シルバー仮面
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『シルバー仮面』(シルバーかめん、Silver Kamen)は、宣弘社と日本現代企画の製作により特撮テレビ番組の題名、およびその劇中に登場する変身ヒーローの名称である。第11話より『シルバー仮面ジャイアント』に改題された。1971年11月28日から1972年5月21日まで、TBS系で毎週日曜19時00分 - 19時30分 (JST) のタケダアワーにて全26話が放送された。
- 1 シルバー仮面とは
- 2 シルバー仮面の概要
シルバー仮面ジャイアント
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「シルバー仮面」の記事における「シルバー仮面ジャイアント」の解説
第11話から登場。シルバー仮面が、サザン星人に破壊された光子ロケットの光子エンジンから漏れた光子エネルギーを浴び、巨大化した姿。カラーリングだけでなく、等身大時は素肌が露出していた口の部分も、口唇をかたどったマスクに覆われているなどの変化が生じている。また、光二の変身ポーズも変化しており、両手を左右に広げてから降ろして「シルバー!」と叫び、前方宙返りすることで変身する。 等身大時とは比較にならないほどのさまざまな武器や超能力を持ち、飛行も可能となった。目に録画可能なカメラアイを備えている。至近距離での核ミサイルの爆発にも動じない強靭な肉体を持つ(第23話)。 挿入歌「戦え! シルバー仮面」の歌詞には、太陽が「シルバー仮面のエネルギー」というくだりが存在するが、設定では体内に春日式原子炉を持つとされている。また、光子ロケットとの関連からシルバー仮面も同様に光子をエネルギーとしていることがうかがえる。 その活動や正体は春日ファミリー以外にも、ある程度は一般に周知されているようで、第23話ではシルバー仮面ジャイアントがフンドー星人の攻撃から両親を守れなかったことで、光二が少年に詰め寄られるシーンがあった。 第20話での光三の台詞によれば、変身後は光二の体内に内蔵されたコンピュータの意識が優先するようである。 デザイン・造形 マスクの造形はヒルマモデルクラフトによる。顔の全面をマスクで覆い、赤を配したデザインに変わった。池谷仙克は、「赤を使って欲しい」という要望だったと述べており、ジャイアントのデザインについて「個人的には好き」だと語っている。第11話でのマスクは顎が長かったが、その後に修正されている。 スーツの素材はウェットスーツになった。擬斗の高倉英二は、筋肉質な俳優が着るとフィットしないため、スタイルの良い加藤寿を中心にしたと述べている。また、高倉は目に電飾を仕込んでいるために中でハレーションを起こしてしまったうえ、目の位置も動いているうちにずれてしまうなど、視界が悪かったことを証言している。 アクション アクションの方向性は等身大時代と変わらなかったが、スーツ内が暑くなるために長時間は動けず、細かいカット割りが行われるようになった。 ジャイアント編では敵怪獣の造形が大型化していき、動きが制限されるため、光線技など遠距離での攻撃が増えた。得物を使ったアクションも増えたが、高倉はマスク内からでは得物が近景に来るため、敵が見えにくくなってしまい、大変であったと証言している。
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