佐久鉄道とは? わかりやすく解説

佐久鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 09:38 UTC 版)

甲武鉄道の電車」の記事における「佐久鉄道」の解説

佐久鉄道へは、1915年開業用として元デ963形が6両譲渡されている。佐久鉄道では二等三等合造車三等車として使用された。新旧番号対照次のとおりである。 デ969ロハ1 → ハユフ4 デ972ロハ2 → ハユフ5 デ965 → ハ3 → ロハ3 → ハ8 デ970 → ハ4ハ1[II] デ973 → ハ5 → ハ2 デ976 → ハ6 → ハ3 佐鉄道は、1934年昭和9年9月1日付け国有化され鉄道省小海北線一部となったが、この時点でハユフ4, ハユフ5, ハ8の3両が残存しており、再び国有鉄道となった。これらは、国有化直後休車となり、同年中に廃車された。 それ以前1926年大正15年11月には、3両(ハ1, ハ2, ハ3)が、新宮鉄道現在の紀勢本線一部)に譲渡され同社ハ14, ハ15, ハ16となった。これらは、時期不詳であるがハ24, ハ25, ハ26改番され、1934年7月1日付け国有化、再び国有鉄道となったまた、これらはホイールベースの延長改造が行われ、ハ14, ハ16は13ftに、ハ15は13ft6inとされている。 国有化後も新宮鉄道時代記号番号のままであったが、ハ24ハ251940年廃車後1942年昭和17年庄内交通譲渡され同社ハ12, ハ13となった。両車とも入線直後に、国鉄土崎工場で鋼体化されたが、寸法台車が全く異なり名義上車籍は繋がっているものの、まったく別物振り替えられてしまっている。両車は、1955年6月廃車となっている。 一方ハ26は、1943年昭和18年7月鹿島参宮鉄道譲渡され同社ハ20形21となった同車鉾田線電車時代原型留めたまま使用され1955年12月廃車となった

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佐久鉄道(現・小海線の一部)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/15 07:18 UTC 版)

買収気動車」の記事における「佐久鉄道(現・小海線一部)」の解説

1934年の佐久鉄道買収に伴い中型の半鋼製ボギーガソリンカー8両が承継された。 製造当時私鉄向けボギー気動車開発進めていた日本車輌製造が、小型エンジン2基搭載をやめて大型エンジン1基搭載切り替えたことで実用レベル達した初期の車両で、良好な性能発揮し以後私鉄気動車の範となった車両一つである。佐久鉄道はこの成功によって当時計画していた電化を取りやめたという。 佐久鉄道線は建設中であった小海北線一部として買収されたものであるが、1932年小海線小海北線一時改称されたのは1933年小海駅佐久海ノ口駅開通時点ではまだ佐久鉄道は買収されていなかった。このため国鉄線としては離れ小島状態になっていた小海北線区間列車運行買収まで佐久鉄道に委託され買収前から佐久鉄道のガソリンカー海ノ口まで直通していたが、出力の低いガソリンカーにとって急峻な勾配路線での運行は困難を極めたようである。 キホハニ51-56 (1930年 日本車輌製造本店製)→鉄道省キハニ40600-40605→同 キハニ40701-40706 キホハ57・581931年 日本車輌本店製)→鉄道省キハ40500・40501→同 キハ40305・40306すべて1937年の再改番対象となっている。

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佐久鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 06:23 UTC 版)

国鉄1200形蒸気機関車」の記事における「佐久鉄道」の解説

佐久鉄道においても、1923年に2両(製造番号895, 896)を発注し11形11, 12)とした。その後前述のように長野電鉄から1926年に1両、1929年に2両を譲り受け11形編入し13 - 15とした。 佐久鉄道は1934年国有化され11形5両は国有鉄道編入され、1265形(1265 - 1269)とされた。これらのうち1265は1936年除籍され昭和電工払下げられて同社11となった。 その他は、静岡松本下関敦賀入換用使用された後、1940年から1943年にかけて民間払い下げられた。最後に残った1266が1947年廃車解体され、国有鉄道から消滅した。その状況次のとおりである。 佐久鉄道 11国有鉄道 1265 → 昭和電工 111936年譲受) 佐久鉄道 12国有鉄道 1266(1947年廃車長野電鉄 4 → 佐久鉄道 131926年譲受) → 国有鉄道 1267 → 日立日石1940年譲受長野電鉄 1 → 佐久鉄道 14国有鉄道 1268 → 日本鋼管川崎 501942年譲受長野電鉄 2 → 佐久鉄道 15国有鉄道 1269 → 長門鉄道 2511943年譲受

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佐久鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 13:30 UTC 版)

