その他のビートライダーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 23:07 UTC 版)
「仮面ライダー鎧武/ガイム」の記事における「その他のビートライダーズ」の解説
城乃内 秀保(じょうのうち ひでやす) / 仮面ライダーグリドン チームインヴィットのリーダー。8月30日生まれのおとめ座。度が入っていないメガネを掛けている。 基本的に単独で陣を構えることはなく、協力相手を利用して策を弄し漁夫の利を狙う、日和見主義な側面が強い。それゆえに他チームからは卑劣漢として悪名高く、チームメイトからの人望も厚い訳ではないが、当の本人は「策士」を自称し、こうした周囲の評価を歯牙にもかけていない。 アーマードライダーとなって以降も、あえてインベスにロックシードを与えて成長させたり、物陰から隙をうかがって漁夫の利を得ようとするなど、前述した策士ぶりを折に触れて発揮しており、初瀬とのコンビプレーでは、不意打ちによるものとはいえバロンに勝利し、クリスマスゲーム時には互いに生身でのコンビプレーでインベスを退けたりもした。一方、アーマードライダーとしては黒影に変身中の初瀬に振り回されたり、戦いに及び腰になっていたりと、策士ぶりとは相反するコミカルな描写も度々見られる。 シドから戦極ドライバーを入手し、戒斗からもらったドングリロックシードによってアーマードライダーグリドンへ変身した後、初瀬と共にバロンの傘下から脱退。しばらく彼と行動を共にした後、ドライバーが使えなくなった初瀬を見限り凰蓮との共闘を画策するが、彼の弟子としてシャルモンで働かされることとなり逆に利用されることになった。その後、光実による紘汰の戦極ドライバー奪還作戦に凰蓮と共に参加した際に戦極ドライバーの実態を知り、バージョンアップしたドライバーを与えられた。合同ダンスイベントが行われた際には、凰蓮の指示で影からイベント妨害するも戦いの最中にインヴィットのメンバーに見つかり、チームに連れ戻されるかのように強制的に参加させられている。 インベスゲームが終了し、チームメイトたちとも疎遠になったことで自分の本当にやりたいことがわからなくなり、一時は凰蓮の元から逃げ出すが、インベスの大群に苦戦する鎧武とブラーボを身を挺して守った。その後に自分に目をかけてくれていた凰蓮とも和解し、彼がインベスの出現するクラックを発見するきっかけを作った。オーバーロードが侵略してきた際、戒斗の助太刀として参戦。その際には生身でも飛び蹴りを決めたり、デェムシュの猛威に戦意喪失しかけた他のライダーたちに諦めないよう呼びかけるなど心身ともに成長した姿を見せた。ユグドラシルタワー潜入作戦を実行した時も凰蓮とともにインベスの足止めをすべく真っ先に変身している。 ロード・バロンと化した戒斗の野望を止めるため、凰蓮と共にロード・バロンに挑むが戒斗側についたマリカとナックルの二人がかりの猛攻を受け、ドライバーとロックシードを破壊された。ヘルヘイムの脅威が去った後はビートライダーズのステージには復帰せず、シャルモン2号店のオープンに凰蓮の弟子として立ち会っており、パティシエの腕も貴虎に凰蓮が作ったものだと勘違いさせるほど向上した。 初瀬がインベス化した末に死亡したことについては邪武の襲来の際に貴虎から聞かされるまで知らず、彼と組んでいた時が一番楽しかったと紘汰に本音を漏らしていたり、破壊から復興する街の中で彼の捜索願いを出していた。初瀬の死を知った際には、彼を追い詰めたのは自分のせいだと自責の念に駆られ、罪滅ぼしを決意。貴虎が隠し持っていた量産型ドライバーとロックシードを自らが使用して、黒影トルーパーに変身。邪武とイナゴ怪人に立ち向かったが、力及ばずドライバーを破壊されてしまった。その他登場作品 『鎧武外伝』 『バロン編』ではシャプールから「グリドンの人」と呼ばれ、彼にグリドンの名前をからかわれた際には「俺は気にいっている」と返答した。