咒式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 14:48 UTC 版)
「されど罪人は竜と踊る」の記事における「咒式」の解説
本作は咒式と呼ばれる通常のファンタジーともSFとも異なる独特の設定に基づいて書かれている。 「咒力」と呼ばれる力を扱う咒式士達が組成式を書き出し、人工的にプランク密度を作り出して基本物理定数を変異させる。それによって生み出されるのは全て実在する化学現象である。咒式は主に、化学系咒式(化学物質や金属を生む)、生体系咒式(生物に関係する物質や器官、もしくは生物自体を生む)、電磁系咒式(電気やレーザーを生む)、重力系咒式(重力場を生み出す)、数法系咒式(確率を変化させ、さまざまな現象を起こす)の5系統に分けられる。 扱うには生来的な才能と物理学の素養が必要とされる。本作の世界では咒式技術が広く浸透しており、軍事以外にも医学、産業、算術と幅広い分野で応用されている。 咒式は「階位」と呼ばれる単位でランク分けされており、最高階位である第七階位の咒式は特殊な高位咒弾と使用者の脳を焼くような負荷を与えて発動される。しかし極一部の高位咒式士や、竜や禍つ式のような"異貌のものども"のように、第七階位を楽々と操る者も存在する。 咒式の名前は主にレメゲトンの悪魔から取られている。
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