ダラハイド咒式事務所
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「されど罪人は竜と踊る」の記事における「ダラハイド咒式事務所」の解説
ジオルグ・ダラハイド 声 - 古川登志夫 所属:ダラハイド咒式事務所(故人) 魔杖剣:慈悲深きシメイシス(魔杖十字槍)、凍てつきしルフェニエ(魔杖尖剣、名刀匠が打った七振りの名魔杖剣の一振り) 「Assault」より登場。エリダナ四大咒式士に数えられた、エリダナで最も尊敬される十三階梯咒式士の一人「氷蒼の道化」。十三階梯の凄腕だが二つ名の通り、少々道化めいた所を覗かせる事もある。独立の為の金を用意してやるなど、少々お人好しが過ぎ、経営能力はあまり無いよう。だらしない風貌の糸目の中年男で気迫は全く無いが、命を狙ってきた咒式士を屠った際には殺伐とした一面を覗かせることもある。数々の超有名な咒式士を育てている(レメディウスの家庭教師を務めたこともある)。部下を心から愛し、父親のように優しく見守る。ガユスとギギナ、そしてクエロやストラトスの師。実力はすさまじいの一言。「自分ぐらいになると咒式を放つだけでは面白くない」と語っている。電磁誘導を組み合わせ精密さを兼ね備えた氷凍系咒式を操る。物語中で詳しく語られてはいないが、死亡しているようである。 名前の由来は機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツ、ジオング。 クエロ・ラディーン 声 - 戸松遥 所属:ダラハイド咒式事務所(副所長)→? 魔杖剣:雷哭のイルディラ(魔杖短槍)、内なるナリシア(二巻以降所持、膨大な咒式干渉力を持つ) 蜂蜜色の肌に、灰白の髪を持つ美女。電磁系十三階梯の咒式士(ダラハイド事務所時代は十一階梯)の雷轟士で、強かで高潔。「不殺」の信念を掲げていたが。現在は処刑人と呼ばれる非情なる殺し屋。新進気鋭ながらその躍進ぶりは、すぐに四大咒式士に並ぶであろうと云われている努力の天才だが、女性だということも合わせて周囲の嫉妬を買って悲劇を招いたことも。車に乗ると性格が豹変する。ガユスとは同い年で恋人同士だったが、現在は彼を憎んでいる。ダラハイド咒式事務所の解体後はエリダナを離れていたらしいが、現在はエリダナに戻り汚れ仕事を引き受ける凄腕咒式士として暗躍している。第七階位咒式を二重発動することすら可能。名前の由来はフランスの検索エンジン「Quaero」 ストラトス・ローエン・クンデラ 声 - 藤堂真衣 所属:ダラハイド咒式事務所→? 魔杖剣:絞首刑のググリュプ(渦を巻いた刀身の魔杖短剣)、毒婦ミジャーチャ(波うつ刀身の魔杖短剣) 黒い瞳に黒い髪、死者より陰鬱な表情を持つ少年。数法系咒式士で、相手の能力を下げて拘束する事に特化した厭怨士。幼いながら十階梯に到達した才能だけならレメディウスにも並ぶと称される天才。咒式以外にもあらゆる事柄に関して優れた才能を発揮するが、故に世界への興味がかなり薄く、それ故の空虚さに理想的な自殺を追い求めている。脈絡もなく自殺をしようとしては止められ、時に仲間に一緒に自殺をすることを提案する。とある事件までは仲間をただの背景としか見ていなかったが、その後「誇り高き自殺の日まで生きてみる」という事を誓った。しかし、ジオルグの死の前後に廃人になったとの事(現在も生存中と思われる)。
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