アイポッド‐タッチ【iPod touch】
iPod
(IPodタッチ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 02:01 UTC 版)

iPod(アイポッド)は、Appleが2001年11月から2022年まで販売していた携帯型デジタル音楽プレイヤー製品およびその派生シリーズの総称である。
歴史
開発の背景と発売
iPodは2001年10月24日、Appleの創業者の一人で当時のAppleのCEOでもあったスティーブ・ジョブズの陣頭指揮により開発され、同年からジョブズが推進していた「デジタル・ハブ構想」と呼ばれるMacを中心として様々なデジタル機器やデジタルメディアを連携させる戦略の一環として発表された[1]。Mac専用のMP3音楽ファイルの管理・再生ソフトとして公開されデジタル・ハブ構想の一角を担っていたiTunesはCD-Rの書き出し機能などによりCDプレイヤーと連携し、またMP3プレイヤーと呼ばれる製品も当時市場に現れ始めていたが、いずれもiTunesの長所を活かすものではなかった。iPodはこのiTunesの長所を最大限に活かすための専用ハードウェアという位置付けで、ユーザーが構築した登録曲とプレイリストからなる音楽ライブラリをAuto-Sync(オートシンク、自動同期)と呼ばれた機能によりそのままダウンロードし、常に最新の状態に保ちながら再生することができた[2]。「自分の音楽コレクションを全部ポケットに入れて持ち運び、どこででも聞くことができる」というiPodの製品コンセプトは当時の音楽プレイヤーでは類を見ないもので、たちまち大きな成功を収めることになった[3]。
音楽コレクションを丸ごと持ち出すというコンセプトを実現するため、当時MP3プレイヤー用としては一般的だったが容量が限られていたフラッシュメモリではなくハードディスクドライブを内蔵ストレージに採用し、大容量のデータをやり取りするための接続端子には当時は低速だったUSBではなくFireWireが採用された。FireWireは充電端子を兼ね、データのダウンロードと充電を同時に行えることも当時としては斬新な特徴だった。
成功とその影響
後継機種や派生機種も多数発売された。最初の製品である第1世代iPod(区別のため「iPod (Scroll Wheel)」と公式で呼ばれることがある)の直接の後継機種(後に「iPod classic」呼ばれるシリーズになった)に加え、iPod miniやiPod nano、iPod shuffleと呼ばれる派生機種も登場した。技術の進歩により、後継機種では接続端子にFireWireに代わって高速化したUSB2.0が使用されるようになり、大容量化したフラッシュメモリも派生機種で採用されるようになった。音楽ファイルもMP3に限らずAACなど対応形式を増やしてしていった。
iPodの大成功によりAppleの経営方針や販売戦略も大きく変化していった。Mac中心を謳ったデジタル・ハブ構想を排し、iPodはWindowsパソコンにも対応するようになった。iPodの成功を背景に運営が始まったiTunes Store(当初はiTunes Music Store)によりAppleはデジタルコンテンツの販売業に参入し、音楽業界に影響力を持つようになった。
終焉とレガシー
2000年代から2010年代に掛けて展開されたiPodシリーズは世界的な音楽の消費の形を変え、音楽文化そのものに大きな影響を与えてきたが、2010年代の終わりからはスマートフォンの台頭により需要が縮小し、最後のモデルであるiPod touchが2022年5月10日に在庫限りで販売終了[4]となったことをもって全シリーズの販売が終了した。
2007年、当初iPod機能を取り入れたスマートフォンというコンセプトで発売されたiPhoneはiPodを上回る成功となり、2024年現在も販売が継続されている。iPodという製品名はポッドキャストの語源にもなったほか、今でも販売中のEarPodsやAirPodsといった製品名にその面影を残している。
機種ラインナップ

iPod (iPod classic)

初版発売日:2001年10月23日。第1世代から第5世代までは単に「iPod」と呼ばれた(当初は派生機扱いだったiPod photoを除く)が、第6世代から区別のため「iPod classic」と改称された。いずれも1.8インチハードディスクを内蔵。ストレージ容量は最終機種の最大モデルで160GBであり、2019年発売のiPod touch (第7世代)256GBモデル登場まではiPodファミリーで最大の保存容量を有していた。2014年9月に販売終了。
iPod mini
初版発売日:2004年1月6日。初の派生機種で、小型軽量化モデルとして登場した。1インチハードディスクを内蔵。2005年9月に販売終了。
iPod shuffle
初版発売日:2005年1月11日。さらに安価なモデルとして登場した。液晶画面を廃し、シャッフル再生に特化。衣服等に付けるためのクリップを備えており、
iPod nano
初版発売日:2005年9月7日。iPod miniの後継機種として登場し、iPod miniよりもさらに小型化した。フラッシュメモリを内蔵。第5世代のみカメラ採用。第6世代からカメラを採用せず、タッチスクリーンに対応した。2017年7月に販売終了。
iPod touch
初版発売日:2007年9月5日。全面タッチパネルによるユーザインターフェースをもち、無線LANによるウェブブラウズ、アプリケーションの追加などが可能。iPodファミリーで唯一
特徴

- ホイール
iPodの象徴とも言うべきホイールがある。このホイールを用いて選曲、音量調整、早送り、巻き戻し、画像・動画閲覧などすべての操作を直感的に行える。このマンマシンインタフェースは、液晶のないshuffleでもよく似た形のコントロールパッドを備えるほどに一貫していた。
iPod(および後のiPod classic)、第5世代までのiPod nano、iPod miniのユーザインタフェースは、中央のスクロールホイールを使って操作し、階層構造をたどって選曲する。この方法により、何千曲ものライブラリがあったとしても、ユーザは容易に選曲をすることが可能である。再生中の曲の頭出しや早送り、音量調整、収録されているゲームの操作や写真・動画の閲覧も、全てスクロールホイールによって行うことができる。このデザインは第1世代から踏襲され、スクロールホイールはiPodの象徴ともなった。その後、クリックホイールに改良された。
iPod touchやiPhone、iPad、iPod nano(第6世代以降)などは、タッチパネル入力を採用したが、こちらも直感的な操作ができるように工夫されている。
- Auto-Sync
Auto-Sync機能を搭載し、iPodをMacに接続するとすべてのiTunesの登録曲とプレイリストが自動的にiPodにダウンロードされ、常に最新の状態に保たれる。
- 階層的検索システム
「アーティスト」「アルバム」「ジャンル」等で管理される階層的な検索システムを持つ。
これは クリエイティブテクノロジーの持つ「ZEN特許」と呼ばれる[5]ユーザインタフェース関連の特許に該当していたため、同社から訴訟を起こされAppleはクリエイティブテクノロジーに対し1億ドルの和解金を支払い和解することになった[6]。他社製プレイヤーにも同様のユーザインタフェースを持つ物がある。
- フォント

モノクロディスプレイを持つ第1世代から第4世代までのiPod (classic)の画面表示の書体は、英数字に「Chicago」、採用していた。これはバージョン1から7.xまでのClassic Mac OSにおいてシステムフォントして使われていたものと同一である。
iPod miniは英数字に「Espy Sans」を採用していた。これはApple Newtonのシステムフォントでもある。
初期のカラーディスプレイを持つiPod (classic)の第4世代(iPod photoを含む)および第5世代、iPod nano第1世代から第2世代は英数字に「Myriad」を採用。これは当時のApple製品全般で製品ロゴや広告などに使用されていたフォントである。
第6世代以降のiPod classic、第3世代以降のiPod nano、iPod touch(iOS 8まで)は同時期のmacOSのシステムフォントと同様、英数字に「Helvetica」を採用していた。
日本語のフォントにはモノクロディスプレイ時代は「Osaka」、カラーディスプレイ化以降は「ヒラギノ角ゴシック」を採用している。
ただし、iPod miniおよびカラーディスプレイを持つiPodでもディスクモードにしたときのフォントはChicagoになる。
- 言語
GUIの対応言語はモデルによって異なり、第1世代のiPod (classic)では僅か4言語(英語、フランス語、フランス語、日本語)のみであった。その後徐々に拡大し、iPod nano 第7世代では35のGUI言語、29のVoiceOver言語、7のフィットネス音声フィードバック言語にまで対応していた。
- デザイン
本体デザインは同社のMac・シリーズと同様、ジョナサン・アイブが中心のデザインチームが担当した。Mac・シリーズと同じく、光沢のあるプラスチックやカラーアルマイト、磨き上げられたステンレスなどの質感を重視した素材を使用し、可能な限りシンプルな形状にデザインされているのがシリーズ共通の特徴と言える。
