千年王国の具体的内容とは? わかりやすく解説

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千年王国の具体的内容

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 21:03 UTC 版)

千年王国」の記事における「千年王国の具体的内容」の解説

上記ヨハネの黙示録20章1節から7節にかけて示される千年王国具体的な内容は、同17章18章12章13章14章19章20章21章示されている。以下、時系列順に並べる。 「(略)「ここへ来なさい。多く水の上座っている大淫婦対す裁き見せよう地上の王たちは、この女みだらなことをし、地上に住む人々は、この女みだらな行いのぶどう酒に酔ってしまった。」そして、この天使は“霊”に満たされたわたしを荒れ野に連れて行った。わたしは、赤いまたがっている一人の女を見た。このは、全身至るところ神を冒瀆する数々の名で覆われており、七つの頭と十本の角があった。女は紫と赤の衣を着て、金と宝石真珠で身を飾り忌まわしいものや、自分みだらな行い汚れ満ちた金の杯を手に持っていた。その額には、秘められた意味の名が記されていたが、それは、「大バビロンみだらな女たちや、地上忌まわしい者たちの母」という名である。わたしは、この女聖なる者たちの血と、イエス証人たちの血に酔いしれているのを見たこの女見て、わたしは大い驚いた。すると、天使がわたしにこう言った。「なぜ驚くのか。わたしは、この女秘められた意味と、女を乗せた七つの頭と十本の角がある秘められた意味とを知らせよう。あなたが見た以前はいたが、今はいない。やがて底なしの淵から上って来るが、ついには滅びてしまう。地上に住む者で、天地創造の時から命の書にその名が記されていない者たちは、以前いて今はいないこのが、やがて来るのを見て驚くであろう。ここに、知恵のある考えが必要である。七つの頭とは、この女座っている七つの丘のことである。そして、ここに七人の王がいる。五人は既に倒れたが、一人は今王の位についている。他の一人は、まだ現れていないが、この王が現れても、位にとどまるのはごく短い期間だけである。以前いて、今はいないは、第八の者で、またそれは先の七人の中の一人なのだが、やがて滅びる。また、あなたが見た本の角は、十人の王である。彼らはまだ国を治めていないが、ひとときの間、と共に王の権威を受けるであろう。この者どもは、心を一つにしており、自分たちの力と権威ゆだねる。この者ども小羊と戦うが、小羊は主の主、王の王だから、彼らに打ち勝つ小羊と共にいる者、召された者、選ばれた者、忠実な者たちもまた、勝利を収める。」天使また、わたしに言った。「あなたが見た、あの淫婦座っている所は、さまざまの民族群衆国民言葉の違う民である。また、あなたが見た本の角とあのは、この淫婦憎み、身に着けた物をはぎ取って裸にし、その肉を食い、火で焼き尽くすであろう神の言葉成就するときまで、神は彼らの心を動かして御心を行わせ、彼らが心を一つにして、自分たちの支配権与えるようにされたからである。あなたが見た女とは、地上の王たちを支配しているあの大きな都のことである。」」 — ヨハネの黙示録17:1-18新共同訳聖書その後、わたしは、大きな権威持っている別の天使が、天から降って来るのを見た地上はその栄光によって輝いた天使は力強い声で叫んだ。「倒れた大バビロン倒れた。そして、そこは悪霊どもの住みかあらゆる汚れた霊の巣窟あらゆる汚れた鳥の巣窟、あらゆる汚れた忌まわしい巣窟となったすべての国の民は、怒りを招く彼女のみだらな行いのぶどう酒を飲み地上の王たちは、彼女とみだらなことをし、地上商人たちは、彼女の豪勢なぜいたくによって富を築いたからである。」わたしはまた、天から別の声がこう言うのを聞いた。「わたしの民よ、彼女か離れ去れ。その罪に加わったり、その災い巻き込まれりしないようにせよ。彼女の罪は積み重なって天にまで届き、神はその不義覚えておられるからである。彼女がしたとおりに、彼女に仕返しせよ、彼女の仕業応じ、倍にして返せ。彼女が注いだ杯に、その倍も注いでやれ。彼女がおごり高ぶって、ぜいたくに暮らしていたのと、同じだけの苦しみ悲しみを、彼女に与えよ。彼女は心の中でこう言っているからである。『わたしは、女王の座に着いており、やもめなどではない。決して悲しい目に遭いはしない。』それゆえ一日のうちに、さまざまの災いが、死と悲しみ飢えとが彼女を襲う。また、彼女は火で焼かれる。彼女を裁く神は、力ある主だからである。」