小海線」の記事における「佐久鉄道」の解説

1913年大正2年1月4日東信軽便鉄道対し鉄道免許状下付北佐久郡小諸町-佐久郡小海村間、北佐久郡岩村田町-同郡御代田村間、同郡岩村田町-同郡中津村軌間762mm)。 1914年大正3年2月6日起業目論見変更許可北佐久郡小諸町-南佐久郡中込村佐久軽便鉄道)。 1915年大正4年8月8日:佐久鉄道 小諸駅 - 中込駅間(8.3M≒13.36km)開業乙女停留場土橋停留場現在の三岡駅付近)・市村停留場現在の美里駅付近)・中佐都停留場現在の中佐都駅)・岩村田駅久保停留場現在の北中込駅)・中込駅開業9月3日鉄道免許状下付南佐久郡中込村-同郡青沼村間) 12月28日中込駅 - 羽黒下駅間(4.8M≒7.72km)延伸開業。大奈良停留場三反田駅現在の臼田駅)・入沢停留場羽黒下駅開業1916年大正5年6月6日滑津停留場開業1918年大正7年2月22日鉄道免許状下付南佐久郡青沼村-同郡南牧村間)。 1919年大正8年3月11日羽黒下駅 - 小海駅間(5.9M≒9.50km)が延伸開業海瀬停留場佐久穂積駅現在の八千穂駅)・高岩停留場馬流停留場小海駅開業5月8日鉄道免許失効1918年2月22日免許 南佐久郡小海村-同郡南牧村指定期限内ニ工事施工認可申請を為ササルタメ)。 1920年大正9年5月3日鉄道免許状下付埴科郡埴生村-上高井郡須坂町間)。 9月6日河東鉄道鉄道敷設譲渡1920年5月3日免許 埴科郡埴生村-上高井郡須坂町間)。 1925年大正14年4月14日三岡駅開業土橋停留場市村停留場廃止1930年昭和5年4月1日営業距離マイル表記からメートル表記変更(19.0M→30.6km)。 11月12日ガソリン動力併用認可を受ける。 12月20日気動車運行開始同年から翌年にかけ日本車輌製造本店ガソリン動車8両が新製されて旅客列車投入し経費節減効果上げる。これに先立ち電化による電車運行検討されていたが、気動車の運行成績良好であったため、電化計画放棄された。 佐久鉄道輸送・収支実績年度輸送人員(人)貨物量(トン営業収入(円)営業費(円)営業益金(円)その他益金(円)その他損金(円)支払利子(円)1915 62,928 4,528 13,916 6,378 7,538 5,140 1916 351,413 43,669 69,219 38,395 30,824 13,625 1917 491,023 66,483 93,751 50,750 43,001 寄付金その他15,390 建設費償却15,350 6,568 1918 558,767 86,462 157,977 84,891 73,086 郡補助金2,900 建設費償却11,000 325 1919 760,901 106,779 205,250 129,305 75,945 株式配当補助金26,898 建設費償却26,898 2,101 1920 898,293 120,956 325,465 234,189 91,276補助金13,075積立金繰入192,986公債利子1,083 建設費貯蔵物品償却240,082 27,062 1921 761,399 110,856 359,716 220,224 139,492 1922 861,496 131,915 387,810 215,723 172,087 1923 923,796 120,113 407,346 228,610 178,736 雑損8,959 32,710 1924 1,029,499 140,582 460,098 214,256 245,842 建設補助金5,900 償却38,457雑損7,149 24,240 1925 1,109,839 144,151 494,860 220,772 274,088 建設寄付金8,420 償却20,379雑損21,799 7,436 1926 1,111,599 147,130 515,181 250,434 264,747 寄付金2,000 雑損2,184 8,268 1927 1,049,431 135,676 479,228 267,071 212,157 雑損3,926 15,415 1928 1,055,057 130,824 469,582 269,311 200,271 積立金繰入7,119 雑損2,145償却金7,119 26,474 1929 1,004,631 129,149 454,026 241,607 212,419 自動車187 株式減価償却13,769雑損4,600 20,464 1930 857,488 95,612 373,245 220,061 153,184 自動車業1,101雑損2,545 16,737 1931 763,815 91,124 340,742 173,433 167,309 雑損7,170自動車10,913 22,258 1932 631,993 82,358 301,147 166,519 134,628 雑損844自動車262 26,221 1933 634,754 101,344 329,850 168,643 161,207 自動車3,116雑損26,186 8,659 1934 466,338 91,644 257,989 148,852 109,137 自動車19,524雑損償却86,472 5,608 鉄道院鉄道統計資料鉄道省鉄道統計資料鉄道統計資料年度版

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