- 対応ファイル形式、エンコーディング
iPodはMP3、WAV、AAC/M4A、Protected AAC/M4P、AIFF、Audible audiobook/AA/M4B、Apple Lossless音声ファイルフォーマット/M4AおよびM4Vの再生に対応する。ただし、iPod shuffleはApple Losslessには対応していない。第5世代のiPodではこれに加えて H.264、MPEG-4の再生にも対応する。iTunes for Windowsでは、コピーガードが無いWMAファイルをAAC、MP3、WAVの各形式に変換し、iPodに取り込めるようにもできる。
- USBストレージ機能
iPodはUSB大容量記憶装置としても利用できる(iPod Touchは除く)。基本的にはFireWire接続の外付けディスクとして利用できる(ただし2005年9月発表のiPod nano以降のモデルではFireWire接続には対応していない)。[注 1]
- FMラジオ機能
2006年1月にFMラジオチューナー機能付きのワイヤードリモコンが発表され、第5世代以降発表のshuffleを除くモデルでのラジオ受信が可能となった。ファームウェア上ではRadio Data Systemを標準に準拠したデータが送られ、ラジオ局の情報や聞いている曲、ミュージシャンの名前などの情報が表示される仕様となっている。
![]() |
左から右へ:
|
付属イヤフォン
すべてのiPodにはiPodのデザイン色に合わせた、白いコードのインナーイヤーイヤフォンが付属しており、この白いイヤフォンはiPodブランドのシンボルとなっている。付属のイヤフォンは左右のコードの長さが同じY型であり、左右のチャンネルを示す「L」「R」の文字がイヤーパッド部分に入っている。このイヤフォンは日本のフォスター電機が単独供給している。
白いイヤフォンを装着している人がすなわちiPodの利用者である、という認識が広まる一方で、2005年ころは米国では白いイヤフォンで音楽を聴いているユーザーからiPodを強奪するという事件が近年しばしば発生[8]し、死者が出た例もある。
デザインは数度変更されており、いわゆる第5.5世代iPod、第2世代iPod nano、第2世代iPod shuffleのカラーバリエーション増加後からは、全体が丸みを帯び、音質を向上させた新しいイヤフォンが付属。第5世代iPod touch、第7世代iPod nanoからはEarPodsと新たに名付けられた新デザインのイヤフォンが付属した。
ソフトウェア
基本ソフトウェア
iPodにはさまざまなソフトウェアが搭載されていて、パソコン側のiTunesを通して、バックアップもとれる。
- AppleはiTunesメディア・ライブラリー・ソフトウェアと連携して利用することを前提としてiPodを設計した。iTunesはコンピュータおよびiPod上の音楽ライブラリを扱うためのソフトウェアである。iTunesは特定のプレイリストまたは音楽ライブラリ全体の内容を、ホスト・コンピュータとiPodを接続するたびに自動同期することができる。もちろん、iTunes上で作成した スマートプレイリスト を、そのままiPodに転送することや、iPod上で自動的に更新させることも可能である。自動同期を行わず、全ての曲とプレイリスト、あるいは一部のプレイリストのみを手動管理することもできる。
- ユーザーはiPodないしiTunes上で音楽のレーティングをつけることもでき、0〜5つ星まで指定可能である。
-
VoiceOver () - 再生している楽曲を合成音声で読み上げる機能。iPod shuffleとiPod nanoに搭載。液晶を持たないiPod shuffleを除くiPodは、音楽再生機能に加えて簡易なPDA的な機能を備えていて、PDAの初心者には便利である。最新のiPod touch 64GBを例にとって見ると、
- メモ、連絡先
- 「メモ」では簡単なメモを入力して、各メモの最初の行をリスト名として、あとで見ることができる。ただし、リストは作成日時の逆順に表示されるだけで、アルファベット・五十音順または分類項目順などにはできない。なお、「連絡先」もすべてアルファベット・五十音順になり、分類項目順(親類、知人、同僚など)にはできない。
- 写真アルバム
- 「写真」では、iTunesで指定したパソコン側のフォルダーまたはAdobe Photoshop Album(アドビはPhotoshop 2.0.1までを出荷して、その後販売を中止)のコレクションから同期の時にiPodへダウンロードして、写真アルバムを見ることができる。リストはフォルダ名またはコレクション名の五十音順・アルファベット順になる。
- 多言語処理
- 「設定」の「一般」から「言語環境」で、世界の30に渡る言語環境から自分の好きな言語を選ぶことができる。同様に「キーボード」から「各国のキーボード」で、43の各国語のキーボードから日本語、英語(米国)、ロシア語、簡体字中国語など複数を自由に選ぶことができ、これらは入力の際にはキーボードのシフトキーの横の地球マークを押すたびに入れ替わり、外国語ができる人には大変便利である。ただし、英語にはプレディクター機能[注 2](例えば「sch」までを入れた段階で「schedule」、「school」などを選択できる機能)はなく、ロシア語を英語キーボード方式で入れるような機能もない。
- iTunesでの同期(パソコン側)
-
→詳細は「iTunes § パソコンとの同期」を参照
- パソコン側のiTunesソフトは音楽データをiPodに送るだけでなく、PDA機能であるカレンダー、連絡先、メモ機能などをiPodまたはパソコン上の最新情報をお互いに同期させる機能がある。これはあらかじめパソコンにiPodを接続したときに自動的に同期するように指定しておくか、同期させたいときにそのつど「ファイル」から「iPodを同期する」を選んでできる。Macの利用者は、address bookでの連絡先データ・iCalアプリケーションでのスケジュールデータの同期を行える。Windowsパソコンの利用者は、Outlookにある予定表、連絡先、メモと同期できるが、iPodには初歩的なPDA機能しかなく、Outlookのカレンダーはすでにある項目の更新は同期されず、旧暦などのデータも同期はなくて、連絡先は分類項目別(家族、友人など)にはiPod側では表示されず、メモもやはり分類項目別に表示されるわけではない。
- ゲーム
iPodではちょっとした待ち時間等をつぶす、という目的で使えるゲームも搭載されている。
第1世代および第2世代のiPodにはブロック崩しゲームの「Brick」が収録されている。
第3世代および第4世代のiPod、iPod mini、iPod nano(第1世代および第2世代)にはBrickの他に3つのゲームが含まれる。
-
Parachute ()
-
ユーザーが砲塔を操作し、降下兵やヘリコプターを撃墜するゲーム。このゲームはマーク・アレンによるApple IIゲーム『
Sabotage ()』を移植したもの。最高は1,000点であり、それを越すと降下兵やヘリコプターは出てこなくなる。稀に降下兵がパラシュートを付けずに落ちてくることがある。手足をじたばたさせながら急降下するが、1秒以内にパラシュートを開く。パラシュートを狙って撃つと降下兵のみが地面に降りてくる。地面にすでに降下兵がいた場合、その降下兵もセットで消える。降下兵が降りると同時にヘリを破壊すると、ヘリの残骸が飛んできて前述のような事が起こることがある。降下兵が下に降りてきた状態で終了すると、爆弾を投げられ、砲塔が爆発する。だが砲塔から飛んでくる残骸で残りの兵士も死ぬ。
-
Solitaire ()
- クロンダイクトランプのソリティアのような簡単なカードゲーム。
-
Music Quiz ()
- ユーザー自身の音楽の一部を使用する対話形式の音楽クイズ。最初は選択肢が5つで、時間経過と共に選択肢が減っていく。もちろん選択肢が多いうちに答えるとより高い得点が得られる。100問出題されるとループする仕組みになっている。曲を途中停止する事も可能だが、現在のソフトウェアでは曲を途中停止して答えるとペナルティとしてポイントが与えられない仕組みとなっている。ただし途中停止を解除して答えるとペナルティにならず通常の正解扱い。なお100万点以上ポイントを獲得した場合、途中停止してもタイムゲージが進んでしまう機能があるため、100万点以上の点のときに曲の再生を停止してもあまり意味は無い。
メモ機能を利用して、簡単な
第5世代は当初第3世代および第4世代同様の4つのゲームが添付されているのみだったが、2006年9月12日に公開されたiPodソフトウェア1.2から、
iPod classicおよびiPod nano(第3世代)には以下の3つのゲームが含まれるほか、iTunes Storeからダウンロード購入したゲームも追加できたが、2011年10月に取り扱いを終了している[11]。VortexとiPod Quizは第5世代iPod向けにiTunes Storeからダウンロード販売されているものである。
-
Vortex ()
- 360°型のブロック崩しゲーム。クリックホイールを使って行う。
-
Klondike ()
- カードゲーム。上記「Solitaire」の強化版。
-
iPod Quiz ()
-
クイズゲーム。上記「
