がっていた。この流れはジャイロ制御装置の発達などもあいまって、あわよくば全ての魚雷発射管から同一目標を雷撃できる戦術の構想に広がった。しかし、その代償として5インチ砲は1基減らされる事となった。前部にのみ砲塔が装着されるのもマハン級と同様である。次級であるバッグレイ級駆逐艦とほぼ同じ船体であるが、復原性に問題があった。
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船体・兵装・機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 15:04 UTC 版)
「ポーター級駆逐艦」の記事における「船体・兵装・機関」の解説
本級は当時、日本海軍が建造中の駆逐艦に対抗して建造され、嚮導艦としての機能を有する艦であった。発想自体はクレムソン級駆逐艦が大量建造されていた1917年にまでさかのぼる。1921年に入って、将官会議(英語版)から嚮導艦に関する5つの案が提出されたが、海軍歴史家のノーマン・フリードマンによれば、その建造費用は大半のウィックス級駆逐艦およびクレムソン級駆逐艦を購入するのに等しい額であると議会から指摘されたという。また、将官会議では新式の高圧力かつ高温度の蒸気タービンを搭載させることにも深い関心を持っていた。1930年に締結されたロンドン海軍軍縮会議や、フランス海軍が就役させていた大型駆逐艦も、ポーター級の建造に大いに影響を与えた。排水量に関しては、これより先の1927年に開かれたジュネーブ海軍軍縮会議の影響で1,850トンとされた。 搭載する兵器に関しても長期間にわたって議論された。主砲の候補の一つであったMk.10 25口径5インチ砲は発射速度が速く、訓練も容易だった。もう一つの候補のMk.7 51口径5インチ砲は強力ではあったが、対空用としては使えなかった。折りしも、これらの議論と平行して、その中間的な性格で、対空用にも対水上戦用にも使える両用砲として、Mk.12 38口径5インチ砲が開発されて実用の域に達していた。38口径5インチ砲は当初検討されていた二種の5インチ砲よりも明らかに優れていたので、上層部の推薦もあってこれを搭載する事とした。ただし、重量過多を避けるため、並行して整備されていたファラガット級で搭載されたMk.21砲架とくらべて、仰角を取れないかわりに軽量な平射砲タイプのMk.22が選択された。次に検討されたのは、その38口径5インチ砲の配置方法であった。最終的には首尾線上に連装砲を前後各2基の計4基装備する事となったが、決定までには単装砲を三段背負いに配備するプランなども出されていた。前後各2基の5インチ砲は、それぞれMk.35 両用方位盤が組み合わされ、2つの別々の目標に対する同時攻撃を可能とした。対空機銃は28ミリ4連装機銃2基が装備された。 船体はファラガット級駆逐艦よりも大型になったが、機関出力の馬力もアップしたためファラガット級と同等の37ノットを維持する事ができた。また、機関室には非常用のディーゼル発電機も装備された。
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船体・兵装・機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 02:37 UTC 版)
「ベンハム級駆逐艦」の記事における「船体・兵装・機関」の解説
本級の主だった概要は、基本的にはグリッドレイ級やバッグレイ級とほぼ同一である。重武装によるトップヘビーが問題視されるようになっていたものの、主砲の調達問題によりグリッドレイ級およびバッグレイ級と同じ外観や性能、兵装の艦として建造された。したがって、外観上の違いも一見しただけでは分からない。主缶はバッグレイ級と同じくバブコック&ウィルコックス社製であるが、蒸気圧を引き上げた高圧缶を採用し、1基減じて3缶となった。しかし、重量問題は依然として解決せず、全体の排水量は増大した。
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