LADIES_HOLLY_CUPとは? わかりやすく解説

LADIES HOLLY CUP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 15:29 UTC 版)

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LADIES HOLLY CUP(レディース・ホーリー・カップ)は、日本将棋連盟女流棋士会主催で2009年度に行われた将棋の女流棋戦(非公式戦)である[1]

趣旨

本棋戦の設立の趣旨は、以下の通りである。

  • (新進の)女流棋士の対局数を増やし、新人研修や実力の底上げ(棋力の向上)をする。
  • メディアなどを通じ、女流棋士の顔や名前が露出する機会を設ける。
  • 対局を様々な将棋道場や、インターネットを使って行い、棋譜や対局姿を実際に見せ、ファンと接する。

また、出場女流棋士が自主運営する新しいタイプの棋戦でもある。

後述の通りリーグ戦であるため、新進の女流棋士の対局数が一挙に7局増加した。

しくみ

日本将棋連盟所属の女流棋士であって、タイトル保持者と休場者を除く女流棋士番号が大きい順から16名が参加した[2]。16名が8名ずつ2つ(クオーツリーグ、サファイアリーグ[3])に分かれて総当りのリーグを戦い、両リーグの1位同士で決勝戦を行った。

持ち時間30分(チェスクロック方式)で、使い切り後は一手60秒未満。

対局会場

東京・将棋会館道場や将棋倶楽部24(インターネット将棋道場)、各地の将棋道場(新宿将棋センター、蒲田将棋クラブ、御徒町将棋センター、将棋サロン吉祥寺、両国将棋囲碁センター、横須賀将棋サークル)、京急百貨店7階催事場(京急将棋まつり内)、京成百貨店9階イベントホール、リコーナレッジスクエア晴海、愛旅連ビル3F会議室、加古川産業会館JAビル4階ホール、将棋会館研修室など、様々な対局会場で行われた。

開幕戦の安食総子渡辺弥生戦は、2009年4月7日に新宿将棋センターにおいて公開対局で行われ、ネット中継も行われた。

決勝戦は中国上海の花園飯店で行われた[4]

結果

(S)はサファイアリーグ、(Q)はクオーツリーグを表す。段級位は対局当時のもの。

対局日 優勝 準優勝
1 2009年11月5日 中村真梨花女流二段(S) 上田初美女流二段(Q)
対局日 3位 4位
1 2010年3月26日 香川愛生女流1級(S) 村田智穂女流初段(Q)

脚注

  1. ^ 棋戦名は当初「WEST HOLLY CUP」と発表されていたが開催前に変更された。「holly」は植物のヒイラギで、花言葉に「先見の明」などがある[1]
  2. ^ よって、日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属の女流棋士は参加しなかった。
  3. ^ 2つのリーグの名称は、当初、「月組」、「星組」と発表されていたが、第1回の開始早々、「クオーツリーグ」、「サファイアリーグ」に変更された。
  4. ^ 上海将棋同好会支部長の西堀国雄などの協力により実現した。

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