佐久鉄道の車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 13:30 UTC 版)
機関車 - すべてタンク機関車1-3 開業にあたり国鉄から1150形3両の払下げを受けた。国有化以前の1928年に1・3が笠原鉄道へ、2が八日市鉄道(近江鉄道)へ売却される。 4 1915年雨宮製作所製。営業運転には使用されず専ら工事列車に使用されていた。国有化前に処分され川崎埠頭1号となる。 11-12 1923年に川崎造船所により新製された。国有化により1265形(1265・1266)となる。 13-15 11-12と同形車で河東鉄道(長野電鉄)で電化により余剰となった機関車(4・1・2)を1926年に1両、1929年に2両を購入した。国有化により1265形(1267-1269)となる。 3301-3303 1927年に国鉄から3300形(3313・3309・3303)の払下げをうけた。国有化により旧番号に復する。 ガソリンカー - バスとの対抗から1930年より運行を始めた。詳細は「買収気動車#佐久鉄道(現・小海線の一部)」を参照。キホハニ51 - キホハニ56 国有化によりキハニ40600 - キハニ40605となる。 キホハ57・キホハ58 国有化によりキハ40500・キハ40501となる。 客車ロハ1 - ロハ2 開業にあたり国鉄から元甲武鉄道の電車(デ963)を購入。1927年にハユフ4・ハユフ5となり国有化時も在籍していた。詳細は「甲武鉄道の電車」を参照。 ハ3 - ハ6 開業にあたり国鉄より元甲武鉄道の電車(デ963)を購入。1920年に改番されハ8・ハ1・ハ2・ハ3となる。1927年ハ1 - ハ3が新宮鉄道へ売却されハ8は国有化時も在籍していた。 ハ4 - ハ7(ハ4 - ハ6は2代目) 1917年名古屋電車製作所で新製された。国有化前に尾花沢鉄道の開業用に売却された。 フハ10 - フハ13 国有化時在籍。 ユニフ3・ユニフ4 有田鉄道より荷物車を購入(1920年3月認可)。元南海の客車で1906年製。当初ワフ1・ワフ2、国有化時も在籍。1936年廃車。 ホハ21 - ホハ23、ホハ31 - ホハ33、ホハ41・ホハ42 1925年日本車輌製造により製作された木製ボギー客車群。将来電化することを想定し、ホハ31 - ホハ33はパンタグラフ取付台とブリルタイプの電動車用台車を装備していた。国有化後形式2480(ホハ2480 - ホハ2487)となった。全車1956年に廃車された時には救援車ホエ7000となっていた。 貨車ワブ形(ワブ4 - ワブ7・ワブ9) 国有化後4 t積みワブ4形(ワブ4)、5 t、6 t積みワブ5形(ワブ5 - ワブ7)、5 t積みワブ9形(ワブ9)の3形式に細分化されたが運用される事なく使用休止車となった。 ワブ形(ワブ20 - ワブ22) 国有化後新形式である9 t積みワフ7800形(ワフ7800 - ワフ7802)に定められた。その後1941年(昭和16年)に形式消滅となった。 ワ形(ワ5) 国有化後8 t積みワ5形(ワ5)となったが運用される事なく使用休止車となった。 ワ形(ワ50 - ワ54) 国有化後10 t積みワ17000形(ワ18800 - ワ18804)に編入された。 ワム形(ワム1 - ワム5) 国有化後15 t積みワム1形(ワム1679 - ワム1683)に編入された。 ト形(ト1 - ト3、ト5 - ト9) 国有化後10 t積みト1形(ト2892 - ト2899)に編入された。 ト形(ト13・ト14、ト100 - ト109) 国有化後12 t積みト13600形(ト14018 - ト14029)に編入された。 トム形(ト1・ト2、ト15 - ト32) 国有化後15 t積みトム1形(トム2100 - トム2119)に編入された。
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