Music Quiz ()」の強化版の他、海外芸能・音楽理論についてのカルトクイズ等含まれる。ただし「Music Quiz2 ()」以外は英語版のみ。
iPod touchはファームウエア2.0以降でiTunes storeの
Mac版iPodとWindows版iPod
2001年10月23日に発表された第1世代iPodはMac OS 9またはMac OS Xが動作するMacでのみ使用できたが、2002年7月17日にAppleはオリジナルのHFS+フォーマットの代わりにFAT32でフォーマットされた内蔵型HDDを持つWindows互換iPodの販売も開始した[12]。
初代iPodはMacでしか使えなかったのは、HFS+でフォーマットされた記憶装置をWindowsで認識することが特別な追加ドライバソフトウェア無しには不可能だからである。第2世代はMac用iPodがHFS+、Windows用iPodがFAT32でフォーマットされて出荷された。第3世代はHFS+フォーマットで出荷され、これをWindowsへ接続した場合FAT32フォーマットに初期化するかどうかの確認メッセージが表示される。なお、FAT32フォーマットのiPodをMacに接続して使うこともできる。Macは、FAT32でフォーマットされた記憶装置を認識し、互換性を保ったまま使用できるからである。現在では、旧世代のMacのみに対応しているiPodも、iPod Updaterで復元することで両オペレーティングシステムに対応させる事ができるが、Apple社の保証外動作のため保証は受けられなくなる。
Apple社は2003年10月16日にiTunesのWindows版をリリースした[13]。それ以前は、WindowsユーザーがiPodを使うには、Musicmatch Jukebox、ephPodまたはXPlayといったサードパーティ製ソフトウェアが必要だった。iTunesのWindows版が公開されるまでWindows向けiPodには、Musicmatch Jukeboxが同梱されていた。
広告
iPodはiTunesとの同期機能を備え、「iTunesのライブラリに収めた音楽を外へ持ち出す」というコンセプトで開発されたiPodは、発表時に「iTunes to go」というコピーでそれを表した。このコピーは
2003年以降はビビッドカラーの背景にiPodを手に持った人物の黒いシルエットが音楽に合わせて踊るという有名な広告の投入を開始。この広告は特に評判になり、CMに採用された曲がヒットすることも多かった。
2004年10月に放送が開始されたバージョンの広告[14]ではBGMにU2の『ヴァーティゴ』が採用され、メンバーたちが微妙に顔が判別できる程度のシルエットの形で出演した。ちなみにU2はそれまで広告等のタイアップに決して応じることが無いと言われていたが、今回は無料で出演している。これ以降、楽曲と共に本人達によるシルエット出演が行われたのはエミネム、ボブ・ディラン、ポール・マッカートニー、コールドプレイ等である。
U2と同様に広告等のタイアップに今まで応じたことが無かったエミネムの起用にあたっては、当初、米国で放送された広告において自身の楽曲『ルーズ・ユアセルフ』の無断使用が発覚したため、エミネムのレーベル会社である「エイト・マイル・スタイル」がApple社と広告を制作した広告代理店に対する著作権侵害を訴える裁判沙汰に発展した。2004年2月に始まった訴訟は翌年5月に和解が成立したため、晴れて同10月からのiPodの広告としてエミネム本人のシルエット出演と共にタイアップされることになった。
一方で、カンセイ・ジ・セール・セクシー(CSS)の『Music Is My Hot, Hot Sex』をタイアップしたバージョンが2007年10月に放映されたが、これは元々、イギリスの大学生が、Apple社サイトからとってきたビデオ・クリップを組み合わせた映像にCSSの楽曲を乗せて編集した、云わばiPod風の自作コマーシャルであった。作成した大学生がこのクリップをYouTubeに投稿していたところ、Apple社の目に留まり、本物のコマーシャルとして採用されて放映されることになったという。
作曲者 | 曲名 | 備考 |
---|---|---|
プロペラヘッズ |
|
|
ブラック・アイド・ピーズ |
|
|
ジェット |
|
|
N.E.R.D |
|
|
フューチャーキャスト |
|
|
ザ・ヴァインズ |
|
|
ステリオグラム |
|
|
オゾマトリ |
|
|
U2 |
|
|
シーザーズ |
|
|
ゴリラズ |
|
|
ダフト・パンク |
|
|
ザ・リソース、ジミー・ネイプス |
|
|
プロトタイプス |
|
|
U2 |
|
|
エミネム |
|
|
ウィントン・マルサリス |
|
|
ライノセラス |
|
|
ウルフマザー |
|
|
ボブ・ディラン |
|
|
カット・ケミスト |
|
|
クンビア・キングス |
|
|
ザ・フラテリス |
|
|
Nickodemus & Quantic、Tempo |
|
|
ポール・マッカートニー |
|
|
ファイスト |
|
|
カンセイ・ジ・セール・セクシー |
|
|
メアリー・J. ブライジ |
|
|
ブレンダン・ベンソン |
|
|
ザ・ティン・ティンズ |
|
|
コールドプレイ |
|
|
アステロイズ・ギャラクシー・ツアー |
|
|
チェアリフト |
|
|
フランツ・フェルディナンド |
|
|
ミス・リー |
|
|
ケイク |
|
|
シャッポ |
|
|
ザ・ビートルズ |
|
|
グループラヴ |
|
|
ザ・ポリフォニックスプリー |
|
フォルクスワーゲンとの合作。ニュービートルの広告でもある。 |
グリーン・デイ |
|
ペプシコーラとの合作。 |
問題と社会への影響
バッテリーの劣化
発売された初期の頃は電池の消耗・劣化が激しく、更に電池の交換費用が高額だった(購入後、僅か90日間の製品保証だった[15])ために、米国では購入者から電池交換費用を安くするよう運動やデモを起こされ、集団訴訟にまで発展した。この訴訟でApple社が応じた和解の条件は以下の通りである。2004年5月31日までに第3世代までのiPodを米国で購入した米国の居住者に対して、バッテリの無償交換もしくは50ドルの商品券を渡すこと、あるいはその期間までにiPodの電池交換を有償で受けた購入者には最大で50パーセントの有償交換金額の返金に応じる、の2点である。イギリスの国会でもiPodの電池劣化問題が話題となったが、2004年6月以降からは電池も改良され、更にサポートとしてAppleCare Protection Planが発売されて解決している。2005年10月14日には、電池交換サービスの料金が従来の15,750円から半額以下の6800円に改訂された。
著作権料
iPodの流行を背景に、世界のいくつかの国ではiPodを含むデジタル音楽プレイヤーから著作権料を徴収すべきか否か議論が行われた。
- カナダ
カナダでは法廷闘争の末、iPodから著作権料を課金する行為が違法であるとした司法判決が2005年7月に最高裁で下った。
- フランス
フランスではiPodなどの価格に「著作権者への補償金」が含まれている。2005年には、iPod nanoなどのフラッシュメモリプレイヤーに対する料率が引き下げられる見込みである。
- 日本
日本ではJASRACなどの権利団体が私的録音録画補償金制度にiPodなどを含めるよう「要望」を行ってきたが、非難の声が大きく結局iPodシリーズの販売終了まで実現することはなかった。
2005年4月28日に行われた文化庁文化審議会著作権分科会法制問題小委員会の第3回審議において、私的録音補償金制度の見直しについての意見書がJASRACなどから提出され、「ハードディスク内蔵型レコーダーとBlu-ray Disc録画機器およびディスクを私的録音補償金制度の対象に含めるべき」と課金対象を具体的に示した。これはまず間違いなくiPodを始めとするハードディスク内蔵型音楽プレイヤーに対してのものである。
しかし、音楽CDなどのデータソースに対する著作権使用料に加えてプレイヤーに対する著作権使用料も徴収される事になってしまうために、「これは著作権料の二重取りになるものだ」といった非難の声が、消費者からはもちろんの事、審議参加議員らからも上がった。そのため、審議は一般人の声にも対応するために2005年9月以降までに延期されることになり、この課金制度適用については2年先送りすることで決定した。その期間中に寄せられた意見は、iPodなどのハードディスク内蔵型音楽プレイヤーに対して著作権使用料を取得することに対する反対意見が、賛成意見の4倍以上となる結果となった[16]。
知的財産推進計画2007[17]の策定に際して行われた「知的財産推進計画2006」の見直しに関する意見募集[18]では、日本法人であるアップルジャパン株式会社名で「私的使用複製について結論を得る」に関する意見として、著作物の私的複製による権利侵害には科学的且つ客観的証拠は存在せず、仮に私的複製により権利侵害を被ったと主張するなら、原因は複製防止技術を備えていない著作物パッケージを製造販売しているレーベルに有り、ハードウェア会社に対して責任転嫁するのは無責任且つ自己中心的な姿勢であるとし、「科学的且つ客観的証拠に基づかない理由に依る私的録音録画補償金制度は即時撤廃すべきである」と主張する意見が掲載されたが、後に提出者からの要請で撤回された。アップルジャパンは、この意見が同社が提出したものかどうかについてコメントを避けている[19]。