彼女とみだらなことをし、ぜいたくに暮らした地上の王たちは、彼女が焼かれる煙を見て、そのために泣き悲しみ、彼女の苦しみ見て恐れ遠く立ってこう言う。「不幸だ不幸だ大いなる都、強大なバビロン、お前は、ひとときの間に裁かれた。」地上商人たちは、彼女のために泣き悲しむ。もはやだれも彼らの商品を買う者がないからである。その商品とは、金、銀、宝石真珠、麻の布、紫の布、絹地、赤い布、あらゆる香ばしい木と象牙細工、そして、高価な木材や、青銅大理石などでできたあらゆる器、肉桂香料、香、香油乳香ぶどう酒オリーブ油麦粉小麦家畜、羊、馬、馬車奴隷人間である。お前の望んでやまない果物は、お前から遠のいて行き華美な物、きらびやかな物はみな、お前のところから消えうせて、もはや決し見られないこのような商品扱って、彼女から富を得ていた商人たちは、彼女の苦しみ見て恐れ遠く立って泣き悲しんでこう言う。「不幸だ不幸だ大いなる都、/麻の布、また、紫の布や赤い布をまとい、金と宝石真珠飾り着けた都。あれほどの富が、ひとときの間に、みな荒れ果ててしまうとは。」また、すべての船長沿岸航海するすべての者、船乗りたち、海で働いているすべての者たちは、遠くに立ち、彼女が焼かれる煙を見て、「これほど大きい都がほかにあっただろうか」と叫んだ。彼らは頭に塵をかぶり、泣き悲しんで、こう叫んだ。「不幸だ不幸だ大いなる都、海に船を持つ者が皆、この都で、高価な物を取り引きし、豊かになったのに、ひとときの間に荒れ果ててしまうとは。」天よ、この都のゆえに喜べ聖なる者たち、使徒たち預言者たちよ、喜べ。神は、あなたがたのためにこの都を裁かれたからである。」 — ヨハネの黙示録18:1-20新共同訳聖書また、天に大きなしるしが現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。女は身ごもっていたが、子を産む痛み苦しみのため叫んでいた。また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、火のように赤い大きな竜である。これには七つの頭と十本の角があって、その頭に七つの冠をかぶっていた。竜の尾は、天の星の三分の一掃き寄せて、地上投げつけた。そして、竜は子を産もうとしている女の前に立ちはだかり、産んだら、その子食べてしまおうとしていた。女は男の子産んだこの子は、すべての国民治めることになっていた。子は神のもとへ、その玉座引き上げられた。女は荒れ野逃げ込んだ。そこには、この女が千二百六十日の間養われるように、神の用意された場所があった。さて、天で戦い起こったミカエルとその使いたちが、竜に戦い挑んだのである。竜とその使いたちも応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼らの居場所なくなった。この巨大な竜、年を経た悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ落とされた。地上投げ落とされのである。その使いたちも、もろとも投げ落とされた。わたしは、天で大きな声が次のように言うのを、聞いた。「今や、我々の神の救いと力と支配現れた。神のメシア権威現れた。我々の兄弟たち告発する者、昼も夜も我々の神の御前で彼らを告発する者が、投げ落とされたからである。兄弟たちは、小羊の血と自分たちの証し言葉とで、彼に打ち勝った。彼らは、死に至るまで命を惜しまなかった。このゆえにもろもろの天と、その中に住む者たちよ、喜べ。地と海とは不幸である。悪魔怒り燃えてお前たちところへ降って行った残された時が少ないのを知ったからである。」竜は、自分地上へ投げ落とされたと分かると、男の子産んだ女の後を追った。しかし、女に大きな鷲の翼二つ与えられた。荒れ野にある自分の場所へ飛んで行くためである。女はここで、から逃れて一年その後二年、またその後半年の間、養われることになっていた。は、口から川のようにを女の後ろ吐き出して、女を押し流そうとした。しかし、大地は女を助け口を開けて、竜が口から吐き出した川を飲み干した。竜は女に対して激しく怒りその子孫残りの者たち、すなわち、神の掟守りイエス証し守りとおしている者たちと戦おうとして出て行った。そして、竜は海辺の砂の上立った。」 — ヨハネの黙示録12:1-18新共同訳聖書 「わたしはまた、一人天使が、底なしの淵の鍵と大きな鎖とを手にして、天から降って来るのを見た。この天使は、悪魔でもサタンでもある、年を経たあの、つまり竜を取り押さえ千年の間縛っておき、底なしの淵に投げ入れ、鍵をかけ、その上に封印施して千年が終わるまで、もうそれ以上諸国の民を惑わさないようにした。