西本馨とは? わかりやすく解説

西本馨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 03:30 UTC 版)

 西本馨 七段
名前 西本馨
生年月日 (1923-08-10) 1923年8月10日
没年月日 (2012-01-14) 2012年1月14日(88歳没)
プロ入り年月日 1948年(24歳)
引退年月日 1973年(50歳)
棋士番号 52
出身地 大阪府大阪市福島区
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 木見金治郎九段
段位 七段
棋士DB 西本馨
順位戦最高クラス C級2組(11期)
2017年8月23日現在
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西本 馨(にしもと かおる、1923年〈大正12年〉8月10日 - 2012年〈平成22年〉1月14日)は、将棋棋士。1973年引退木見金治郎九段門下。棋士番号は52。大阪府大阪市福島区出身。

経歴

浪花商業在学中、野球で目を負傷[1]。のちに徐々に視力を失う。

1940年(昭和15年)に木見金治郎九段門下となり、1944年(昭和19年)初段[1]

1948年(昭和23年)四段昇段(プロ入り)[1]

後天的に視力を失った影響は大きく、当初は好調だった成績も徐々に落ち、1958年度第13期順位戦C級2組で0勝14敗の成績により順位戦陥落。

その後、15年間にわたって下部の予備クラス・奨励会A組(どちらも現・奨励会三段リーグに相当)で指し続けた。

1972年度前期から休場し、その後は「奨励会B組」(当時の奨励会二段以下クラスの名称)に在籍。1973年10月に引退。

1974年、第1回将棋大賞で特別賞の候補となる[2][3]

2003年1月、盤寿を迎えた。2006年には日本盲人会連合主催の全国盲人将棋大会において名誉審判長を務めた[4]

2012年1月14日、肺炎のため死去[5][6]。88歳没。

人物

昇段履歴

主な戦歴

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d e f g h 将棋年鑑 昭和47年版』1972年、312頁。 - 国立国会図書館デジタルコレクション収蔵
  2. ^ 将棋に憑かれた男」『将棋ペンクラブログ』2012年1月16日。
  3. ^ [リンク切れ]埋もれた将棋名作ルポ『将棋に憑かれた男』(4)全4回(曠野すぐり 2021年8月19日)
  4. ^ 愛盲時報 第212号(テキスト形式・全文)」『社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合』2007年1月1日。
  5. ^ “棋士の西本馨さん死去 視力に障害負いながら活躍”. 朝日新聞. (2012年1月15日). オリジナルの2012年1月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120115164322/http://www.asahi.com/obituaries/update/0115/OSK201201150015.html 2012年1月15日閲覧。 
  6. ^ “<訃報>西本馨七段が死去|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟. https://www.shogi.or.jp/news/2012/01/post_513.html 2017年8月23日閲覧。 
  7. ^ 第22回朝日オープン将棋選手権 観戦記・本戦第22局【第1譜】「関西の長老」」『asahi.com : 将棋 : 朝日オープン』。2004年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  8. ^ 平成10年版「将棋年鑑」
  9. ^ 近代将棋 1975年1月号「棋談あれこれ・表彰感謝の日」(原田泰夫八段)』28頁。 - 国立国会図書館デジタルコレクション収蔵
  10. ^ 近代将棋 1990年1月号「プロ棋界最前線・生きた足跡」(武者野勝巳)』72-74頁。 - 国立国会図書館デジタルコレクション収蔵

関連項目

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