難聴
- 論争と訴訟
アメリカ合衆国ではiPodが難聴(音響難聴)を引き起こす原因になると指摘されるようになり、訴訟に発展した。
訴訟はルイジアナ州の男性によって2006年1月31日に起こされた。訴状によれば、iPodは115デシベル以上の音量を再生することが可能であり、この音量で1日28秒以上聴き続けると、難聴を引き起こすおそれがあるとのこと。iPodには「115デシベル以上を再生できるという、設計上の致命的欠陥」があり、これにより正常な聴覚を失う可能性に関してAppleは適切な警告と対策、補償を十分に行なっていない、とし、集団訴訟と認定されることを請求し、被害に対する賠償と、iPodを安全なものにする改善を要求した。
但し、件の男性は2005年にiPodを購入したとされているが、実際にiPodで難聴になったかどうかは訴状では明らかにされていない。男性の弁護士によると、実際にiPodで難聴になったかは重要ではなく、iPodが取り返しのつかない難聴を引き起こす可能性が放置されていることが問題なのだとした。
- Appleの対応、他社のプレーヤーの対応
法的に見て、iPodを普通に使ったことでユーザに難聴が起きればその責任はiPodを製造したAppleにあることは明らかであるので、Appleはこの件で裁判で争っても勝てる見込みは全く無いので[注 3]、難聴を引き起こさないようにiPodに、下記のような、難聴発生防止のための対策を実際にほどこすことになった。
最新版のソフトウェアでは、第5世代iPod、iPod nano、iPod shuffle向けに、ある一定以上の音量が出ないように設定する機能が提供された。但し、この機能は旧世代機(第4世代以前のiPod、iPod mini)には提供されていない。現在iPodには、「イヤホンやヘッドホンを大音量で使用すると、聴覚を損なうおそれがあります」という警告文が添えられ、Appleからは最高音量の半分以下で使用することが推奨されている。なお、他社のプレーヤーでもこのような警告文が添えられるようになった。
交通死亡事故の発生
アメリカ合衆国ニューヨーク州ではiPodなどの電子機器を操作しながら横断歩道を歩いていた住民が車に轢かれ死亡する事件が3件発生し、そのうち1件は「危ない」と叫んでいたのにもかかわらず気付かずに轢かれて死亡した。
2007年2月、アメリカ合衆国ニューヨーク州のカール・クルーガー上院議員がiPodなどの電子機器を操作しながら横断歩道を渡ることを禁じる法案を同州議会に提出した。
出荷台数
- 2003年6月末:累計出荷台数が100万台を突破[23]。
- 2004年末頃:累計出荷台数が 1,000万台を突破。
- 2005年1-3月期、四半期だけの出荷台数で500万台を突破し、531万1000台。1-6月の半年足らずで約1,000万台を売った。
- 2005年
- 2006年
- 2007年4月9日:iPodの累計出荷台数が発売から約5年半で1億台を突破。
サードパーティー製品
iPodに関連するサードパーティー製品、すなわちiPodと組み合わせて使うために他社が販売した製品。iPodはアクセサリー産業の二次市場を大きく成長させる発端となり、2005年のマックワールド基調演説でApple社CEOスティーブ・ジョブズはそれを「iPod経済」と呼んだ。一般的には、生態系になぞらえてエコシステムと呼ばれることもある。
イヤホン
iPodのイヤフォンを他社も模倣し白いコードのインナーイヤーヘッドフォンが多数発売された。
iPodは全モデルで、一般的なステレオミニジャック、すなわち3.5mmイヤホンジャックを採用しているため、同じジャックのイヤフォンやヘッドフォンを使用することができる。一部のサードパーティからは、iPod向けの代替イヤフォンとして白色のイヤフォン、例えば、ソニー社製EX71の白色モデルやエティモティック・リサーチ社製ER-6i、シューレ社のE4c、クリプシュ社のImage S4i White等が販売された。なお、iPod純正のイヤホンよりも高音質を謳い1万円を超えるような高価なイヤフォンも良く売れた。
アクセサリー

iPodのアクセサリーにはメモリーカードリーダー、FMトランスミッター、及びボイスレコーダモジュールなどが存在する。それらのコネクターは音の信号を通し電源をiPodまたはアクセサリーに送ると同時に制御及び情報を提供する。これらのアクセサリー(ケース類などは除く)について2005年10月にApple社がロイヤリティ料を徴収する旨の記事が出たが、現在ロイヤリティ料を徴収する決定はApple社で出されていない。PORTER(吉田カバン)やプラダ、グッチ、コーチ、ポール・スミス、ルイ・ヴィトン、ダンヒルなど各種ファッションブランドの専用ケース等も存在し、Apple社でもiPod nano tube、靴下をモチーフにしたiPod靴下を販売している。
グリフィン・テクノロジー社[29]はiTrip、iBeam、iTalk、PowerPodおよびEarJamを含む、いくつかのiPodアクセサリーを作成している。テン・テクノロジー社によるnaviPod[30]はApple iPod向け5ボタン赤外線リモート・コントローラーである。ソニーやクリエイティブテクノロジーは、iPodシリーズと競合するデジタルオーディオプレーヤーを製造しているが、同時に、iPod専用のハードウェアも生産している。
コラボレーション
iPodの多くの機種は背面が金属製で、レーザー刻印によって字やロゴを入れる加工が可能だった。Appleはこれを応用し、一般消費者が任意のテキストを入れられるサービスを展開したほか、企業ロゴやキャラクターなどを刻印したiPodのコラボレーション製品を多数制作していた。それらのコラボレーション製品は他社から一般販売されたり、懸賞として配布されるなどされた。
例として、2004年から2005年に掛けてヒューレット・パッカード社は「HP」ロゴ入りのiPodを販売していた。HPのiPodは当初同社のコーポレートカラーである青色の独自本体として発表されたが、結局は通常モデルにロゴを刻印したのみの変更にとどまった。HPのiPodは第4世代iPodおよびiPod photo、iPod mini、iPod shuffleをベースとしたモデルが存在した。
改造
Linuxカーネルの移植
iPodLinuxプロジェクトはiPodで動作するLinuxのARMバージョンの移植に成功している。これはuCLinuxという仮想メモリの扱えない機器類への組み込み用に設計されたLinuxをベースとしており、現在第1世代(スクロールホイール)iPodから第3世代iPodまでをサポートし、公式にはサポートされていないが、第4および第5世代iPod、第1および第2世代のiPod mini、第1世代iPod nano上でも利用できる。macOS及びWindows上からインストールするためのインストーラが利用できる。iPodをマウントできれば他のオペレーティングシステムからでもインストールできる。SourceForge.net内にこのプロジェクトのウェブページ[31]が存在し、多くの関連文書がオンライン上に存在する[32]。
非純正ツール
名前 | 概要 |
---|---|
foobar2000 | iPod manager[33]プラグインをオプションとしてインストールしてiPodを管理できる、Windows向け音楽プレイヤー。 |
AmaroK | 完全にiPodをサポートしているKDE向け音楽プレイヤー。 |
Rhythmbox | GNOME上で動作するiTunesクローン。 |
gtkpod[34] | iPodを目標とした GTK上のGTKツールキットを使用したシステム向けiPod管理プログラム。 |
ml ipod[35] | iPodをサポートするために加えられたWinamp向けオープンソース・プラグイン。 |
EphPod[36] | 多くのiTunesの特徴を備えたWindowsアプリケーション。EphPodはiPodからコンピューターへ音楽のコピーもできる。 |
iPodLinuxプロジェクト | iPod上でLinuxを利用できる。現在は第1、第2、および第3世代iPodのサポートを提供。これはminiも含めて、他の世代のiPodでも利用できるが、iPodLinuxプロジェクトでは、導入方法等に関しての言及はあるが、公式なサポートは行わない、としている。 |
Rockbox | iPod上でWMAやOgg Vorbisなどの音楽ファイルを再生したり、MP3などのギャップレス再生を可能にするオープンソースのファームウェア。2007年11月15日現在、iPod(第5.5世代以前)、iPod mini、iPod nano(第1世代のみ)に対応。 |
iPodWizard | iPodのファームウェア内の画像を入れ替えるWindows用ソフトウェア。 |
不適切な利用を検出する技術
2008年4月、Apple社はiPodに関し、液体の侵入や極端な温度、過度の衝撃、不正改造したなどの場合、それをメモリーに記録する技術を開発し特許を取得した。一見しただけでは原因がわからないような故障の原因を特定することにより、保証による無償修理を行う通常の利用の範囲を超えた、有償修理とするべき不適切な利用を判別するためである[37]。
競合製品
メーカー | 製品名 |
---|---|
アイリバー | MP3プレイヤー |
ケンウッド |
|
クリエイティブ・テクノロジー |
|
|
|
ソニー |
