クロスプレーン
V型8気筒エンジンにおいて、クランクシャフトを前方から見た場合、クランクピンの配置が十文字に配列されていること。これに対し、レース用のV型8気筒エンジンでクランクピン配置が一文字になっているものは、シングルプレーンと呼ぶ。クロスプレーンにすることにより、不平衡偶力を上下左右方向ともバランスさせることができる。また、不平衡慣性力の上下方向を釣り合わせることができ、かつ、これによる不平衡偶力もゼロになる。シングルプレーンに対し騒音振動面では有利である。しかし、排気干渉の点からはシングルプレーンが有利で、高出力を得るのに適している。
クロスプレーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/27 04:04 UTC 版)
クロスプレーン (Crossplane)とは、主にオットーサイクルの90度V型8気筒エンジンに用いられるクランクシャフトの構造である。
- ^ 低回転域では直列4気筒に似た音となる。
- ^ http://www.yamaha-motor.com/sport/products/modelfeatures/6/0/features.aspx
- 1 クロスプレーンとは
- 2 クロスプレーンの概要
- 3 外部リンク
クロスプレーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 01:08 UTC 版)
通常の乗用車に用いられる。クランクピンが90度で交差しているためにクランクシャフト末端から見ると十字に見える。クロスプレーンはバンク角(「V」の間の角度)90度では振動バランスは良いが、非常に重いカウンターウェイトが必要になる。そのために高回転化、レスポンスの点では不利となる。クロスプレーンのV型8気筒は全体でみると燃焼間隔は等間隔であるが、片側のバンクで見ると等間隔とならないため、排気干渉を防ぐには2つのバンク間の排気管を繋げる必要が生じる。このことはレーシングカーにとっては問題となる。
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