チームバロンとは? わかりやすく解説

チームバロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 23:07 UTC 版)

仮面ライダー鎧武/ガイム」の記事における「チームバロン」の解説

駆紋 戒斗(くもん かいと) / 仮面ライダーバロン チームバロンのリーダー20歳仮面ライダーバロン変身する青年強豪チームリーダーとしてビートライダーズ頂点君臨していた男で、メンバーから強い信頼得ているものの、その振る舞いから敵も多い。ただ守るためだけに力を使う紘汰に対し「力の使い方がなっていない」と不快感抱いていた時にシドから戦極ドライバー譲渡され第二のアーマードライダーとして参戦する。たとえ格上存在相手でも恐れず立ち向かうた戦績自体振るわないものの、多人数のアーマードライダーを戦闘見事に指揮するなど優れたリーダーシップ持ち主であり、誰か肩を並べて戦闘では息のあったコンビネーション勝利をつかみとることも多い。ダンス目的ではなく手段として行っているため、ダンスそのもの興味はない。趣味トランプ幼少期沢芽市過ごした出戻り組で、かつて存在した駆紋工業所の一人息子ユグドラシル再開発による支社建設のために父が支えた工業所を半ば強引に土地ごと買収したことや、後述する両親の件から社会に強い反骨心抱き始め弱者一方的に虐げられる世界として既存社会否定ひいてはその破壊新世界創造目指すうになる強硬な姿勢意見の相違から紘汰とは物語全編通して反発し合うが、共通した正義を持つ存在としても描かれている。また舞とは昔馴染の関係にある。 無愛想威圧的な性格持ち主で、たとえどんな苦境であっても屈することのない強靭な精神力を持つ。自らの中にある強さ弱さという哲学に従って行動し強者認めたものであればたとえ自分と考え違えるものであっても強く評価して力を貸し逆に弱者であるなら強い嫌悪感露わにして接する。この強弱社会的権力度外視したもので、作中では優しさ屈しないことを強さ偽りや卑怯を弱さとしており、また優しさ同居できないに対して怒りを示す。その態度反発的な感情を抱く者が少なくない一方で、強い信頼を向ける者も多い。本人ザックや舞の精神高く評価しており、紘汰に対して決し相容れない意見を持つと知りながら「邪魔者であるが敵ではない」と、徹底して自らの揺るがぬ価値観生きている人間として描かれている。自らを強いと思っておらず、弱さという痛み抱えながら常に何かと戦っている不器用な男で、時に容赦のない言葉浴びせることもあるが、他人に対して素直でない優しさを持つ青年。しかし、自身目的のためなら他人大事なものを奪う行為破壊行為も行う独善的な人物であり初瀬破滅する一因作ったこともある。 物語開始時から力を示すための方法模索しており、沢芽市においてはビートライダーズランキングに目をつけて参戦していた。ランキング王者としての振る舞いで紘汰らチーム鎧武反目しながらも、自ら同盟組んだ城乃内と初瀬らに裏切られ時には紘汰に助けられるなど、序盤から因縁作っている。ユグドラシルによるビートライダーズ掃討開始後は、自らがビートライダーズ不和原因となっていると悟ってザックに後を託しチームバロンを脱退市民顧みないユグドラシルに対して反撃するため、図らずも紘汰と手を組んで行動増え始めるものの、凌馬から知らされヘルヘイム侵略真実から自分の動くべき方針定め混乱乗じて世界破壊と、新世界創造目論み、黄金の果実を得ることを指標行動開始した以降ユグドラシルオーバーロードと敵を変えながらも紘汰の良きライバルにして相棒として戦い続けるが、そのさなかにレデュエによって種を植え付けられヘルヘイム症を発症してしまう。以後ゲネシスドライバー侵攻抑制しながら、常人では耐えられないほどの苦痛苛まれ、それを周囲隠匿しつつ行動していた。終盤はその秘密知った耀子行動を共にし、舞を殺害した凌馬に戦い挑んだ際にゲネシスドライバー破壊され、あわや敗北という窮地においても屈しないことを選びその場生えていたヘルヘイムの果実を口にした。ヘルヘイムの毒にゲネシスドライバーによる抑制効果長期間耐え続けた結果耐性出来ていたため、初瀬のように通常のインベスはならず、その知性失わずにオーバーロードインベスロード・バロンへと進化、凌馬の理解超えた存在となる。インベス支配する手段得たことで耀子とともに、舞をめぐっての紘汰との決戦乗り出す。同じオーバーロードとなった紘汰と互角以上に戦うが、自分止めようとする彼にすんでのところで敗北し、紘汰の腕の中で「お前は本当に強い」と心から賞賛送り生涯終えた手段違えていたが、弱者守ろうとした正義は紘汰に引き継がれることになる。それから7か月後、空き地出現した新たな御神木霊体となって現れ、舞との会話の中で平和となった沢芽市と彼女の言葉微笑み残して消えていった。メインライター虚淵玄は、戒斗を紘汰の壁となる強者として描写することを希望していたが関係者からの要請により鎧武を勝たせなければならない場面多く結果として序盤では戒斗を負けるために登場させざるを得ず当初の構想からずれていった述べている。 その他登場作品 『鎧武外伝』バロン編』では主役担当自身瓜二つシャプールトラブル巻き込まれ仮面ライダータイラントと交戦する父親工場失った後の少年時代描かれ父親失ったものの大きさと金騙し取られたことから妻子暴力奮うようになり、その果て母親薬物自殺父親首吊り自殺をした。