中村真梨花とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 将棋棋士 > 将棋棋士 > 将棋棋士 > 中村真梨花の意味・解説 

中村真梨花

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/17 22:19 UTC 版)

 中村真梨花 女流四段
名前 中村真梨花
生年月日 (1987-05-20) 1987年5月20日(37歳)
プロ入り年月日 2003年4月1日(15歳)
女流棋士番号 30
出身地 神奈川県藤沢市
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 佐伯昌優九段
段位 女流四段
女流棋士DB 中村真梨花
2023年5月13日現在
テンプレートを表示

中村 真梨花(なかむら まりか、1987年5月20日 - )は、日本将棋連盟所属の女流棋士神奈川県藤沢市出身。佐伯昌優九段門下。女流棋士番号30(2011年3月31日までは54)。

棋歴

6歳で将棋を始める。2003年4月、15歳のときに女流棋士となった[1]

2008年度、第2期マイナビ女子オープンで挑戦者決定戦に進出したが、岩根忍女流初段に敗れてタイトル初挑戦ならず[2]

2009年度、9月24日の第17期大山名人杯倉敷藤花戦の挑戦者決定戦で本田小百合女流二段を破り、タイトル初挑戦を果たした。しかし三番勝負では里見香奈にストレートで敗退。

2012年9月7日、第34期女流王将戦の挑戦者決定戦で中井広恵女流六段を破り、2度目のタイトル挑戦。里見香奈との三番勝負で第一局は勝利したが、第二局・第三局と連敗して1勝2敗となり、タイトル獲得はならなかった。

2013年度、第40期女流名人位戦挑戦者決定リーグで優勝し(7勝1敗)、3度目のタイトル挑戦[3]。しかし五番勝負では里見香奈にストレートで敗退。

2014年度、第41期女流名人戦挑戦者決定リーグで途中まで5勝0敗でトップを走っていたが、骨折の療養のため9月5日から12月31日まで休場を余儀なくされ[4]、休場期間の不戦敗により連続挑戦を逸した。

2018年度、第26期大山名人杯倉敷藤花戦で挑戦者決定戦に進出したが、谷口由紀女流二段に敗れて挑戦権獲得ならず[5]

2019年度、第1期ヒューリック杯清麗戦では唯一予選を全勝で通過したが、4人で争う本戦は初戦で甲斐智美に敗れ決勝進出はならなかった。

人物

  • 攻め将棋の棋風であり、「マリカ攻め」と称される[6][3]
  • 2017年6月より2年間、山田久美会長の下で女流棋士会役員を務めていた[7]
  • 2023年10月10日に将棋棋士の千田翔太と入籍したことを発表した[8]
  • 将棋漫画『無冠の棋士、幼女に転生する』(原作・うほごりくん、漫画・okama) の将棋監修[9]

昇段履歴

  • 1997年04月00日 - 女流育成会入会
  • 2003年04月01日 - 女流2級(2002年度後期 女流育成会1位)[10] = プロ入り
  • 2004年04月01日 - 女流1級(年度指し分け以上〈13対局・7勝以上〉/2003年度 7勝6敗)[11][12]
  • 2005年04月01日 - 女流初段(年度指し分け以上〈13対局・7勝以上〉/2004年度 10勝4敗、女流通算17勝10敗)[13][14]
  • 2009年02月25日 - 女流二段(勝数規定/女流初段昇段後60勝、女流通算77勝)[15]
  • 2015年05月04日 - 女流三段(勝数規定/女流二段昇段後90勝、女流通算167勝)[16]
  • 2023年05月13日 - 女流四段(勝数規定/女流三段昇段後130勝、女流通算297勝)[17][18]

主な成績

公式戦

非公式戦

年度別成績

通算成績
  • 2024年度 - 551局 315勝236敗(勝率0.5716)〈2025年3月31日対局分まで〉[20]
「男性棋戦」通算成績
  • 2024年度 - 13局 1勝12敗(勝率0.0769)〈2025年3月31日対局分まで〉[20]

脚注

注記

出典

  1. ^ 中村真梨花女流三段「挑戦権争いに絡めるように」2期ぶり女流名人リーグ入り”. スポーツ報知 (2021年3月4日). 2022年1月31日閲覧。
  2. ^ “出産控える岩根忍女流二段が挑戦者に--第2期 マイナビ女子オープン” (日本語). マイナビ. (2009年3月9日). オリジナルの2018年9月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180929145518/https://news.mynavi.jp/article/20090309-a049/ 2018年9月30日閲覧。 
  3. ^ a b 中村二段 女流名人に「王手」 接戦制し リーグ初優勝 | 藤沢”. タウンニュース (2013年12月13日). 2022年1月31日閲覧。
  4. ^ 休場のお知らせ」『日本将棋連盟』2015年9月30日。オリジナルの2018年9月30日時点におけるアーカイブ。2018年9月30日閲覧。
  5. ^ 谷口由紀女流二段が里見香奈倉敷藤花への挑戦を決める 大山名人杯倉敷藤花戦」『日本将棋連盟』2018年9月28日。オリジナルの2018年9月30日時点におけるアーカイブ。2018年9月30日閲覧。
  6. ^ マリカ攻めは端から 第4期本戦1回戦”. マイナビ出版. 2018年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月30日閲覧。
  7. ^ 女流棋士会役員のお知らせ日本将棋連盟 2017年6月29日
  8. ^ 将棋の千田翔太七段と中村真梨花女流四段が結婚”. デイリースポーツ (2023年10月10日). 2023年10月10日閲覧。
  9. ^ 将棋監修をしています”. X (2024年1月17日). 2024年1月18日閲覧。
  10. ^ 2002年度後期女流育成会A級」『日本将棋連盟』。2003年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  11. ^ 2004年4月1日付昇段・昇級の棋士(日本将棋連盟からのお知らせ)」『日本将棋連盟』。2004年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  12. ^ 2004/3/31対局分までの女流棋士成績」『日本将棋連盟』。2004年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  13. ^ 2005年4月1日付・昇段昇級者など(日本将棋連盟からのお知らせ)」『日本将棋連盟』。2005年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  14. ^ 2005/3/31対局分までの女流棋士成績」『日本将棋連盟』。2005年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  15. ^ 中村真梨花女流初段が女流二段に昇段(2009年2月25日付)」『日本将棋連盟』2009年2月25日。
  16. ^ 中村真梨花女流二段が女流三段に昇段」『日本将棋連盟』2015年5月7日。
  17. ^ 中村真梨花女流三段が女流四段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟” (2023年5月16日). 2023年5月16日閲覧。
  18. ^
  19. ^ 2024年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  20. ^ a b 女流棋士通算成績(2025年3月31日対局分まで) - 日本将棋連盟(2025年4月1日時点のアーカイブ)

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「中村真梨花」の関連用語

中村真梨花のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



中村真梨花のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日本将棋連盟日本将棋連盟
Copyright(C) 2025 Shogi Association, All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの中村真梨花 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS