本覚思想とは? わかりやすく解説

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本覚思想

読み方:ホンガクシソウ(hongakushisou)

中世仏教思想


本覚

(本覚思想 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 15:42 UTC 版)

本覚(ほんがく)とは、本来の覚性(かくしょう)ということで、一切の衆生に本来的に具有されている悟り(=覚)の智慧を意味する。如来蔵仏性をさとりの面から言ったものと考えられる。平たく言えば、衆生は誰でも仏になれるということ、あるいは元から具わっている(悟っている)ことをいう。


注釈

  1. ^ 俗に立川流の名称で知られているが、これは立川流とこの集団を同一視しようとさせた権力闘争が関係しているといわれる(「彼の法」集団を参照)。

出典

  1. ^ 末木文美士『日本仏教史』新潮文庫、1996年、179頁。 
  2. ^ 尾藤(2000)pp.98-99
  3. ^ 浄土真宗の誕生前後 – 佑浩寺


「本覚」の続きの解説一覧

本覚思想

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:20 UTC 版)

仏教に対する批判」の記事における「本覚思想」の解説

12世紀、宝地房証真は、衆生が「すでに」悟り開いていると解釈してならないとし、因果関係否定する自然主義」の異端であると本覚思想に批判的であった松本史朗日本の仏教仏性釈迦批判対象であり、仏教正し因果教え縁起)は仏性否定するのである批判した伊藤隆寿は、中国における初期仏教同化について、いくつかの著作発表している。その中で僧肇英語版)の業績と、三論宗体系化行った吉蔵への影響焦点をあて、この二人人物中国仏教根付かせるために大きな影響与えた理解されていることを指摘する。しかし伊藤は、この二人中国固有の土着思想である「道」や「理」に基づいて仏教教え同化させたというのが実情だと主張する

※この「本覚思想」の解説は、「仏教に対する批判」の解説の一部です。
「本覚思想」を含む「仏教に対する批判」の記事については、「仏教に対する批判」の概要を参照ください。

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