シャプール騒動の日は両親命日であり、事件解決後、墓参りに赴き、投げ捨てる形で花を供えた。 『ナックル編』では、ザックペコとの出会いや、チームバロン結成まで経緯語られるザック / 仮面ライダーナックル チームバロンのNo.2、後にリーダーとなるビートライダーズ仮面ライダーナックルへと変身する青年。 戒斗から強い信頼勝ち得ている副官であり、彼と対等に話せる立場にある。戒斗がチーム抜けた際にリーダーの座と量産型戦極ドライバー託され沢芽市を襲うインベス立ち向かうアーマードライダーナックルへと変身する作中初期チーム拡大やインベスゲーム勝利のためには手段を選ばない一面描かれていたが、それは仲間を思う熱い心から来る行動であり、チームバロンのリーダー就任してからは強い責任感正義感目覚め戦いのなかで人を守る誇らしさ知っていく。 物語中盤までは常に戒斗と行動を共にしていたが、アーマードライダーとなってからは独自に行動開始時にユグドラシル寝返った戒斗を諌めるなど、常に沢芽市民やビートライダーズ味方であり続け、紘汰の良き仲間として活躍した。フェムシンム全滅後にオーバーロードとなった戒斗に寝返るものの、その胸中には彼の掲げ世界破壊反す正義感芽生えており、凰開発依頼した小型爆弾での奇襲試みるが失敗耀子討ったものの変身した戒斗に敗北し戦極ドライバー破壊され戦線から離脱する事態収束の3か月後には松葉杖をついた状態だが生存しており、復興した沢芽市ビートライダーズステージ見守る傍ら、同じ戦い生き抜いた光実を自分たちの輪に呼び戻そうと声をかけている。それから4か月後にはダンス踊れるまでに回復しビートライダーズ全体まとめ役となっている。ナックル変身者には新規キャラクター登場させる案も存在したが、脚本担当した虚淵玄ザック気に入っていたことから選ばれた。 その他登場作品 『鎧武外伝』バロン編』では戒斗(シャプール)を捕まえようとするブラーボ制止するが、仮面ライダータイラントに敗北人質として捕らわれるが、戒斗に助けられ、勝手を承知敵討ちを頼む。 『ナックル編』では主役担当。戒斗やペコとの出会い描かれている。ヘルヘイム消滅から1年後自身力量を試すために渡米していたが、ペコが行不明になったことを知って緊急帰国する。ネオ・バロンの本拠地乗り込みペコシュラ再会したが、追い詰められ、城乃内と凰助け借りて脱出する量産型戦極ドライバーとクルミロックシード、マロンエナジーロックシードを光実から託されると、「バロン名を汚すものは許さない」とペコ語り、ネオ・バロンの本拠地に再び乗り込んでシュラ変身したブラックバロン交戦一時変身解除させられてしまうが、ペコ持ってきた戒斗のゲネシスドライバーゲネシスコア使ってジンバーマロンアームズ変身すると、ブラックバロン撃破した。 『小説 仮面ライダー鎧武』 ネオ・バロンを壊滅させた後は他のビートライダーズと共に沢芽市存在する黒の菩提樹アジト捜索している。ネオ・バロンを壊滅させたためか裏社会人物にも顔が知れ渡っている。 ペコ チームバロンのメンバー小柄だダンスキレがよく、チーム対す忠誠心が高い。 インベスゲームではザック示し合わせてスリングショット相手の手狙い持っているロックシード落とさせるなどの汚い手口使って相手チーム次々と敗退させていたが、第2話でのインベスゲームで紘汰に対して同様の行為をしたところを戒斗に見つかり、彼の怒り買った。それと同時に戒斗にスリングショット破壊されそれ以降この手段での妨害行為を行う描写見られなかった。 ダンスへの情熱は非常に強く第18話では戒斗の意向背いてまでチーム鎧武提案した合同ダンスイベントへの参加熱望した合同ダンスイベント後はチーム鎧武ダンス練習共にするなど、よりダンス励んでいる。 インベスとの戦いに関してはアーマードライダーとなったザック補佐し、フェムシンムが現実世界侵攻開始してからはチーム鎧武と共に市民避難支援活動を行う。舞を狙う光実によって重傷を負わされたり、凌馬に騙されチャッキーと共に病院内幽閉されたりと、手酷い目に遭うことも多かったそのような目に遭いながらも自分出来ること諦めず、舞がさらわれた際には、重症により意識を失う前に紘汰と戒斗に連絡取り幽閉時にはチャッキーと共に辛くも脱出した後、チーム鎧武ガレージ戻り、戒斗と耀子に舞の危機知らせた事態収拾後は、光実のビートライダーズへの復帰素直に望むザックチャッキーたちと違い上記のことを簡単に割り切れず複雑な心境見せたその他登場作品 『鎧武外伝』バロン編』では人が変わった戒斗(シャプール)に戸惑いながらも、嬉し顔を見せたチームタイラント襲撃され自身負傷しながらも、戒斗に助け求める。 『ナックル編』では戒斗やザックとの出会い描かれている。ヘルヘイム消滅から1年後渡米決めたザックからチームバロンを任される。ネオ・バロンの存在知り本拠地乗り込むも、シュラ共感していきネオ・バロン側に回ってしまうが、再会したザック言葉目を覚ます。「バロン名を汚すものは許さない」と語ったザックのために、持ってきた戒斗のゲネシスドライバーゲネシスコア彼に託す。 『小説 仮面ライダー鎧武テレビシリーズでは描かれなかった、光実との和解についても記されている。

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