ゲネシスドライバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 23:07 UTC 版)
「仮面ライダー鎧武/ガイム」の記事における「ゲネシスドライバー」の解説
戦極ドライバーのテストデータを基に改良された、戦極凌馬が開発した新世代アーマードライダーの変身ベルト。 普段はバックルの状態で携帯され、腰に当てることで自動的に銀色のベルトフォールディングバンドが伸長して装着される。中央部のゲネシスコアにエナジーロックシードを装填し、右側のハンドルグリップ・シーボルコンプレッサーを押し込むことで、下部の容器コンセントレイトポッドに液化したエネルギーが溜まり、アーマードライダーへの変身が可能となる。 戦極ドライバーに比べて高性能だが、肉体にかかる負担は2倍という危険性もある。ドライバー自体の堅牢性も戦極ドライバーから大きく向上しており、仮面ライダーバロンの集中攻撃でも破壊できなかった。なお、認証機能は取り付けられておらず、最初に装着した人物以外でも使用可能となっている。 開発者の凌馬は神の力すなわち黄金の果実を手に入れようという野望を抱いており、いずれ他のベルトオーナーが敵に回ったときに備えて、ブレーカーのスイッチひとつでゲネシスドライバーの機能を停止できるシステムキルプロセスを仕込んでいた。 凌馬にとっては、このゲネシスドライバーでもまだ完成形とは言えなかったらしく、第15話ではさらなるドライバーのデザイン画を葛葉紘汰と駆紋戒斗に披露し、実験体にならないかと誘っていた。ゲネシスドライバーが黄金の果実を手に入れるためのものであったことから、構想中のドライバーは神の力を手にしたときに使われることを想定していたとも考えられる。 ギミックのコンセプトは、企画初期に検討されていたジュースをモチーフとする連動アイテム案から発展している。しかし液体を扱うギミックの実現性が疑問視されていたところ、バンダイの技術スタッフは光と効果音の組み合わせであたかも液体が溜まっていくかのような表現を可能とした。これにより「ロックシードの力を搾り出す」というコンセプトが成立し、ゲネシスドライバーには液体を溜めるグラスのようなコンセントレイトポッドと、ストローのようなバスキュラーダクトが組み込まれた。なお、おしゃれな店に置かれていても違和感を感じないデザインにするため、家電を隠れモチーフとしている。 戦極ドライバーのフェイスプレート換装システムを継承するかどうかの検討もなされたが、新世代ライダーは複数人でチームを組んで登場するため、変身ベルトも共通させることに決まり、換装システムは排除された。
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