|
デル |
|
東芝 |
|
トランセンド | MP3プレーヤー |
パナソニック |
|
マイクロソフト |
|
関連項目
- トニー・ファデル - iPod生みの親[38]
- ジェームス比嘉 - iPod開発とiTunes Store設立のキーマン[39]
- iTunes
- iPodのゲームタイトル一覧
- iPod管理ソフト
- TBWA\CHIAT\DAY
- TBWA\HAKUHODO
- ユーリ・ポドラドチコフ - ニックネームが、Iouri PodladtchikovというスペルからIPodとなっているスイスのスノーボード選手。
脚注
注釈
- ^ MacはFireWire接続の外付けディスクを起動ディスクとすることも可能だが、Apple社はiPodの起動ディスクとしての利用を推奨していない[7]。
- ^ predictor function
- ^ ちなみに、米国のとある大学で行われた調査によると音量を80パーセント以上で1日90分以上イヤホンやヘッドホンで音楽を聴くと難聴になりやすくなり、音量を100パーセントで1日5分以上聞くと難聴になる危険性が高いとの結論となった。逆に、音量を10パーセントから50パーセントで1日90分以上聞く場合は難聴になる問題は無いとされている。ただし、個々のイヤホンのインピーダンスや感度の違いにより、同じ音量設定でも耳に入る音の大きさは違う。 耳鼻咽喉科の医師は「100dBの音は15分以上は聞き続けないような注意が必要とされています。携帯音楽プレーヤーの普及により若年者の音響外傷が増えている(ウオークマン難聴、ipod難聴、スマホ難聴など、時代によって呼び名は変わっていますが、その本質は大音量・長時間の音響による内耳障害)との報告もあり、たとえ適正な音量であっても長時間のイヤホン使用は控えるべきでしょう。」と指摘した[20]。すなわち、特定の機種の問題ではなく、100dB以上の音を15分以上聞き続けるとどのような機種でも難聴になりうる。したがってAppleに限らず、すべてのポータブルプレーヤーのメーカーは、ユーザーが100dB以上の音を15分以上聞き続けることがないようにソフトウェア的あるいはハードウェア的にコントロールし、またユーザーに対してそうなる可能性があることを事前に明確に告知する、すなわちユーザが絶対に気づくように表示する法的な義務がある。 なぜなら、「製品の製造者は、その消費者・利用者に対して,明示の保証をしない場合においても,自己の製品を消費者・利用者に向けて売り出すことによって,その製品の品質や性能について一般的な黙示の保証をしているとされる」からである[21]。EUなどでは「(製品が)期待されるべき安全性を提供しない場合においては、欠陥を有するものとする(欠陥を有する製品だとみなす)」となっている[22]。 日本では昭和期などはメーカーが無責任な行動をとりユーザに損害を与えるような製品を製造することも多く、ユーザーが被害者になり、なおかつ法人が責任をとらず個人が泣き寝入り状態に追いやられる悲惨な事例が後を絶たなかったが、歐米並に法人(企業)にも責任ある行動をとらせるために、日本でも平成6年に製造物責任法が成立した。
出典
- ^ 吉村浩志 (2015年9月9日). “転んでもタダでは起きなかったスティーブ・ジョブズ”. 大和総研. 2024年9月11日閲覧。
- ^ “アップル、iPodを発表”. Apple (2021年10月24日). 2024年7月19日閲覧。
- ^ “A Visual History of the Apple iPod”. PC Magazine (2022年5月10日). 2022年9月4日閲覧。
- ^ “アイポッドの歴史に幕 「iPodタッチ」販売終了”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2022年5月11日) 2022年5月11日閲覧。
- ^ 米国特許庁 特許番号6,928,433
- ^ “AppleとCreative、「ZEN特許」訴訟で和解”. av.watch.impress.co.jp (2006年8月24日). 2024年11月1日閲覧。
- ^ iPodを起動ディスクとして使用しないでください - アップル サポート情報記事(Knowledge Base)
- ^ iPod利用者へ:強盗に注意!(iPod強奪事件の報告) - 在ニューヨーク日本国総領事館
- ^ “iPod用アドベンチャーゲームが発売”. ITmedia PC USER (2004年2月24日). 2024年11月1日閲覧。
- ^ “piPod: An iPod-Based Field Guide to Gotham's Greatest Pies”. 2004年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月1日閲覧。
- ^ “アップル、iPod classic 用ゲーム販売を終了”. Engadget 日本版 (2011年10月1日). 2019年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月1日閲覧。
- ^ “アップル、iPodの新ラインアップを発表”. Apple Newsroom (日本). 2024年11月1日閲覧。
- ^ “アップル、iTunes for Windowsを提供開始”. Apple Newsroom (日本). 2024年11月1日閲覧。
- ^ Web Browser[リンク切れ] iTunes[リンク切れ]
- ^ “アップル - iPod - 仕様”. web.archive.org (2001年11月9日). 2020年3月14日閲覧。
- ^ “「iPod課金すべきではない」が80件~文化審議会が意見募集の中間集計”. internet.watch.impress.co.jp (2005年10月3日). 2024年11月1日閲覧。
- ^ “知的財産推進計画2007の策定”. 首相官邸. 2024年11月1日閲覧。
- ^ 「知的財産推進計画2006」の見直しに関する意見募集 団体からの意見(PDF)
- ^ “知的財産推進計画へのアップルジャパンの意見を削除”. av.watch.impress.co.jp. 2024年11月1日閲覧。
- ^ ロック難聴、音響外傷・笠井耳鼻咽喉科クリニック自由が丘診療室
- ^ 「製造物責任制度とその意義および日米追欧の状況[1]」p.181 左側。
- ^ 「製造物責任制度とその意義および日米追欧の状況[2]」p.182 左側。
- ^ “iTunes Music Storeのダウンロード数、500万曲を超える”. Apple Newsroom (日本). 2024年11月1日閲覧。
- ^ “iPodシェアダントツのアップルが向かう先〜フィル・シラー上級副社長に聞く”. nikkeibp.jp (2005年11月18日). 2005年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月1日閲覧。
- ^ “真の主役はソフト――アップル・ジョブズCEO 基調講演要旨 PC&デジタルカメラ-最新ニュース”. IT-PLUS (2006年1月11日). 2006年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月1日閲覧。
- ^ “アップル、第2四半期の業績を発表――iPodを起爆剤に成長し続けたこの3年間をグラフで振り返る”. ASCII.jp. 2024年11月1日閲覧。
- ^ [3][名無しリンク]
- ^ [4][名無しリンク]
- ^ “Griffin Technology” (英語). Incipio.com. 2024年11月1日閲覧。
- ^ “TEN | Technology” (2003年6月22日). 2003年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月1日閲覧。
- ^ “iPod Linux - Linux for your iPod”. www.ipodlinux.org. 2024年11月1日閲覧。
- ^ “Documentation - wikiPodLinux”. www.ipodlinux.org. 2024年11月1日閲覧。
- ^ “foobar2000: Components Repository - iPod manager”. www.foobar2000.org. 2024年11月1日閲覧。
- ^ “Library and GUI for Apple's iPod download”. SourceForge.net. 2024年11月1日閲覧。
- ^ “iPod Winamp support plugin download”. SourceForge.net. 2024年11月1日閲覧。
- ^ “EphPod Homepage”. 2002年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月1日閲覧。
- ^ “Apple、ユーザーの「不適切使用」を検出する特許を出願”. ITmedia NEWS. 2024年11月1日閲覧。
