統合戦闘飛行隊「アフリカ」
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「ストライクウィッチーズの登場人物」の記事における「統合戦闘飛行隊「アフリカ」」の解説
のちの第31統合戦闘飛行隊(31JFS)「ストームウィッチーズ」。 ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ(Hanna-Justina Marseille) 声 - 伊藤静 誕生日:12月13日 / 年齢:17歳(『ストライクウィッチーズ2』) / 身長:172cm / 原隊:カールスラント空軍第27戦闘航空団第3中隊 / 階級:少尉(1939年)→中尉(1942年)→大尉(『ストライクウィッチーズ2』) / 固有魔法:偏差射撃 / 使用機材:Bf109E-4→Bf109F-4Trop→Bf109G-2/Trop(『ストライクウィッチーズ2』) / 使用武器:MG34 / 使い魔:鷲 フルネームはハンナ・ユスティーナ・ヴァーリア・ロザリンド・ジークリンデ・マルセイユ。通称「アフリカの星」、「砂漠の鷲」、「黄の14(ゲルベフィアツェーン)」。 「アフリカ」戦闘隊長。持ち前の明るさと美貌、そして輝かしい戦果でアフリカ戦線を支えるウルトラエースであり、エーリカ・ハイデマリー・ルーデルと並ぶ「カールスラント四強」の一角。 ウィッチになって間もなくの頃は、気ままで型破りな言動や、編隊による共同戦法を無視した単機突撃など、素行不良な一面が目立っていた(この頃の上官がバルクホルンであり、彼女との不仲はこれらが原因)。しかしアフリカに移ってからは驚異的な能力を発揮し、超然とした落ち着きを身につけるようになった。 エーリカ、バルクホルンとはカールスラント時代の元同僚で、特にエーリカに対してはどちらがより優れたウィッチかライバル視している(エーリカからは頓着されていない)。エディタ・ノイマン大佐は昔所属していた部隊の直属の上官だった為、唯一頭が上がらない人物。 まるで「敵が勝手に射線に飛び込んでいく」かのように見えるという超人的な偏差射撃技術を駆使して最小限の弾薬消費で敵機を撃墜、その実力は人類最高とまで評される。好きなものは牛乳と酒。『ケイズ・リポート』によれば、圭子が自分より階級が上ということを知り、以前からあった統合戦闘航空団創設の構想にかこつけ、圭子を隊長に祭り上げているのは、圭子から言わせれば面倒な書類仕事から逃れるためと書かれている。 1942年10月の戦闘で、受領したばかりの新型ユニットを駆っての戦闘の途中、機体が重大なトラブルに見舞われたが、仲間のウィッチと使い魔に助けられて彼女は命拾いした。その後も新たな使い魔を得て戦いを続け、1944年現在もアフリカ防衛の要となる存在である。現在使用しているG型よりも過去のF型を、今でも気に入っている模様。 『ストライクウィッチーズ2』ではネウロイに制圧されたマルタ島の奪回作戦に参加するため501JFWを訪れる。エーリカとの勝負の決着をつけようとしたが、結局決着はつかず引き分けという形で終わった。 『ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow』Vol.2ではライーサと共に登場。シャーリー、ルッキーニ、ライーサと4人でネウロイと戦い、ルッキーニの思い出のデロス島を守った。 ライーサ・ペットゲン(Raisa PÖttgen) 声 - 楠見藍子 生年月日:9月16日 / 年齢:16歳→17歳(1945年末) / 身長:158cm / 原隊:カールスラント空軍第27戦闘航空団第3中隊 / 階級:少尉 / 使用機材:Bf109G-2/trop / 使用武器:MG34 / 使い魔:モズ マルセイユの列機を務めるウィッチで、常にその背後と上空を守り続ける。子供っぽい見かけながら、家庭的で面倒見のいい性格。マルセイユの変則的機動についていきながら彼女の戦果を確認していくという至難の業をこなす技量を持ちながらも、決して前面に出ることはなく列機のポジションに徹している。マルセイユに対して崇拝に近いほどの思いを抱いており、彼女のサポート役を自認しつつも、プライベートでは一定の距離を置いている。なお、統合戦闘飛行隊「アフリカ」の部隊章はライーサのデザインによるもの。 