モルディーン十二翼将
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「されど罪人は竜と踊る Dances with the Dragons」の記事における「モルディーン十二翼将」の解説
アザルリ 元十二翼将六位。逆さの魔人。右目と口以外の全身を包帯で覆った浅黒い肌の男。物理反射と裏返しの次元咒式を魔杖剣なしで行使する。最悪の殺人者だが人以外は殺せない。約束を守らない者は全て殺し、自身は約束を必ず守る。約15万人が死亡したカンザールの大穴事件の犯人。 元世界の敵ギルレインでもあり、元聖十二使徒イェフダルでもある。ネトゲンス監獄に封印された後はアザルリ(字瑠璃)という仮名で翼将としての活動をしていたが、アラヤの助力により22年を経て監獄から抜け出し、再び宙界の瞳を求めて動き始める。 アラヤとの約束を果たして緑の宙界の瞳を手に入れ、咒力増幅効果を利用した次元咒式でガユス達に襲いかかったが、オキツグに咒式もろとも両断された。その後次元咒式に飲み込まれたが、自らを裏返しにすることで辛うじて生き延びた。
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モルディーン十二翼将
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「されど罪人は竜と踊る」の記事における「モルディーン十二翼将」の解説
サナダ・オキツグ 魔杖剣:九振りの魔杖刀(現在三日月宗近、骨喰國吉、鬼丸國綱が確認されている) モルディーン十二翼将筆頭「最も疾き刃」。髭をたくわえた中年で、彼の一挙で翼将全員の雰囲気が引き締まる程の威容を持つ。「侍」の称号に恥じない男。独自の配下に皇国最強の一軍である旗本侍衆がいる。イェスパーの師。趣味がころころ変わり、その趣味に没頭していないと精神が不安定になる(没頭すると元に戻る)。恐らく拾から壱までの数字が振られた刀を使い、数字が壱に近づくにつれて強力になっていくと思われる。七の刀で「神」を召喚し、古き巨人を退けたことなどから、戦闘能力は計り知れない。父親のオクナガは「至高の刃」と呼ばれた先代十二翼将。 ヨーカーン 声 - 田村睦心 / - モルディーン十二翼将第二席「大賢者」。虹色の瞳を持つ。見た目はかなり若く中性的で、外見から年齢や性別を割り出すことは不可能。作品の中で、数千年前から生きていたような描写が見られる。大陸第二位の咒式士で、魔杖剣なしで咒式を展開する異常な能力を保有している。全系統の咒式を完全に会得し、さらには超定理咒式まで会得している人物。自分の回りには八つの宝珠が浮遊しており、それぞれに強力な"異貌のものども"が封印されているらしい。唯一モルディーンを呼び捨てにし、気まぐれで主を殺そうとするなど翼将としての忠誠心は無いに等しく、他の十二翼将との折り合いは非常に悪い。性格はやや皮肉屋で、飄々としている。オキツグ、バロメロオ、クロプフェルの3人のみが抑える事ができ、オキツグには首を落とされた事もあるらしい。クロプフェルと交代でモルディーンの防御結界を担当している。 バロメロオ・ラヴァ・レコンハイム モルディーン十二翼将第三席「軍神」。咒式士であり皇国最強の一軍である人形騎士団の軍事指揮官。見た目は車椅子に座った30代の男だが、実はモルディーンと同年代。モルディーンとは遠い親戚にあたるレコンハイム公爵家の当主。十歳から十四歳まで(童顔という限定付きで十六歳も)の少年少女が大好きな変態で、極めて精緻な「擬人」を大量につれている。少なくともオキツグ、ウフクスは過去に、ベルドリトは現在進行形で彼に狙われている。 クロプフェル・セイン・デズデモイ モルディーン十二翼将第四席「聖者」。聖人と呼ばれる生ける伝説で、龍皇すら敬意を払うほどの男。モルディーンの相談役。見た目は温和な老人で、モルディーンの自分勝手ぶりにほとほと手を焼いている。咒式士としての能力も当然ながら高い。ヨーカーンと交代でモルディーンの防御結界を担当し、法王の守護も受け持っている。 カヴィラ・アレイド モルディーン十二翼将第五席「うつろわぬ者」。喪服のような漆黒の衣服を纏った妙齢の女性で、鼻から下の顔しか晒さず、誰も口を利いたところを見たことがない謎の人。長くモルディーンに仕えている。 アザルリ モルディーン十二翼将第六席。最凶の殺人者で、本人も絵に描いたようなクレイジー。性別不明。どこかに投獄中らしく、会議は音声だけで参加している。 シザリオス・ヤギン モルディーン十二翼将第七席「英雄」。