シマリスくん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 03:46 UTC 版)
ショーねえちゃん 声 - 田中真弓 / 同左 / ならはしみき / なし / 重松朋 シマリスくんの姉で、ダイねえちゃんの妹、そのお兄さんの異母妹の次女。体色はピンク。 最近はシマリスくん同様、一人暮らしをしている。家は非常に汚れていて、悪臭が漂っている。顔立ちは母親似。 短気で喧嘩っ早く、気に入らない相手には攻撃的な態度を取る。弟のシマリスくんに対して横暴に振る舞うため、基本的に仲は良くない。また、アライグマくんとも些細なトラブルがきっかけで仲が悪くなり、互いに罵り合っていくようになる。体格はほとんどシマリスくんと一緒ながらもアライグマくんと互角に戦える。作中では(アライグマくんを除けば)悪役寄りの性格付けがされたキャラクターで、作者曰く「この作品唯一のヒール」であるとのこと。 一方で仲の良い相手や女の子に対しては優しい所がある。家族関係も良好で、特にダイ姉ちゃんに対しては姉思いな一面を見せることも多く、マホモくんに対する態度もシマリスくんよりは良い。偏屈で極めて人当たりの悪いおじさんも、ショー姉ちゃんだけは可愛がっていた。 16巻では怒ったシマリスくんと互角に殴り合いをして一時的に和解するが、17巻において「お姉ちゃんが来た」ではシマリスくんに対して一方的な理由による酷いいじめを行い、シマリスくんに決闘を申し込まれたが結局圧勝。条件通りシマリスくんに対して一生のこき使い(奴隷)宣言をした。「シマリスくんのおにいさん」ではアライグマくんと最終決戦と称して負ければ底なしの泥沼に沈んで死んでしまう決闘をしようとしたが、決闘を止めようとした腹違いの兄に「許して忘れるのです」と言われ、うやむやになる。以降アライグマくんとは気が合った形で和解したような描写もある。 17巻以降も24巻に描かれているパラパラマンガでシマリスくんからのプレゼントを投げ返したり、26巻でシマリスくんが枯れた湧き水を掘っている時に「手伝ってくれ」と頼まれても殴って断ったり、36巻でクモモの木のためと称して一発パンチをくらわせる等、シマリスくんに対する態度はあまり変わっていない。しかしこれらの意地悪で威圧的な態度はシマリスがやや女々しいことに対する苛立ちからも来ているようで、本気で彼を嫌っている訳ではない。一方で、アライグマくん同様にシマリスくんに突っかかられた際に笑って返したり、冷や汗を流すこともある。 29巻は最後のみの登場だったが久々に存在感を示す話が描かれている。この時点では完全に不良になっており、知り合いのほとんどは柄の悪い者達だった。しかし、身体を張ってネズミのマルメラさんを助けた過去が描かれており、その姿はシマリスくんに「少しかっこよく」見えたという。交流が薄くなってからは、自分の家族のことについて終始でたらめな事を知り合いに吹聴していたようである。 テレビアニメ版では、シマリスくんをいじめることは少ないが姉として厳しく接することもあり、原作よりはまともな性格に変更された(映画版でも、原作よりは穏やかな性格に描かれている)。また、原作3巻同様にユーモラスな行動でシマリスくんを捕まえるという一面も見せた。アライグマくんとは最初から最後までケンカする姿が描かれたが、周りからは「喧嘩するほど仲が良い」と勝手に解釈されている。第44話ではアライグマくんと協力してボーズくんのおかあさんをやっつけようとした(原作7巻にも同様のシーンがあった。原作・アニメ共に結局、失敗している)。 アニメ2作目ではアライグマくんがレギュラーキャラではなくなった影響か、彼と絡む話は1作目と比べて激減している。 ダイねえちゃん 声 - 佐々木真奈美 / ならはしみき / 折笠愛 / なし / あらいしずか シマリスくんとショーねえちゃんの姉で、そのお兄さんの異母妹。長女。体色はオレンジ色で、顔の輪郭からはみ出す特徴的な眉をしている。現在はピッポさんと結婚して一子を儲けている。妹とは異なり、おしとやかで気品のある女性。下品な言葉を聞くと卒倒してしまうくらい繊細で、自分の吐いた痰をわざわざ泥に混ぜて泥団子にして隠すほど。ある意味、アライグマくんとショーねえちゃんの不仲の原因を作った人物である。怒るのが下手で、激怒しても全然怖がられないことが多い。だが、シマリスくんに度々厳しく説教をしたり、ピッポさんとの結婚では家族全員の反対を押し切ったりするなど、いざと言う時は強い意志を示すこともある。トラブルに直面した時、シマリスくんに相談して何か提案されると決まって「それはもうやりました」と返すやりとりがお約束。難しい言葉を使うのが好きなようで一々言葉を言い直す癖がある。シマリスくん曰く、「相手のためになることをするのを好む性格」。42巻にて第2子であるコリスちゃんを出産した。 テレビアニメ版では、原作6巻同様にショーねえちゃんとアライグマくんのケンカを止めようとすることも多く見られた。また、原作6巻同様にアライグマくんに「ウンコ」などと呼ばれたショックから気を失うこともあった。 マホモくん ダイねえちゃんとピッポさんの間に生まれた男の子でシマリスくん・ショーねえちゃんとそのお兄さんの甥っ子。体色は肌色に近い桃色で、23巻で生を受ける。顔は丸く二重まぶたなので一部ピッポさん似。母親と一緒に笑うこと以外はしゃべることが出来ないくらい幼かったが、32巻ではシマリスくんの家に一人で遊びにくるまでに成長した。 当初はダイねえちゃんに抱っこされていたが、現在は一人で歩くことができる。趣味はかくれんぼ。 理解力に欠け、何かにつけてとにかく笑う癖があり、手のかかる一面がある。その純粋さが不本意ながら、シマリスくんとぼのぼのの喧嘩を招いてしまったことがある。マホモくん自身はシマリスくんを好いているようだが、当のシマリスくんには邪険にされている。 コリスちゃん ダイねえちゃんとピッポさんの間の第2子。マホモくんの妹で、シマリスくん・ショーねえちゃんとそのお兄さんの姪っ子。42巻にて生を受ける。母親似であり、どことなく儚げな印象を持たせる外見である。兄同様、シマリスくんには好かれていない模様。 シマリスくんのおとうさん 声 - 関口和之 / 茶風林 / 桜井敏治 / なし / 小手川拓也 シマリスくん達の父親。体色は灰色に近い藤色(青のときもある)。常に目を閉じているように描かれるが、驚いた時やショックを受けた時など稀に目を大きく開けることがある(シマリスくんは、普段の彼が寝ているか起きているか分からなかった事がある)。表情をあまり変えないほどのマイペースで冷静な性格だが、機嫌を損ねると意味不明なことをし始める。しかしながら、その際にはアライグマくんをも恐れる威圧感を放ち、実際に怒ると怖い。 メインであるぼのぼのとアライグマくんの父親はよく登場するが、こちらはシマリスくんと別居しているせいか、初期のころは出番は少なかったが、近年[いつ?]では出番が徐々に増えている。アニメ第1作においては、おかあさんともども、セリフ付きの登場は一度しか登場していない。 作者には「勝手な酷い親」と紹介されている。 前述の通りバツイチで、前妻との間にシマリス姉弟の兄に当たる一人息子がいる。離婚の経緯は不明だが、少なくとも前妻との間にできた息子には特に恨まれている様子はない。 病気が悪化し、現在では妻共々シマリスくんに介護をしてもらっている。自身たちへの介護に苦悩するシマリスくんには、嫌味を言いながらも父親としての思いやりを見せていた。 シマリスくんのおかあさん 声 - 柴田由紀子 / 横尾まり / なし / なし / 重松朋 シマリスくん達の母親。体色は金色(36巻のキャラクター紹介ではピンク)。温厚な性格。当たり障りの無い普通の母親であるが、昔は夫婦で良く分からない激しい運動や体操をやるなど、結構な変人だった。現在では年老いて体が弱くなっており、シワも深くなってしまった。また、持病の風邪が悪化しており、咳き込んでいる描写が多い。 若いころの容姿はショー姉ちゃんとよく似ている。 シマリスくんのおにいさん シマリスくん達の異母兄。シマリスくんのおとうさんが前妻との間に作った一人息子で、母親と2人暮らし。17巻のみ登場。 体色は藤紫で、特徴的な口の形をしている。アライグマくん親子のイモ掘りを黙々と手伝い、アライグマくんのお父さんになぜか気に入られた。ぼのぼのに対しては「くん」付けで普通に話す。一方で、異母弟のシマリスくんがアライグマくんのことを友達扱いせずに「乱暴者」と言い聞かせ、それを真に受けたため、アライグマくんに対しては「さん」付けで敬語で話す。 寛容な精神の持ち主で、父親の離婚問題も大して気にしていない。変人だが、アライグマくんとショーねえちゃんの決闘の時に危険を冒して止めようとして発した「許して忘れるのです」という言葉はアライグマくんやショーねえちゃんに深い影響を与えた。 なお、6巻にシマリスくんの想像で「おにいさん」が登場するが、この人物とは全くの無関係。 シマリスくんのおにいさんの母 シマリスくんの父の前妻。息子と2人で暮らしている。 シマリスくんのおじいさん シマリスくんのおとうさんの父親。何をやるにも行動が遅く、朝言った冗談を夜にようやっと笑う。「ふしゃははは」と笑う。おとうさんが子供だった頃から既に老いが見えていた。ここぞという時は機敏というが、それでも素早いとは言いがたい。今はいないことから故人らしい。 シマリスくんのおじさん★ 声 - 小手川拓也 シマリスくん兄弟の親戚。登場は15巻、17巻。体色は青紫で、ダイねえちゃんと同じく顔の輪郭からはみ出す特徴的な眉をしている。 非常に短気で偏屈かつ自分善がりな性格をしており、気に入らない相手に対しては一貫して高圧的な態度を取る。シマリスくんに対して「男らしくない」と言う理由で理不尽に厳しく当たる一方、ショー姉ちゃんを気に入りあからさまに依怙贔屓している。その事から、シマリスくんからは忌み嫌われている。 落し物を拾ったぼのぼのに対してお礼一つ言わないばかりか罵倒した為、アライグマくんの怒りを買った。 シマリスくんのおばさん シマリスくんのおばさんである老いたリスで、ダイねえちゃんに薬を持ってきてもらっている。 ピッポさん なし/ なし/なし/なし/黒藤結軌 ダイねえちゃんの夫でシマリスくんとショーねえちゃんの義兄、おにいさんの義弟。体色は青。二重まぶたのイケメンだが、性格は自己中心的かつ非常識。ダイ姉ちゃんの前では好青年として振る舞う一方、その弟であるシマリスくんに威張り散らし、あからさまに見下している。一方、父親には敬語口調で頭が上がらない。 シマリスくんの家族からの評判も概ね悪いようで、当初シマリスくんを始めとしたダイねえちゃんの家族に結婚を反対されていた。自分の父親にも自分の厳しい躾から逃げたいだけという理由で猛反対されたが(ただし、シマリスくんとアライグマくんの弁である)、ダイねえちゃんのサポートでなんとか結婚にこぎつけた。しかしマホモくんが生まれてしばらく後に、育児を放棄しているとダイねえちゃんに咎められたことで、夫婦喧嘩をしたため本気で離婚を考えたが、未だに仲の良くないシマリスくんが大喜びしたために、逆に家族と仲直りした。しかし、父親との和解後も第2子を妊娠している妻をよそに不倫をするなど、本質的には改心していない模様。 ピッポさんのお父さん ダイ姉ちゃんの義父。かなりの堅物で怒りっぽく、何事にも厳しく接する。一方で、息子とは対照的にシマリスくんの事は気に入っている様子であり、彼とは前からの仲の良い知り合いらしい。 ビッポさんの結婚の目的を知った際には激怒し猛反対し、ダイ姉ちゃんの説得で渋々結婚を認めたものの、それから暫くは一切口を聞こうとしなかった。しかし、マホモくんが生まれると初めての孫ができたと喜び、ようやく和解に至った。 常識人として扱われているものの、息子に対して脅すように接したり、その時の様子を見ていたアライグマくんが憤りを露わにするなど、必ずしも真っ当とは言い切れない部分がある。 20巻のカラーページでの体色は茶色だったが、23巻のキャラクター紹介では息子と同じ青色の体色に変更されている。 ジロッキさん 声 - 粟津貴嗣 シマリスくん一家の知り合いであるリス。根っからの悪人ではないものの、口は悪く柄の悪い友達がたくさんいる。胸の毛が黒いのが特徴で、シマリスくん達からは「胸毛」と言われてしまう。ショーねえちゃんのことを「ショー」と呼ぶ。シマリスくん、ぼのぼのと一緒に行方不明になったショーねえちゃんを探す。
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ぼのぼのの友達で大の仲良し。いつもアライグマくんにいじめられている。
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