その後で、竜はしばらくの間解放されるはずである。(略)わたしはまた、イエス証し神の言葉のために、首をはねられた者たちの魂を見た。この者たちは、あのもその像も拝まず、額や手に刻印を受けなかった。(略)彼らは神とキリスト祭司となって千年の間キリストと共に統治する。」 — ヨハネの黙示録20:1-6新共同訳聖書その後、わたしは、大群衆の大声のようなものが、天でこう言うのを聞いた。「ハレルヤ救い栄光と力とは、わたしたちの神のもの。その裁き真実正しいからである。みだらな行い地上堕落させたあの大淫婦裁き御自分の僕たちの流した血の復讐を、彼女になさったからである。」(略)「ハレルヤ。大淫婦焼かれる煙は、世々限りなく立ち上る。」(略)「ハレルヤ全能者であり、わたしたちの神である主が王となられたわたしたち喜び大い喜び、神の栄光たたえよう。小羊婚礼の日が来て花嫁用意整えた花嫁は、輝く清い麻の衣を着せられた。この麻の衣とは、聖なる者たちの正し行いである。」(略)そして、わたしは天が開かれているのを見た。すると、見よ白い馬現れた。それに乗っている方は、「誠実」および「真実」呼ばれて正義をもって裁き、また戦われる。その目は燃え盛る炎のようで、頭には多く王冠があった。この方には、自分のほかはだれも知らない名が記されていた。また、血に染まった衣を身にまとっており、その名は「神の言葉」と呼ばれた。そして、天の軍勢白い馬乗り白く清い麻の布をまとってこの方に従っていた。この方の口からは、鋭い剣が出ている。諸国の民をそれで打ち倒すのであるまた、自らで彼らを治める。この方ぶどう酒搾りを踏むが、これには全能者である神の激し怒り込められている。この方の衣と腿のあたりには、「王の王、主の主」という名が記されていた。 — ヨハネの黙示録19:1-16新共同訳聖書 「わたしはまた、一匹が海の中から上って来るのを見た。これには十本の角と七つの頭があった。それらの角には十の王冠があり、頭には神を冒瀆するさまざまの名が記されていた。わたしが見たこのは、豹に似ており、足は熊の足のようで、口は獅子口のようであった。竜はこのに、自分の力と王座大きな権威とを与えた。このの頭の一つが傷つけられて、死んだ思われたが、この致命的な傷も治ってしまった。そこで、全地は驚いてこの服従した。竜が自分権威をこの与えたので、人々は竜を拝んだ人々また、このをも拝んでこう言った。「だれが、この肩を並べることができようか。だれが、このと戦うことができようか。」このにはまた、大言冒瀆言葉を吐く口が与えられ四十か月の間、活動する権威与えられた。そこで、口を開いて神を冒瀆し、神の名と神の幕屋、天に住む者たちを冒瀆した。聖なる者たちと戦い、これに勝つことが許されまた、あらゆる種族民族言葉の違う民、国民支配する権威与えられた。地上に住む者で、天地創造の時から、屠られた小羊の命の書にその名が記されていない者たちは皆、このを拝むであろう。耳ある者は、聞け捕らわれるべき者は、捕らわれて行く。剣で殺されるべき者は、剣で殺される。ここに、聖なる者たちの忍耐信仰が必要である。わたしはまた、もう一匹地中から上って来るのを見た。このは、小羊角に似た二本の角があって、竜のようにものを言っていた。このは、先の持っていたすべての権力をそのの前で振るい、地とそこに住む人々に、致命的な傷が治ったあの先のを拝ませた。そして、大きなしるしを行って人々の前で天から地上へ火を降らせた。更に、先のの前で行うことを許されたしるしによって、地上に住む人々惑わせまた、剣で傷を負ったがなお生きている先のの像を造るように、地上に住む人に命じた第二は、の像に息を吹き込むことを許されて、の像がものを言うことさえできるようにし、の像を拝もうとしない者があれば、皆殺しにさせた。また、小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させた。そこで、この刻印のある者でなければ物を買うことも、売ることもできないよになった。この刻印とはあのの名、あるいはその名の数字である。(略)そして、数字六百六十六である。」 — ヨハネの黙示録13:1-18新共同訳聖書 「この千年が終わると、サタンはその牢から解放され地上四方にいる諸国の民、ゴグとマゴグを惑わそうとして出て行き、彼らを集めて戦わせようとする。その数は海の砂のように多い。彼らは地上の広い場所に攻め上って行って聖なる者たちの陣営と、愛された都とを囲んだ。」 — ヨハネの黙示録20:7-9新共同訳聖書 また、わたしが見ていると、見よ白い雲現れて、人の子のような方がその雲の上座っており、頭には金の冠をかぶり、手には鋭い鎌を持っておられた。