- ^ “Original iPod Designer Tony Fadell On How Apple’s Design Process Leads To Nailing Product Launches” (英語). Fast Company. (2013年1月18日) 2018年4月4日閲覧。
- ^ RUSLI, EVELYN M.. “貧困問題と取り組むアップル元幹部、ジェームス比嘉氏”. WSJ Japan. 2019年11月3日閲覧。
外部リンク
iPod touch
(IPodタッチ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/20 05:47 UTC 版)
![]() |
![]() |
|
![]()
iPod touch(第7世代)ピンク
|
|
開発元 | Apple |
---|---|
種別 | ポータブルメディアプレーヤー |
発売日 | 2007年9月5日[1] | - 2022年5月12日
ストレージ | フラッシュメモリ(8 GB – 256 GB) |
ディスプレイ | 4.0インチワイドスクリーン (解像度:1136×640)326 ppi(第5世代 - 第7世代) |
入力機器 |
|
デジタルカメラ | 有り(一部機種を除く)、LEDフラッシュ、手ブレ補正。 |
外部接続 | USB 2.0、無線LAN、Bluetooth |
電源 | リチウムイオン二次電池 |
関連商品 | iPod、iPhone、iPad |
iPod touch(アイポッド タッチ)は、かつてAppleが開発・販売していた、フラッシュメモリを内蔵したiPodシリーズのポータブルメディアプレーヤーである。
概要
初代iPhone(2007年6月29日米国発売)より電話とショートメッセージサービス(SMS)機能を削除したタッチスクリーン機器として2007年9月5日(日本時間9月6日)に公表され、日本では2007年9月22日より出荷が開始された[2]。
発売当初よりiPhoneで培われた技術を採用しており、物理的なボタンは極力少なくし、ほとんどの操作は画面にタッチして行うという特徴を持っている[3]。また、一般的なタッチパネルとは異なり、マルチタッチ対応のタッチパネルを使用することにより、単に画面を触るだけではなく、複数の指を画面上で広げたり閉じたりするような操作で、画面に表示している写真などを直感的に拡大・縮小できる。また、どの程度の速度で指を動かしているかを認識し、表示している項目のスクロール速度をコントロールするなど、従来のタッチパネルにない高度な操作を可能としている[4]。
これまでのiPodでできた音楽、画像、動画の再生のみならず、Wi-Fiを通じて内蔵のiTunesでiPod touch単独で楽曲の購入が可能となり、Safariを搭載することによってウェブサイトの閲覧をはじめとするインターネット端末の役割をもつほか、App Storeからダウンロードしたゲームなどアプリケーションの実行機能も搭載されている。
モバイルデータ通信以外のiPhoneとの違いはGPSや電子コンパスの有無、ステレオミニプラグの有無(iPhone 7以降のiPhoneでは非搭載)などである。
第1世代iPod touchの販売当初は売り出し方の確信がなく、その後スティーブ・ジョブズが「顧客がゲーム機として確立させてくれた」と語っている[5]。
第4世代まではiPhoneのスペックに合わせた廉価版という位置付けであったが、第5世代以降はiPhoneが普及したことにより、iPhoneの廉価版としての性格を強めることになった。第6世代以降はスマートフォン向けゲームの普及や各種ストリーミングサービス時代を反映してか、低価格モデルではゲームやストリーミングサービス向けの専用モデルとして、大容量モデルは既存のiPodユーザー向けとして発売され、第7世代ではその二極化がより顕著となったラインナップとなっている。
2022年5月10日、AppleはiPod touchを在庫限りで販売終了することを発表した[6]。これにより「iPod」と名のつく商品は約20年の歴史に幕を下ろすこととなった[7]。
なお、一部の飲食店チェーンでは、オーダーエントリーシステムのハンディターミナルとしてiPod touchを採用している[8]。
歴代モデル
第1世代
第6世代iPod(iPod classic)、第3世代iPod nanoと共に2007年9月5日(日本時間9月6日)に発表された[9]、日本では同年9月22日より出荷が開始された[2]。通信方式にGSMを採用していないために初代iPhoneの発売が見送られた日本においては初のiPhone OS 1(当時はOS X iPhone 1.1)搭載端末となった[10]。
ラインナップは8 GB(34,000円/$299)および16 GB(46,000円/$399)。2008年2月5日に32 GB(58,800円/$499)のモデルが追加されて3種類。色はブラックのみである。
システム要件はUSB 2.0ポート搭載で、iPod touch 1.1はiTunes 7.6以降、2.0はiTunes 7.7以降、2.1はiTunes 8.0以降がインストールされたMac OS X v10.4.10以降のMacまたはWindows XP SP2以降、Windows VistaおよびWindows 7のパソコン。
発売当初に搭載されていたアプリケーションは、カレンダー・YouTube・時計・計算機の4つ。2008年1月15日(日本時間)出荷分より、メール・マップ・株価・メモ・天気の5つが追加され、それ以前に出荷されたiPodのユーザーは、1月のアップデートとしてアプリケーションをiTunes Storeで購入(2,480円)することで対応した。なお、マップと同時に擬似GPSも追加されたが日本は一部を除き非対応である。また、日本の株価は日経平均株価と円相場以外は表示できない。
2008年7月11日に、iPhone 2.0 Software Update for iPod touch が公開され、2.0にアップデートすることによって、App Storeへの対応、関数電卓、Safariやメールからの画像保存、iTunesのアプリケーションのデザイン変更、連絡先の検索機能強化、日本語入力式独自のテンキー採用、MobileMe対応など新機能を使用することができる。1月のアップデートでのアプリケーションも含まれていて、1,200円でアップデートできる。こちらは7月11日以降出荷分もアップデートが必要である。
2008年9月9日、第2世代iPod touchの登場に伴い、Genius機能の追加された iPod touch 2.1アップデートが公開された。アップデートは、2.0からは無料、1.1からは1,200円。
2009年3月17日、同年夏に提供されるiPhone/iPod touchの最新OSとなる「iPhone OS 3.0」が発表された。このバージョンからiPhone OS とは呼ばずにiOSとなった。iPhoneは無料、iPod touchは9.95ドルでアップデートできる(日本では1200円)。 バージョン3.0にアップデートすることにより、100以上の新機能が追加される。例えば、すべてのアプリ間における文章のコピー&ペースト、メールやメモの横書き、写真・住所録・オーディオファイル・位置情報を送信できるMMS、全アプリケーションを対象とする検索といった機能に対応している。Bluetoothには非対応。
第2世代
2008年9月9日に第4世代iPod nanoと共に発表され、アメリカでは9月10日に発売、日本ではやや遅れ、無線LAN規格の認可が下りた数週間後に出荷された。
ラインナップは8 GB(27,800円/$229)、16 GB(35,800円/$299)および32 GB(47,800円/$399)の3種類で、色はブラックのみ。価格は第1世代から大幅に値下げされた。
システム要件はUSB 2.0ポート搭載でiTunes 8.0以降がインストールされたMac OS X v10.4.10以降のMacまたはWindows XP SP2以降、Windows VistaおよびWindows 7のパソコン。iPhone OS 2.1 for iPod touchが標準搭載されている。
本モデルにソフトウェア3.0以降をインストールすることによりBluetoothが使用可能になる。BluetoothではA2DPに対応した。
基本的な性能は第1世代を踏襲しているが、新たに音量調節ボタンとスピーカーが搭載された。また、Nike+iPodのワイヤレス機能も内蔵され、専用のセンサーを使用することによってNike + iPodのサービスを利用できる[11]。
第3世代
2009年9月9日にiPod nano(第5世代)と共に発表された。当初Appleによる呼称は「Late 2009」「End 2009」だったが、2010年4月8日のiOS 4.0発表イベントより第3世代となった(32 GBと64 GBモデル)[12]。
ラインナップは32 GB(29,800円)、64 GB(39,800円)の2種類だが、8 GBモデルは第2世代のまま19,800円に値下げされた。新たに64 GBモデルが追加され、32 GBモデルは第2世代よりも値下げされ、16 GBモデルはラインナップから消えている。色はブラックのみである。
システム要件はUSB 2.0ポート搭載でiTunes 9.0以降がインストールされたMac OS X v10.4.11以降のMacまたはWindows XP SP3、Windows Vista、Windows 7およびWindows 8のパソコン。
