シンジケート
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アメリカ政府の裏に存在し、軍部の管理、秘密裏の実験や民衆への情報操作を行う影の政府である。 シガレット・スモーキング・マン(「煙草を吸う男」):ウィリアム・B・デイヴィス(第1〜7、9シーズン、第10・11シーズン) CSマンと略される。通称としてキャンサーマンまたは肺ガン男とも。本名はカール・ゲルハルト・ブッシュであるが、偽名の1つとしてC.G.Bスペンダーとも名乗る。 シンジケートの一員で、X-ファイル全シーズンにおいてモルダーとスカリーにとって最大の脅威かつ最悪の敵にして最も謎めいた存在。彼らの目的のひとつとして、エイリアンの地球への入植に協力し、エイリアンと人類のハイブリッド種を生み出すことで人類の滅亡を回避しようとしている。中でもCSマンは事件の後処理や証拠隠滅、FBIとのコネクションを担当する。一捜査官の立場からグループの陰謀を暴こうと苦闘を続けるモルダーとは敵対するが、彼の能力そのものは非常に高く評価しており、原則として直接的な介入行動(暗殺や拉致)は避けている。また、モルダーは本人に対する圧力・暴力・恫喝には強いため、彼にとってトラウマである妹のサマンサや貴重なパートナーであるスカリーを餌やターゲットにすることで、間接的にモルダーから冷静な判断力を奪い苦しめる。やがては彼が出現してなにかをほのめかす行為そのものがモルダーから理性や正常な判断力を奪うようになる。 一時、シンジケート内部の対立により失脚するが(第5シーズン「帰還 Part2」)、その能力を必要とされたため再びシンジケートに復帰(第5シーズン「ジ・エンド」)。 モルダーの援助に回るような動きを見せることもあり、彼の実の父親であることを示唆し、結局それが真実であることがわかる。遺伝子移植手術のため重い病気を患った(第7シーズン「第六の絶滅 Part2」)後、第7シーズン最終話にてクライチェックとコバルービアスに殺害されたかに見えたが(第7シーズン「レクイエム」)、最終話で再びモルダーとスカリーの前に登場し、エイリアンによる入植の日を告げた後ミサイル攻撃を受けて死亡したかのように思われていた(第9シーズン「真実 Part2」)。しかし、2016年に生存が判明した(第10シーズン「闘争 Part1」)。 父親は共産主義者でソ連のNKVDのスパイだったために1917年のスパイ活動法で処刑され、母親は愛煙家で病で亡くしており、孤児院で育った。幼いころから本が好きで、作家になるのが夢だった。彼自身が内的葛藤に苦しむ一人の脆弱な人間であり、ケネディ大統領やキング牧師の暗殺などを実行した自身の半生を「ロール・ブラッドワース」という筆名で小説にし発表したことがあり、作家一本で生活しようとしたのか、辞表まで書いている。しかしながら、出版社の意向であらすじが書き換えられていたことに愕然とし、書いた辞表を破り捨てた(第4シーズン「紫煙」)。 その名の通りの愛煙家で、好きな銘柄は「Morley(架空の銘柄)」である。肺ガン男という通称は本名を明らかにせず、愛煙家の彼を揶揄した表現に過ぎず、疾患を患っているわけではない。演じるデイヴィスは既に禁煙しており、劇中で吸っているのは味のしないエチケット煙草である。 スターウォーズシリーズのダースベイダーに相当する人物であり、息子モルダーとの敵対と確執や愛する人をも犠牲にした彼自身の苦悩と葛藤が本編の隠れたテーマともなっている。 あるイベントで、ファンの1人が「シーズン9最終話でミサイルが直撃したにも拘わらず、シーズン10で生存していたのはおかしい」という疑問をカーターにぶつけた。そのコメントに対して、カーターは「ミサイルが顔に直撃したからといって、必ずしも死ぬわけではない」と応答した。 モルダーとスカリーがザ・シンプソンズにゲスト出演した際にも一瞬ではあるが出演している。 ウェル・マニキュアード・マン:ジョン・ネヴィル(第3〜5シーズン) シンジケートの一人。ビル・モルダーの葬儀の際に初めてスカリーの前に姿を現す(第3シーズン「祈り」)。年長格でCSマンを抑えることのできる数少ないイギリス紳士。シンジケートの過激なやり方に疑問を抱いているため、時にモルダーとスカリーに警告という形で情報を与える。劇場版第1作ではシンジケートからモルダーの殺害を指示されていたが、ワクチンをモルダーに渡して自分の孫を含む人類の未来をモルダーに託し自爆。 詳細は「ウェル・マニキュアード・マン」を参照 アレックス・クライチェック:ニコラス・リー(第2〜9シーズン) モルダー監視のためCSマンがFBIに潜入させ、モルダーとコンビを組ませた(第2シーズン「不眠」)。モルダーからは目障りな存在として煙たがられる。FBIから離脱(第2シーズン「昇天 Part.2」)後もシンジケートの命令で暗躍し、モルダーの父ビルを殺害、スカリーの姉メリッサ殺害にかかわり(第2シーズン「アナサジ」)、指示が途絶えた後も独自に活動している。ブラックオイルに感染した過去を持つ(第3シーズン「海底」)。一時期ロシアと組んでシンジケートに反抗していたこともある。ロシアの村人に左腕を切断されて以降は義手を装着している。モルダーやスキナーらには損得で動く男と思われているが、独自の信念を持っているようで、時折モルダーらに情報を提供したり協力を申し出るなどしている。