押し込み式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 06:50 UTC 版)
車両の進行方向それぞれに向いて開口した通風器を設置し、その風圧によって室内に新鮮な空気を導入するものである。その性質上、雨水が浸入しやすいため、風の室内への進入口を持ち上げて弁を取り付けることで溜まった水が車内に滴下するのを防ぎ、また風の進入経路そのものを整風板の組み合わせにより簡単なラビリンスあるいはトラップ構造とするなど、雪・雨水侵入対策には特に注意を払って設計されている。 押し込み形 上から見たときの形は長方形。空気取り入れ口の形状は、メッシュ(金網)になっているものや、5枚の誘導版があるものなど様々で、大きさもいろいろなものが存在している。ガーランド形やグローブ形とは異なり、車両の走行によって車外の空気を室内に導入する。鉄道では特急形車両や国鉄末期の比較的新しい通勤形車両など各形式で散見されるほか、バスでも先頭部に好んで設置される。形状によって「箱形」や「かまぼこ型」と呼ばれることもある。
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