32 GBと64 GB両モデルはCPU/GPUが高速化され、メインメモリが倍増したことで、iPhone 3GSと同等の処理能力となり、音質、画質が前世代よりも改善されている以外に、Wi-Fi接続ではこれまでよりも早くウェブページがロードされるようになっている。但し、チップの型番は完全に同一ではない。
機能は第1世代、第2世代を受け継いでいるが、背面の鏡面に刻まれている文字の配置が変更されている。32 GBと64 GBではiPhone 3GSと同じく音声コントロールが可能となり、同梱されているイヤホンはリモコンとマイクが搭載されたものに変更になった。
第4世代
2010年9月2日にサンフランシスコのYerba Buena Centerで開催されたAppleのイベントで、マルチタッチをサポートしたiPod nano(第6世代)と、iPod shuffleと共に発表された。発表日と同じ、9月2日より予約受付開始、9月15日よりApple Storeや一部の家電量販店で販売開始された。
ラインナップは8 GB(20,900円)、32 GB(27,800円)、64 GB(36,800円)の3種類。8 GBモデルも仕様変更されており、価格は8 GBモデルを除いて若干値下がりしている。色は発売当初ブラックのみだったが、2011年10月5日にホワイトモデルが追加された。
システム要件はUSB 2.0搭載でiTunes 10.0以降がインストールされているMac OS X 10.5.8以降のMacまたはWindows XP SP3、Windows VistaかWindows 7が搭載されたパソコンが必要である[13]。
高解像度ディスプレイ(3.5インチ、iPhone 4と同解像度(960×640)の「Retinaディスプレイ」)、Apple A4プロセッサ、3軸ジャイロセンサーなど、iPhone 4で搭載されるようになったハードウェアが多数加えられた。ただし、ディスプレイはiPhoneに比べ視野角がやや狭いなどの違いがあり、iPhone 4と全く同じではない。
また、本世代からカメラが搭載されるようになり、フロントカメラと背面カメラの2つを備えている。2つのカメラは720pのHD動画が撮影可能であり、それに伴いマイクロフォンも内蔵されるようになった。「FaceTime」でビデオ通話も可能となった。これによって、iPhone 4で利用可能だった「iMovie」が利用可能となったため、撮った動画を編集してそのままYouTubeなどにアップロードすることも可能となった。
一方で、iPhone 3G以降に搭載されているGPS機能や、iPhone 3GS以降に搭載されているデジタルコンパスは、このモデルにも搭載されていない。
本モデルにiOS 4.1以降をインストールすることにより、「Game Center」が利用可能となっている。
2011年10月5日にホワイトモデルが追加され、ブラックモデル、ホワイトモデル共にiOSがiOS 5にバージョンアップされている。8 GBモデルが16,800円、32 GBモデルが24,800円、64 GBモデルが33,800円と価格が引き下げられた。同時に発売されたiPhone 4Sとは異なり、iOS以外の仕様面でのバージョンアップはされなかったため、iPhoneシリーズとの差別化がより明確となった。最終iOSは6.1.6でサポート終了となった。理由はiOS 7からのUI刷新等に伴いメモリ不足が尋常じゃないほどで出て来たためである。
2012年9月12日に第5世代の発表と同時に、8 GBモデル、64 GBモデルの取り扱いは終了し、新たに第2世代以来の16 GBモデルが追加された。価格は16 GBモデルが16,800円、32 GBモデルが20,900円となった。
第5世代
Appleは、2012年9月12日(米国時間)にプレスイベントを開催し、LTE対応の「iPhone 5」とともに新しい「iPod touch」と「iPod nano」を発表した。2012年9月14日からApple Store オンラインで先行注文を受け付けた。
ラインナップは32 GB(24,800円)、64 GB(33,800円)。2013年5月31日に背面カメラを省略した16 GB(22,800円/229ドル)が追加されて3種類。2014年6月26日に16 GBモデルの仕様が変更され、価格は20,800円(199ドル)。8 GBモデルがラインナップから外れた。発売当初は価格は据え置きで、当面は第4世代のiPod touchも併売された。
デザインを一新し、iPod touchでは初めて5つのボディカラーが用意され、販売時点でピンク、イエロー、ブルー、シルバー、スレートの5色、Apple Store オンラインでは(PRODUCT)REDを加えた6色を用意した。2013年9月11日には、スレートを廃止して新色のスペースグレーを追加した。
IPS方式の4インチ「Retinaディスプレイ」(1136×640ピクセル)を搭載しつつ、サイズは58.6(幅)×123.4(高さ)×6.1(厚さ)ミリ、重量は88グラムと薄型・軽量化。
デュアルコアのA5チップを採用し、第4世代iPod touchの最大2倍の処理能力を持つことで、音質、画質が第4世代と比べて改善されている。しかし、この機種までは搭載メモリーが1 GB未満であった為、動作が重くなる問題が発生している。
iOSもiOS 6にバージョンアップされ、初めてiPodで「Siri」も使えるようになった。またiCloudを使った共有フォトストリームやiMessage、FaceTime、メール、Game Centerなど、iOSの主要機能をカバー。AirPlayミラーリングも備えているため、写真や動画、ゲームなどを大画面テレビに映し出して楽しめる。
500万画素になったiSightカメラはオートフォーカス付きで、LEDフラッシュも装備。顔検出や手ぶれ補正付きの1080p30fps動画の撮影をサポートしたほか、風景に沿ってカメラを動かすだけでパノラマ写真が撮影できる「パノラマ」も新たに搭載する。
従来の30ピンDockコネクタは廃止され、小型の「Lightningコネクタ」を装備。従来のオプションも使えるように“Lightning - 30ピンアダプタ”なども用意する。(但し、これを以ってしても、可能なのは電気的接続だけ。Dockコネクタを活用したサードパーティー製品で立てることは出来ない)。
バッテリー駆動時間は音楽再生で最長40時間、動画再生で最長8時間。新デザインの「Apple EarPods」イヤフォン、およびビデオ録画時などに便利なリストストラップ「iPod touch loop」が付属する。なお、2016年6月14日(日本時間)に行われたWWDC2016で発表となったiOS 10にはアップデート対象外となった。
2013年5月31日に、背面カメラとLEDフラッシュとiPod touch loopを省略した16 GBモデルを追加した。アメリカ市場で229ドル、日本国内では22,800円で販売される[14]。
2013年5月31日に、日本国内で32 GBモデルが29,800円、64 GBモデルが39,800円に価格が引き上げられた[15]。値上げ理由は、NHKなどの取材で「円安ドル高による改訂」としている[16]。アメリカ市場では値段は据え置かれている[17]。
2013年9月11日、新色のスペースグレーを32 GB・64 GBに設定[18]。一方、明確な発表はないもののブラック(ブラック&スレート)がラインナップから外れる[19]。
2014年6月26日、16 GBモデルの仕様を変更。32 GBモデル・64 GBモデル同様、カラーバリエーションがピンク、イエロー、ブルー、シルバー、スペースグレイ、(PRODUCT)REDの6色に増えた。背面カメラも搭載したため、iPod touch loop ホルダーが付けられたが、iPod touch loop本体は付属してない[20]。価格は全モデル値引きされ、16GBモデルが20,800円(199ドル)、32GBモデルが24,800円(249ドル)、64GBモデルが29,800円(299ドル)に改定された[21]。2015年3月10日に「為替市場の状況に応じた価格調整」を理由に16 GBが22,800円 32 GBが28,800円 64 GBが34,800円へ値上げされた[22]。
第6世代
2015年7月15日(日本時間)、Apple Storeにて、新しい「iPod touch」が発売された。同時に新色を追加した「iPod nano」「iPod shuffle」も共に発売され、実に3年ぶりの新モデル発売となった。
ラインナップは16 GB(24,800円)、32 GB(29,800円)、64 GB(36,800円)、128 GB(48,800円)の4種類。新たに128GBモデルが追加され、128 GBモデルについては、Apple Store「オンラインストアと直営店」でのみの販売となった[23]。
カラーは新色「ゴールド」が加わり、第5世代にあった色「イエロー」が無くなり、「スペースグレイ、ブルー、ピンク」がより濃いめの色となった。カラーバリエーションは、「スペースグレイ、シルバー、ゴールド、ブルー、ピンク、RED」の6色である。
第5世代より約6倍処理速度が向上した「Apple A8」チップを搭載し、iPod touchでは初めてとなる 64ビットアーキテクチャのCPUを搭載。また、メモリーは1GBを搭載したことで動作が重くなる問題は改善されており、これによって音質、画質が第5世代と比べて劇的に向上している。
