船体・機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/08 01:45 UTC 版)
「アイヴァー・ヒュイトフェルト級フリゲート」の記事における「船体・機関」の解説
本級は、ニールス・ユール級コルベットの直接の後継艦として開発された。ただしマルチハザード化に伴う任務の多様化から、防空艦任務を想定したこともあり、艦型は大幅に増大しており、デンマーク海軍史上最大の戦闘艦となっている。 船体設計は、アブサロン級多目的支援艦と同様にスタンフレックス・シリーズSF-3500と呼ばれる設計を採用しており、その名の通り、原形艦および前任者と同様にスタンダード・フレックス・コンセプトを適用されている。これは各種の装備をモジュール化して搭載することによってその柔軟性を高めようというものであり、これを適用されたものとしてはフリーヴェフィスケン級哨戒艇が有名である。ただし同級においてはコンテナを積み替えることで容易に任務の切り替えを実現することを目的としていたのに対し、本級ではニールス・ユール級と同様、より保守的に、近代化改修を容易として技術進歩に柔軟に追随できるようにするための適用である。また、原型艦であるアブサロン級では、多用途性を重視し、車両・物資の搭載も可能な多目的甲板を装備していたが、戦闘艦である本級では省かれている。本級の船体は、7層の甲板と15個の水密区画によって構成されている。 本級のディーゼルエンジンはコモンレール式の噴射ポンプを採用するなどの排出ガス低減策を講じており、これにより、海洋汚染防止条約 附属書VIを満たすものとなっている。なお本級を含む軍艦は、本来、この規定を満たす必要はない。
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船体・機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 09:25 UTC 版)
「カンタベリー (揚陸艦)」の記事における「船体・機関」の解説
本艦の設計は、民間のRO-RO船をベースとしており、ロイド船級協会の規定に従ったものとなっている。氷結する冬のロス海に備えて、船体は耐氷構造とされており、ロイド船級協会の規定でIce Class 1Cに相当する。艦内の大部分は車両甲板となっており、艦橋および上部構造物は前方に位置している。 推進機関は、CODADE(Combined Diesel and Diesel Electric: ディーゼルおよびディーゼル・エレクトリック方式複合機関)方式を採用した。
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船体・機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/29 15:02 UTC 版)
本級は全長約218メートル、満載排水量約21,000トンの巨体を誇る、それまでに建造された最大の重巡洋艦であった。ここまで船体が大型化したのは、設計にあたり新型三連装砲の搭載と防御力の向上に伴う重量の増加を解決するため全長・全幅の拡大を図ったためである。機関出力は従来通り120,000軸馬力4軸推進のままであったが、船殻の大幅な延長は同時に造波抵抗を減少させ、前級のボルチモア/オレゴンシティ級重巡に比べて排水量が約4,000トン増大したにも拘わらず、速力にはほとんど影響が出なかった。
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船体・機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 02:05 UTC 版)
「ディーレイ級護衛駆逐艦」の記事における「船体・機関」の解説
本級は、大戦型の護衛駆逐艦と同様の平甲板船型を採用しており、船体内には、缶室・機械室を挟んで前方には3層の、後方には2層の甲板が設けられている。また、荒天時のピッチング減少を狙って重心を後方に下げ、艦首の乾舷を高めている。上部構造物は2層からなっているが、アルミニウム軽金属が多用され、重量を40%低減している。なお装載艇としては、26フィート内火艇1隻が01甲板後方右舷に搭載された。 また、本級は、主機関についても新しい設計を採用している。従来のアメリカ護衛駆逐艦は、蒸気タービン推進とする際には、通常の駆逐艦などと同様にタービン2基、2軸推進を採用していた。これに対し、本級は、戦時の急速建造を考慮して、フォスター・ホイーラー式水管缶2基とド・ラバル式ギヤード・タービン1基に1軸推進という方式を採用した。主機タービンは高圧・低圧の2胴構成で、機関に異常が生じた際にも極力推進力を維持できるよう、必要に応じて高圧タービンと低圧タービンのいずれか一方で運転可能とした。本級の機関出力は20,000馬力、主缶で発生される蒸気の性状は、圧力42.2kgf/cm2(600psi)、温度454℃であった。 同様にギヤード・タービンを採用したジョン・C・バトラー級護衛駆逐艦(ただし2基2軸式)においては、出力12,000馬力で機関重量403トンであったのに対し、本級では出力20,000馬力で412トンとなっており、技術進歩と1軸推進へのトレードオフの成果が如実に現れている。これは、のちのブロンシュタイン級フリゲートにはじまるSCB199シリーズにおいても採用され、アメリカ護衛駆逐艦で標準的な方式となった。
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船体・機関
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「アブサロン級多目的支援艦」の記事における「船体・機関」の解説
本級は、基本的に輸送艦・揚陸艦および機雷戦艦艇としての運用を前提としている(ペナント・ナンバーも揚陸艦を表すLが付与されている)が、マルチハザード化およびグローバル化に伴う任務の多様化から、戦闘艦としての能力も求められることとなった。 この要請に伴い、本級はスタンフレックス・シリーズSF-3500と呼ばれる設計を採用している。これはフリゲートに準じたものであり、後にはアイヴァー・ヒュイトフェルト級フリゲートでも同系列の設計が採用された。ただし、アイヴァー・ヒュイトフェルト級とは異なり、支援艦としての性格が強いことから、エンジン数が半減しているほか、後述の多目的甲板を備えるために、シルエットも甲板1層分高くなっている。 SF-3500においてはスタンダード・フレックス・コンセプトが適用されている。これは各種の装備をモジュール化して搭載することによってその柔軟性を高めようというものであり、これを適用されたものとしてはフリーヴェフィスケン級哨戒艇(SF-300型)が有名である。 従来のスタンフレックス・シリーズよりも高度な多用途性を獲得するため、本級では、艦内に915m2の多目的甲板を設けている。この多目的甲板に各種の設備を搭載することで、#支援艦機能に見られるように、様々な用途での運用が可能となっている。多目的甲板は、両舷と船尾の車両用ランプ、および艦尾の舟艇揚降用ハッチによって、外部と接続している。 戦争以外の軍事作戦などで、本国から離れた遠隔地に進出して活動することを考慮し、艦内にはトレーニングジムや大型テレビなどが設けられ、食堂には北欧製の木製テーブルやルイス・ポールセンのインテリア照明が設けられているなど、快適な艦内生活が送れるよう気が払われている。また軍艦は規制対象外であるにもかかわらず、海洋汚染防止のためバラスト水処理装置を追加するなど環境にも配慮している。 艦尾側。2機分のハンガーと艦尾の舟艇揚降用ハッチが見える。 開放された舟艇揚降用ハッチ。SRC90E舟艇がクレーンに吊下されている。 アブサロンの船室。右の人物がデンマーク海軍参謀長のトーベン・ミケルセン准将 エスベアン・スナーレの船鐘とネームプレート
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