しかし、シャプールを厨房に入れたことに激怒した凰蓮に叱られ、偽のドングリロックシードでの変身同様落下してきた盥に頭を打たれる。 『ナックル編』では、スイーツのコンクールで優勝したことが語られる。ネオ・バロンの情報をザックに教えたほか、本拠地に単身乗り込んだ彼を凰蓮と共に救出した。 『小説 仮面ライダー鎧武』 凰蓮が貴虎と行動を共にしているため彼から店を任されており、そのため黒の菩提樹の調査には参加できず、光実たちに売れ残りのケーキを差し入れする形でサポートをしていた。決戦直前に凰蓮から戦極ドライバーとドングリロックシードを受け取り再びグリドンへの変身能力を得る。 初瀬 亮二(はせ りょうじ) / 仮面ライダー黒影 チームレイドワイルドのリーダー。 血気盛んでかなりの野心家だが、思慮に欠ける猪突猛進タイプ。勝算もないのにあちこちのチームにインベスゲームを挑んでは敗れることの繰り返しでチームは伸び悩んでいる。 城乃内と行動を共にすることも多く、彼からは「初瀬ちゃん」と呼ばれている。城乃内の提案を鵜のみにし、彼に良いように利用されることが多い。戒斗がヘルヘイムの森で回収したロックシードを渡す条件として城乃内と共にチームバロンの傘下になるが、城乃内の誘導によって彼と共に傘下を抜ける。同時にシドから戦極ドライバーを入手し、戒斗からもらったマツボックリロックシードによってアーマードライダー黒影となる。アーマードライダーになって以降は黒影とグリドンの名付け親になったり、城乃内との特訓を行うなど、以前とは逆に城乃内を振り回すようになった。クリスマスゲーム開始直前までは城乃内と共にトナカイの格好をしてのアルバイトも行う。 ヘルヘイムの森を舞台としたクリスマスゲームにて、斬月と交戦。負けん気の強さで食らいつくも敗北し、斬月が加減を誤ったために戦極ドライバーを破損。チームバロンとの戦いで黒影の力を失ってしまったことが公になると、城乃内やチームメイトから見限られる。錠前ディーラーのシドも姿を消してしまい、精神的に追い詰められていき、インベスやブラーボ、斬月の幻覚に悩まされる中、セイリュウインベスが現実空間に溢れ出たヘルヘイムの果実を食して進化した光景を見て、自身もヘルヘイムの果実を口にし、ヘキジャインベスに変貌してしまう。人間としての理性を失い、紘汰の必死の説得もむなしく、最後はシグルドとなったシドによって処分された。 全体を通して紘汰や戒斗とは対立する立場にあったが、紘汰とはお互いの電話番号を知っていることから、友人とまではいかなくても、ある程度の交流はあったことが伺える。また、一度は同盟を結びながらも決裂した戒斗は、紘汰に初瀬がどうなったのかを問い、彼の態度を見て死亡したことを察し、凌馬との最終対決において自らもヘルヘイムの果実を口にすることにし、凌馬から「正気か?」と問われた際に「初瀬と同じぐらいには」と初瀬の名を口にした。 城乃内には利用されていたものの、初瀬自身は基本的に彼のことを信頼しており、城乃内の方も決別した後も初瀬のことを懐かしんだり、その死の全容を知った際には彼を見放したことを後悔し、罪滅ぼしのために初瀬の遺産とも言うべき黒影トルーパーに変身し、仮面ライダー邪武に挑むなど、互いに心の底では確かな友情を抱き合っていた。初瀬の顛末は当初から決まっており、初瀬を演じた白又敦にもクランクインの段階から早期に退場することは伝えられていた。メインライターの虚淵は初瀬の死を本来意図していたシリアス路線へ移るための起点と位置づけており、白又に対しても「初瀬ちゃんは『魔法少女まどか☆マギカ』のマミさんのようにターニングポイントとなるキャラだから」と語っている。 その他登場作品 『小説 仮面ライダー鎧武』 狗道供界の虚無の世界に大団円の英雄(デウス・エクス・マキナ)として呼び出され、セイヴァーに無数の影松を突き刺した。
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