車両用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/06 04:45 UTC 版)
F1では1966年のレギュレーション変更で最大排気量が3リッターに拡大されたのにあわせて、イギリスのBRMがH型16気筒エンジン「P75」を開発し、自チームのほかにロータスへもエンジン供給を行った。水平対向8気筒(厳密には180°V型8気筒)を2段重ねにした構造だったが、レプコやフォード・コスワースの軽量なV8エンジンに敗れて姿を消した。それでも、1966年のアメリカGPでロータスのジム・クラークのドライブで優勝した。これはF1史上、最も気筒数の多いエンジンが挙げた1勝となった。 このほか、1939年に少数生産されたブラフ・シューペリアのオートバイ「ゴールデンドリーム」が排気量1,000ccのH型4気筒エンジンを搭載した。
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車両用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 06:50 UTC 版)
鉄道車両や自動車に設備され、車内の汚濁した空気を換気するために用いられる。鉄道車両では旅客車、緩急車を含む車掌車、有蓋車の一部と通風車、自動車ではキャビンや貨物自動車の荷室などに備わる。また、軍用車両は射撃・砲撃の際の火薬燃焼ガスを排出したり、NBC兵器への防備の必要性から、何らかの換気装置が備えられていることが多い。 換気作用の相違から、吸い出し式と押し込み式の2種に大別される。両者を併設する場合や、ひとつのベンチレーターを切り替えて使用する場合もある。さらに自然通風によるものと、ファンなどの併設による強制通風によるものに区分される。設置場所は鉄道車両やバスは屋根上の他、車体妻面及び側面に設置される。ほかの自動車では、新気の取り入れ口(インレット)が、ボンネットのあるものは、エンジンフード上面、カウル(上面)、スカットル(側面)など、バスを含むキャブオーバー形などでは、フロントパネル、フロントウインドシールド上部などであり、前照灯背後からダクトで導くものや、フロントウインドシールド自体を開閉式にしたものは両車型に見られる。 車体外部に開口部や開閉機構を持つベンチレーターは腐食の原因になること、外気を取り込むことで空調管理に支障をきたすことなどから、車体に露出し、乗員に外気を直接送るタイプのベンチレーターは、冷房やエアコンディショナーの発達と共に徐々に姿を消しつつある。さらに、空気清浄機やクリーンエアフィルターを併設し、全体の換気量を抑えつつも浄化する工夫が見られるようになっている。しかし、重量増を嫌う競技車両や、経営戦略上、見かけの販売価格を抑える必要のある(同時に、ユーザーの使用目的から、エアコンに対する優先順位が低い場合を含む)軽トラックや軽キャブバン、開発途上国向け仕様などでは、今日でも製造コストを抑える事を前提とした理由で最廉価グレードに限りエアコンを省略し、ベンチレーターを設置する例が散見される。
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