きくち‐がわ〔‐がは〕【菊池川】
菊池川
| 菊池川は、その源を熊本県阿蘇郡深葉山に発し、阿蘇外輪山の渓流をあつめ菊池市を流下して迫間川、合志川、岩野川等を合わせつつ菊池台地を貫流し狭さく部に入り、和仁川及び江田川等を合わせ玉名平野に出て玉名市において有明海に注ぐ、幹川流路延長71km、流域面積996km2の一級河川です。 |
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| 河口部へ注ぐ菊池川 |
| 河川概要 |
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![]() ○拡大図 |
| 1.菊池川の歴史 |
| "菊池川では、古くから舟運が盛んでした。 古墳時代には、近畿地方や大陸との交流の跡が見られ、平安末期に開かれた高瀬港は、国際貿易港として、江戸時代以降は肥後米最大の輸出港として栄えました。 治水事業は、16世紀末に加藤清正により本格的に始められ、今も石はね等の施設が残っています。" |
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菊池川の歴史と先人の知恵の活用 |
| 2.地域の中の菊池川 |
| "菊池川流域では、菊池川をとおして、流域自治体が一体となって川を美しくする活動に取り組んでいます。
また、歴史・文化施設、親水公園を活用し様々なイベント等が行われています。" |
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地域社会とのつながり 菊池川では、川をきれいにすることを目的として流域の全21市町村が集まり、平成元年に「菊池川流域同盟」が結成され、平成4年7月には全国で初めての河川を美しくする統一の条例を施行し、川を美しくする運動を展開しています。 また、流域内には、歴史・文化を今に残す史跡や祭りなど、また上流域の菊池渓谷をはじめとする豊かな自然を活用した施設がたくさんあります。
また、河口から約15キロ付近の玉名郡菊水町には、江田船山古墳(国指定重要文化財)をはじめとして多くの古墳があり、古墳の宝庫と言われています。ここの周辺一帯は、古墳と水辺公園等があわせて整備されており、ここにも多くの人が訪れています。
このように、菊池川流域では、菊池川をとおして、流域一体となって活動に取り組み、また流域内の歴史・文化・親水施設を活用して様々なイベント等が行われています。 |
| 3.菊池川の自然環境 |
| "上流の菊池渓谷は、数少ない原生の自然が存在し、ヤマメやオヤニラミ等が生息しています。 中・下流には、国の特別天然記念物に指定されているチスジノリや、環境省レッドデータブックの絶滅危惧種I A類に選定されているニッポンバラタナゴ等が生息しています。" |
中流域・下流域は、菊池盆地のマコモやヨシが繁る緩やかな流れから、狭窄部に入って河崖にエノキ林やメダケ林の成立する早瀬となり、玉名平野に出ると再びマコモやヨシの繁る田園地帯の河川となっています。
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| 4.菊池川の主な災害 |
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(注:この情報は2008年2月現在のものです)
菊池川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/10 10:25 UTC 版)
| 菊池川 | |
|---|---|
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山鹿市の山鹿大橋付近
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| 水系 | 一級水系 菊池川 |
| 種別 | 一級河川 |
| 延長 | 71 km |
| 平均流量 | 21.6 m3/s |
| 流域面積 | 996 km2 |
| 水源 | 尾ノ岳(熊本県) |
| 水源の標高 | 1,041 m |
| 河口・合流先 | 有明海(熊本県) |
| 流域 | |
地理
阿蘇外輪山の尾ノ岳(標高1041m)南麓に発し、上流の菊池渓谷を経て西流。和水町北部で南流へと大きく転じ、玉名市市街地南部をかすめて有明海に注ぐ。河口部では干拓が行われてきた。
語源
流域の地名「菊池」(きくち・くくち、鞠智・久々知とも)に由来すると思われる。「菊池」「くくち」の語源については諸説がある[1]。
- 延久3年(1070年)に藤原則隆が下向し、生活の拠点とした深川(現菊池市深川)の湧水池「菊之池」を短縮したという説がある。
- 中原英は「水がピチャピチャした湿地帯」または「茂賀の浦の水が引いた後の湿地帯」の意を語源とする。
- 『魏志倭人伝』に登場する邪馬台国の卑弥呼と対峙した狗奴国の役人「狗古智卑狗」の名前に由来する。
- 「く・こ・ち」(「く・く・ち」)の語幹に分けられる。『地名用語語源辞典』は「く・こ・ち」について、以下のように説明した。
- 「く」は「くゆ」(崩・漬)の語幹で崩壊地を示す。
- 「こ」は「湖」を示す地理地名用語で、特に「湖」は「水+胡」(巨に通じ、大きなの意)で、「大きな水」を意味する。
- 「ち」は場所を示す接尾語で、みち(道)・つち(土)・ふち(縁)などの和語の「ち」とされる。
- 「くこ・ち」(「くく・ち」)の語幹に分けられる。「くこ・ち」の「くこ」は「くご」の変形で、「くぼ」(窪)の意である、呉音では「くく」となる。この「くく」は、「低く窪んだ所・谷間」「山中の小平坦地」「山間の湿地」「何かに包まれたような地形」「山間小盆地・谷奥」などの意味がある。
流域の自治体
並行する交通
橋梁
- 竈門大橋
- 内藤橋
- 玉杵名大橋
- 玉名橋
- 菊池川大橋 - 国道208号玉名バイパスの橋。
- 高瀬大橋 - 県道寺田岱明線(旧国道208号)の橋。
- 新大浜橋 - 国道501号の橋。
支流
流域の観光地
脚注
- ↑ 堤克彦「「江田船山古墳」の被葬者と「鞠智城」築城の背景をさぐる」『研究紀要』第40巻、熊本県高等学校地歴・公民科研究会、2010年5月、26-84頁。 p.72-74 より
外部リンク
関連項目
- 昭和28年西日本水害 - 九州北部の河川がほぼ全て氾濫。
- 日本遺産 - 2017年認定。
固有名詞の分類
- 菊池川のページへのリンク


