ランドック人の巨漢。破壊に特化した戦略兵器。身長は289センチメルトルとかなり巨大。ラペトデス七都市同盟出身だが龍皇国に仕える。本職は大学教授にして博士号も持っている。「ドレイドンの惨劇」の生き残りである英雄。超正義漢(翼将曰く、「異常な正義漢」。どのように言葉がかかっているかは本人だけが知らない)で細かいことは考えず、豪快を絵に描いたような性格。語尾に必ず「!」をつける。戦闘時には赤い甲冑を纏い「宇宙の絶対正義の代行者にして狂信的正義の化身シザリオン」になる(決めポーズも存在する)。咒式の原理を一切知らず、「正義の味方はやたらめったら強い」という思いこみのもと、無意識に膨大な生体強化咒式や、高位重力咒式を恒常的に発動させている。 ウフクス・ジゼロット モルディーン十二翼将第八席「腐食のウフクス」。アルリアン人の女性。殺戮に特化した戦略兵器で咒式細菌を操る生体生成系咒式士。濃緑の長髪に真緑の瞳、蒼白い肌と死者のような陰鬱な表情をしている。生きている者全てを憎み、またその全てに恐怖している。軽く電波の入った性格。前述通り全ての生きている者を憎んでいるが、特に暑苦しく単純だが無駄に丈夫なシザリオスや、変な目で見てくるバロメロオが嫌い。ちなみにノーブラでCカップ。実は小学校にも行っていない。 イェスパー・リヴェ・ラキ 声 - 星野貴紀 / 大川透 魔杖剣:九頭竜牙剣(本人の用途にあわせて、9つ宝珠がついている)、九頭竜爪剣(魔杖短剣、やはり九つ宝珠がついている) モルディーン十二翼将第九席。「皆殺しのラキ家」当主の侯爵。黒髪と眼帯が特徴。無骨で実直な性格だが、それが過ぎるのも欠点で、モルディーン関連のことで取り乱すと壊れてしまうという妙な一面を持つ。恋愛もそれなりにしているが、二つのことを同時に考えられないという性格から、全てがモルディーン優先となってしまい結局破局。勇猛果敢で、モルディーンへと絶対の忠誠を誓い、命を投げ捨てることすら厭わない。父親のイェルドレドは元十二翼将だが、裏切りを企てた後自決している。主に化学鋼成系の咒式で魔杖剣を変形させて戦う機剣士。 ベルドリト・リヴェ・ラキ 声 - 徳井青空 / 朴璐美 魔杖剣:空渡りスピリペデス(アサルトライフルの銃身を刃にしたような形状) モルディーン十二翼将第十席。イェスパーの双子の弟。二卵性双生児のために顔は似ておらず、父親似のイェスパーに対して母親似。バロメロオにいまだ狙われる程のかわいらしい顔をしている。天真爛漫で兄によく注意されているが、兄が暴走した時はたしなめ役になる。敵を倒すために凄惨な咒式を使う残酷な部分もある。数法咒式士で、あらゆる確率を操る虚法士。「異貌のものども」に制御桿を打ち込み操ることが出来、ペットとして名前をつけている。しゃべる際に「むいむいっ」「もげもげ」など、謎の効果音をつけるのが癖。 ジェノン・カル・ダリウス 声 - 井上剛 / 園部啓一 モルディーン十二翼将第十一席「千貌のジェノン」。性別不明(ガユスの推理によると、話をするときに男が話すような単語をよく使う)。生体変化を得意とする咒式士で、最高精度の個人識別機すら騙せる程の変身能力を誇る。その能力ゆえモルディーンの影武者を務める。周りの物質を取り込むことにより、巨大な生物に変化することも可能。元々は無名役者。実は他の翼将達から存在を忘れかけられており、影が薄いことを気にしている。 キュラソー・オプト・コウガ 声 - 南條愛乃 / 小林沙苗 魔杖剣:夜鴉(黒い刀身の魔杖刀)、魔杖叉 モルディーン十二翼将第十二席。黒髪を短く切った東国の女性。忍びの集団「コウガ」の党首にして忍群を独自の部下として持つ。故国から追い出された時にモルディーンに拾われ、現在は諜報屋と秘書官を務めている。一巻時での実力はギギナといい勝負(本人曰く、平地での純粋な剣技の競い合いでは一歩劣る)で化学系の咒式士としてもかなりの実力者であったが、Dances with the Dragons4巻時には、単身古き巨人を撃破するまでになっており、ヨーカーンに「他の翼将と同じくらいおもしろくなった」と評された。モルディーンの秘書的な立場にもあるが、翼将きっての常識人のためいつも苦労を強いられている可哀想な人。自分が畑で育てた野菜の漬物をモルディーンに褒められるとつい胸を張ってしまったり、あまりない胸を気にしているそぶりを見せたりと、かわいらしい一面もある。コウガ忍者としての名前は「久蔵」。
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