すると、別の天使神殿から出て来て、雲の上座っておられる方に向かって大声叫んだ。「鎌を入れて刈り取ってください刈り入れの時が来ました。地上穀物実ってます。」そこで、雲の上座っておられる方が、地に鎌を投げると、地上では刈り入れが行われた。 — ヨハネの黙示録14:14-16新共同訳聖書 また、別の天使が天にある神殿から出て来たが、この天使も手に鋭い鎌を持っていた。すると、祭壇のところから、火をつかさどる権威を持つ別の天使出て来て、鋭い鎌を持つ天使大声でこう言った。「その鋭い鎌を入れて地上のぶどうの房を取り入れよ。ぶどうの実は既に熟している。」そこで、その天使は、地に鎌を投げ入れて地上のぶどう取り入れ、これを神の怒り大きな搾り投げ入れた搾りは、都の外で踏まれた。すると、血が搾りから流れ出て、馬のくつわに届くほどになり、千六百スタディオンわたって広がった。 — ヨハネの黙示録14:17-20新共同訳聖書 わたしはまた、一人天使太陽中に立っているのを見た。この天使は、大声叫び、空高く飛んでいるすべてのにこう言った。「さあ、神の大宴会集まれ。王の肉、千人隊長の肉、権力者の肉を食べよまた、馬とそれに乗る者の肉、あらゆる自由な身分の者、奴隷小さな者や大きな者たちの肉を食べよ。」わたしはまた、あのと、地上の王たちとその軍勢とが、馬に乗っている方とその軍勢に対して戦うために、集まっているのを見た。しかし、捕らえられまた、の前でしるしを行った預言者も、一緒に捕らえられた。このしるしによって、刻印受けた者や、の像を拝んでいた者どもは、惑わされていたのであったと偽預言者両者は、生きたまま硫黄燃えている火の池に投げ込まれた。」 — ヨハネの黙示録19:17-20新共同訳聖書 「すると、天から火が下って来て、彼らを焼き尽くした。そして彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄の池に投げ込まれた。そこにはあのと偽預言者がいる。そして、この者どもは昼も夜も世々限りなく責めさいなまれる。わたしはまた、大きな白い玉座と、そこに座っておられる方とを見た。天も地も、その御前から逃げて行き行方が分からなくなった。わたしはまた、死者たちが、大きな者も小さな者も、玉座前に立っているのを見た幾つかの書物開かれたが、もう一つ書物開かれた。それは命の書である。死者たちは、これらの書物書かれていることに基づき、彼らの行いに応じて裁かれた。海は、その中にいた死者を外に出した。死と陰府も、その中にいた死者出し、彼らはそれぞれ自分行いに応じて裁かれた。死も陰府も火の池に投げ込まれた。この火の池が第二の死である。その名が命の書に記されていない者は、火の池に投げ込まれた。」 — ヨハネの黙示録20:9-15、新共同訳聖書 「わたしはまた、新しい天と新しい地を見た最初の天と最初の地は去って行き、もはや海もなくなった。更にわたしは、聖なる都新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意整えて、神のもとを離れ天から下って来るのを見たそのとき、わたしは玉座から語りかける大きな声を聞いた。「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみ嘆き労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。」すると、玉座座っておられる方が、「見よ、わたしは万物新しくすると言いまた、書き記せ。これらの言葉信頼でき、また真実である」と言われた。また、わたしに言われた。「事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。渇いている者には、命の水の泉から価なしに飲ませよう。勝利を得る者は、これらのものを受け継ぐ。わたしはその者の神になり、その者はわたしの子となる。しかし、おくびょうな者、不信仰な者、忌まわしい者、人を殺す者、みだらな行いをする者、魔術を使う者、偶像を拝む者、すべてうそを言う者、このような者たちに対す報いは、火と硫黄燃える池である。それが、第二の死である。」」 — ヨハネの黙示録21:1-8新共同訳聖書

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「千年王国の具体的内容」を含む「千年王国」の記事については、「千年王国」の概要を参照ください。

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