『ストライクウィッチーズ2』では最終話エンディングでマルセイユと共に1カットのみ登場。 『ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow』Vol.2ではマルセイユと共に登場、デロス島のネウロイ攻略に参加した。 マティルダ(MATILDA) 身長:176cm / 使用機材:III号地上突撃装甲歩兵 / 使用武器:3.7cm KwK36、槍、スリング トランスヴァール出身のマルセイユの個人的な従卒で年齢・本名は不詳(マティルダという名前も通称)。マルセイユ個人所有のバーと住居を兼ねたテントの管理と身辺警護を務める。 鷲の化身を探せ、という自らの信仰する神の神託に従い、マルセイユに仕えている。シールドや肉体強化といったウィッチの能力を持ち、陸戦ユニットを駆って戦闘に参加することもあるが、正式の軍人ではない。また、もともとの身体能力も非常に優れており、視力・聴力のそれは魔法によるものと誤解されるほどである。 一応、普通の火器も使えるが、槍やスリングを投擲しての攻撃の方が得意。実際に、小型ネウロイを難なく破壊するほどの威力を持ち、周囲の人間たちを驚かせている。 落ち着いた性格だが意外にジョーク好きの陽気な性質で、本人曰く高所恐怖症のため絶対に空は飛びたがらない。 加東圭子(かとう けいこ) 誕生日:10月31日 / 年齢:24歳(1945年) / 身長:164cm / 原隊:扶桑皇国陸軍飛行第1戦隊(1937年)→扶桑皇国陸軍飛行第11戦隊(1938年)→扶桑皇国陸軍アフリカ派遣独立飛行中隊隊長(1942年) / 階級:少尉(1937年)→大尉(1942年)→少佐(1944年) / 固有魔法:超視力 / 使用機材:ki27(1927年)→ ki61/ 使用武器:九七式自動砲、九八式機関銃甲型、一式連装機関銃、他多数 / 使い魔:キタキツネ 通称「扶桑海の電光」。統合戦闘飛行隊「アフリカ」の指揮官。アフリカ着任当時すでに一度ウィッチを引退していたが、成り行きから復帰しこの隊の指揮を任されることになってしまった。魔法力の減衰でシールドはほとんど機能せず、かろうじて飛べる程度の魔法力しかないため、直接戦闘には参加しないが、上空での戦闘指揮、および愛用のカメラ、ライカIIを用いて戦闘記録の撮影および偵察撮影などを行う。記者時代に養った洞察力と的確な判断力で隊をまとめあげている。 扶桑海事変ではトップエースとして活躍し、武子・智子と共に「扶桑海の三羽烏」と呼ばれていたが、「扶桑海の閃光」主演には智子が選ばれた。これは、近接格闘が得意な智子に対し、圭子が中距離からの見越し射撃を得意としたため映像化に不向きとされた事、事変の戦勝記念式典における曲技飛行で墜落するという失態を犯してしまった事などによる。この事故の負傷で長期の療養を余儀なくされ、その間に20歳を迎えてしまった。一旦退役した際の最終階級は中尉。 その後は従軍カメラマンに転身したが、アフリカでのマルセイユとの出会いに刺激をうけ再び空を飛ぶことを決意。本土での教官任務に付くべく現役復帰願いを出したところ、体よくアフリカ派遣独立飛行中隊(通称:砂隊)指揮官の任を押し付けられる(大尉に昇進)。さらに中隊長としての書類仕事を嫌ったマルセイユが圭子の指揮下に収まり、統合戦闘飛行隊「アフリカ」が成立することとなる。 稲垣真美(いながき まみ) 誕生日:2月14日 / 年齢:16歳(1945年) / 身長:137.5cm / 原隊:扶桑皇国陸軍アフリカ派遣独立飛行中隊 / 階級:軍曹(1942年)→曹長(1945年) / 固有魔法:怪力 / 使用機材:キ61戦闘脚 / 使用武器:ボヨールド40mm砲 / 使い魔:扶桑猫 子爵家の出身で、母方が森蘭丸と縁のある一族。宣伝映画「扶桑海の閃光」を観てウィッチに憧れて陸軍に入隊、アフリカ派遣独立飛行中隊に志願配属された。 固有魔法の怪力により、クレーンが必要なコンテナや姿が見えなくなるほど大きな木箱を一人で軽々と運んだり、非常に重い40ミリ砲を軽々と扱っている。部隊の炊事も担当して好評を得ており、ロンメル将軍も真美のつくる食事が目当てでときどき基地にやってくるほどである。
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