咒師作法と達陀の行法とは? わかりやすく解説

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咒師作法と達陀の行法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 10:00 UTC 版)

修二会」の記事における「咒師作法と達陀の行法」の解説

咒師作法(しゅしさほう)は咒師が須弥壇周り回りながら、清めの水洒水)を撒き、印を結んで呪文唱えるなど、密教的な儀式である。鈴を鳴らして四方向かって四天王勧請するのもその一環である。3月12日以降3日間は、後夜の咒師作法の間に達陀行法が行われる。 達陀行法だったんぎょうほう)は、堂司以下8人の練行衆が兜のような達陀帽」をかぶり異様な風体道場清めた後、燃えさかる大きな松明持った火天」が、洒水器を持った水天とともに須弥壇周り回り跳ねながら松明何度も礼堂突き出す所作をする。咒師が「ハッタ」と声をかけると、松明は床にたたきつけられ火の粉飛び散る修二会中でもっとも勇壮でまた謎に満ちた行事である。 その日全ての行法終えて参籠宿所に戻るときにはちょうずちょうず」と声を掛け合いながら石段駆け下りる。「ちょうず」とは手洗いトイレのことである。ある時、行法終えて帰ると、烏天狗たちがやってきて行法のまねをして火を弄んで危険だったことがわかったので、ちょっと手洗いにゆくのだと思わせるためにこういうのだそうである。

※この「咒師作法と達陀の行法」の解説は、「修二会」の解説の一部です。
「咒師作法と達陀の行法」を含む「修二会」の記事については、「修二会」の概要を参照ください。

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