終盤にスキナーに射殺されてしまうが(第8シーズン「誕生 Part2」)、最終話では幻影でモルダーを手助けするシーンが見られる(第9シーズン「真実 Part1」)。演じるニコラス・リーは第1シーズン第14話「性を曲げるもの」に別の役で出演している。 ジェフリー・スペンダー:クリス・オーウェンズ(英語版)(第5〜6、9シーズン) シガレット・スモーキング・マンの息子。モルダーの異母兄弟。母が熱烈なUFO信奉者であるためかUFOを含む超常現象に否定的。モルダーに対し敵愾心を持ち度々衝突する。モルダーがX-FILE課から外された際にX-FILE課担当になるが、行方不明となった母の捜索以外何も行わなかった。CSマンが母をエイリアンの実験台に提供したことを知りモルダーと和解(第6シーズン「ファイト・ザ・フューチャー Part2」)。それは父・CSマンを裏切る行為であり、彼に銃撃されたのち母同様エイリアンの実験台にされた。 演じるクリス・オーウェンズは第4シーズン第7話「紫煙」で若き日のCSマン、第5シーズン第5話「プロメテウス」でムタト役で出演している。 詳細は「ジェフリー・スペンダー」を参照 ダイアナ・ファウリー:ミミ・ロジャース(第5〜7シーズン) モルダーの元恋人。ローン・ガンメンとの親交もある。CSマンによりシンジケートに引き込まれた。第6シーズン、スペンダー捜査官とともにX-FILE課を担当することとなる。第7シーズンにて意識不明のモルダーを救済する手がかりを与えた為に始末される(第6シーズン「ファイト・ザ・フューチャー Part2」)。元々モルダーと共にX-FILE課を担当していたが、ヨーロッパに赴任する。ヨーロッパ赴任後はヨーロッパ各地とチュニジアを毎週のように往復していることをスカリーとローン・ガンメンの調査によって明らかになる(第6シーズン「ファイト・ザ・フューチャー Part2」)
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「Dimension W」の記事における「シンジケート」の解説
ドレイク・ホートン 顔に十字の傷がある男性。シンジケートの頭領。百合崎セイラとその娘の暗殺を受けて実行した人物。その力量は「グレンデル」の生き残りであるキョーマとアルベルトですら凌駕するほどであり、殺気だけでキョーマが自分の首が切断されて飛ぶ錯覚を受けるほど。 ドゥーエ 女性。強化スーツを着てはいるが、生身の体ながらも才能と訓練によってルワイと同等の戦闘能力を持つ。 『ギフト』は「構造の弱点を見抜く」。 ヴェンティ 体に縫い目が多くある男性。シンジケートのエージェント。 ノーヴェ 顔に星形のタトゥーがある女性。両足が義足。シンジケートのエージェント。
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「シンジケート (ゲーム)」の記事における「シンジケート」の解説
1993年にMS-DOS用ソフトとして発売。シンジケート同士の勢力争いを題材としている。Electronic Artsが提供するPCゲームプラットフォームOriginのタイトルとして無料で配信されていた。
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「銀河疾風サスライガー」の記事における「シンジケート」の解説
ブラディ・ゴッド 声 - 蟹江栄司 ブラディ・シンジケートの大ボス。自身が経営するJ9ランド内のカジノでブルースが勝ちまくったため、ブルースにビッグゲームを持ちかける。潔い一面を持っており最終回では報復に来た部下達を戒めていた。当初は影で顔が見えなかったが、42話で目の部分、最終話で素顔が判明した。 海外版での名称は「Max Girth」で、「Bloody God」は通り名という扱いになっている。 フルザ・ゲルナー ブラディに雇われた殺し屋で、たびたびJJ9を殺そうと襲ってくる。ロックの父を半身不随にした強盗一味の1人でもある。最終回でブルース達を狙撃しようとするが、ひた隠しにていた病から来る吐血が原因で誤ってブラディを撃ってしまい組織に追われることに。最後はロックとの差しの対決で倒される。 非常に無口な性格で、最後まで誰が演じているのか明らかにされなかった。「国際映画社ナイト2009」にて、登壇者からこの事を突っ込まれて、チーフディレクターの四辻が声を当てたことを、止むなく認めている[要出典]。
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「銀河疾風サスライガー」の記事における「シンジケート」の解説
サスライガーの時代における闇の犯罪組織。『銀河旋風ブライガー』での「コネクション」と似ているが、シンジケートの方がよりギャングに近い描写がなされている。資金源はカジノ経営からレースの八百長行為、住民の強制労働による鉱山経営、覚醒剤の開発製造にまで及ぶ。
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「ドラえもんの登場人物一覧」の記事における「シンジケート」の解説
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