iPod touch loopが廃止されたものの、本体の寸法は第5世代を踏襲しているため、そのアクセサリを流用できる場合が多い[24]。外観が引き継がれたのは第2・3世代以来のことである。
カメラは、5メガピクセルからiPhone 5以降と同等の8メガピクセルとなった。ただし、採用されているレンズの明るさが異なることから、暗所での撮影能力はiPhone 5や6より若干劣るとの指摘がある[25]。
iOS 8、iOS 9、iOS 10、iOS 11、iOS 12のいずれかがプリインストールされており、Apple Musicに対応している。
一方で、iPhone 5s以降に搭載されたTouch IDやiPhone 6以降に搭載された「Retina HDディスプレイ」は搭載されておらず、第5世代と同じくIPS方式の4インチ「Retinaディスプレイ」(1136×640ピクセル)を搭載しており、NFCは非搭載である。このように、機能は第5世代のマイナーバージョンアップ程度の改変に留まったものの、64ビットアーキテクチャのCPU搭載とメインメモリ容量増加による高速化の恩恵によって、コストパフォーマンスが非常に高いモデルとなっている。
2017年7月27日を以て16 GBモデルと64 GBモデルの販売を終了した。また、32 GBモデルと128 GBモデルが値下げされた。同日にiPod shuffle及びiPod nanoが販売終了となった。
2019年5月28日に、第7世代の発表とともに販売終了。
2019年6月に行われたWWDC2019で発表され同年秋にリリースされたiOS 13の対応が第7世代からとなった為、第6世代はiOS 12が最終サポートになる。[3]
2024年5月現在、iOS 12はまだサポートされている。
第7世代
2019年5月28日(日本時間)予約注文を開始。
A10 Fusionチップを搭載し、グループFaceTimeやARに対応した[26]。グラフィック性能が3倍に向上し通信性能も向上している[27]。本モデルから手前に傾けてスリープ解除とバッテリー残量(%)表示の設定に対応した。ストレージ容量は32GB、128GBに加えて、新たに256GBが用意された。なお、前世代と比べてカラー及びサイズなどの外観に変更はない。また、イヤフォンジャック及びホームボタンも残されている。
公式サイトでの性能表記ではA10チップと記載されているが、同チップ搭載のiPhone 7(A10チップ)と比べると2.34 Ghzから1.64 Ghzにクロック周波数を下げている事から、iPhoneと比較すると、事実上iPhone 6s やiPhone SE (第1世代)(共にA9チップ)に近い処理能力となる。
2022年5月10日、Appleが本世代の在庫限りでの販売終了が発表されると同時に2001年から生産を続けてきたiPodシリーズの製造・販売を終わらせることを明らかにした[28][29]。
2022年6月のWWDC2022で発表されたiOS 16には非対応である。
2024年5月現在、iOS 15のセキュリティアップデートは継続中。
仕様
基本的に従来のiPodシリーズに内蔵されている機能はすべてサポートしているが、USBマスストレージ規格上の、いわゆるUSBメモリとしては利用不可能。内部へのアクセス、データ保存自体はiPhone explorerなどによって可能。またiTunes Storeで販売されているAir Sharing等を使うことにより、無線経由でのストレージとして使用可能。
ビデオプレイリストも利用不可。音楽プレイヤーとしての基本仕様はiPodの項を参照。以下はiPod touchオリジナルの仕様や機能である。
第1世代 | 第2世代 | 第3世代 | 第4世代 | 第5世代 | 第6世代 | 第7世代 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 GBモデル、 第2世代Late 2009 |
32/64 GBモデル | |||||||
発売日 | 2007年9月5日 | 2008年9月9日 | 2009年9月9日 | 2010年10月12日 | 2012年10月11日 | 2015年7月15日 | 2019年5月28日 | |
初期搭載iOS | iPhone OS 1.1 | iPhone OS 2.2 | iPhone OS 3.1 | iOS 4.1 | iOS 6 | iOS 8.4 | iOS 12.3 | |
対応iOS最新版 | iPhone OS 3.1.3 | iOS 4.2.1 | iOS 5.1.1 | iOS 6.1.6 | iOS 9.3.5 | iOS 12.5.7 | iOS 15.7.9 | |
iOS最終サポート系列 | iPhone OS 3系 | iOS 4系 | iOS 5系 | iOS 6系 | iOS 9系 | iOS 12系 | iOS 15系 | |
CPU | ARM11 400 MHz 後に412 MHzが採用 |
ARM11 533 MHz | ARM Cortex-A8 600 MHz | Apple A4 800 MHz | Apple A5 デュアルコア 800 MHz | Apple A8 デュアルコア 1.1 GHz[30] | A10 Fusion 1.64 GHz | |
メインメモリ | Mobile DDR SDRAM 128 MB | Mobile DDR SDRAM 256 MB | Mobile DDR2 SDRAM 512 MB[31] | LPDDR3 SDRAM 1 GB[30] | 2 GB | |||
フラッシュメモリ | 8/16/32 GB | 8 GB | 32/64 GB | 8/16/32/64 GB[32] | 16/32/64 GB | 16/32/64/128 GB | 32/128/256 GB | |
ディスプレイ | 3.5インチ型マルチタッチ液晶 画素数:480×320ピクセル、解像度:163ppi |
3.5インチ型 マルチタッチ液晶 Retinaディスプレイ 画素数:960×640ピクセル、解像度:326 ppi |
4インチ型 マルチタッチ液晶 Retinaディスプレイ 画素数:1136×640ピクセル、解像度:326 ppi |
|||||
無線LAN | IEEE 802.11b/g | IEEE 802.11b/g/n(2.4 GHz帯のみ) | IEEE 802.11a/b/g/n(2.4 GHz、5.0 GHz) | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | ||||
PPPoEには非対応。すべてのインターネットへのアクセスは無線LAN(Wi-Fi)を介する。 | ||||||||
カメラ | 非搭載 | 背面と前面に搭載。960×720ピクセル(ビデオ撮影対応,背面カメラで720p HD 30 fps)、タップで露出調整 |
|
|
||||
外部接続端子 | Apple Dockコネクタ | Lightningコネクタ | ||||||
電池 | 充電式リチウムイオンバッテリー | |||||||
カラー | 前面ブラック、背面ステンレス | 前面2色(ブラック、ホワイト)、背面ステンレス |
|
スペースグレイ、ゴールド、シルバー、ピンク、ブルー、(PRODUCT)RED | ||||
サイズ(縦×横×厚) | 110 mm×61.8 mm×8 mm | 110 mm×61.8 mm×8.5 mm | 111 mm×58.9 mm×7.2 mm | 123.4 mm×58.6 mm×6.1 mm | ||||
重さ | 120g | 115 g | 101 g |
|
88 g |
- iPhoneと同様に、オペレーティングシステム(OS)にiOS(旧称 iPhone OS・OS X iPhone)を搭載。
- 加速度センサーによる重力加速度方向検出による縦横の感知。
- iCloudをサポート。
- Safariによるウェブブラウズ。
- YouTubeアプリをApp Storeからダウンロードすることにより、YouTubeの動画の閲覧が可能(iOS 5まではYouTubeのアプリがプリインストールされていた)。通常のYouTubeではFLV(MPEG-4)形式で動画が提供されるが、アプリからはより高画質なH.264形式の動画が視聴できる。ただし、H.264に変換されていない動画は視聴できない。
- メールでは、PDF、HTML、Microsoft Word、Microsoft Excelの添付ファイルの表示ができる。
- iPhone、iPad、Macのユーザーとメッセージをやりとりできる「iMessage」が利用できる。
- Appleによる独自のマップアプリ(iOS 5まではGoogle マップのデータを利用していた)。
- 閲覧・編集・検索機能付き住所録。
- 10桁電卓機能。iPhone OS 2.0以降では横画面表示で関数電卓に対応。
- Walletで、クーポンやメンバーズカードなどを一元管理できる。
- iTunes Storeに接続しiPod touch単体で音楽やビデオをダウンロード。
- App Store(iPhone OS 2.0 以降)に接続しAppをダウンロード。
- FaceTimeに対応(グループFaceTimeは第7世代のみ)
- ARKitに対応(第7世代のみ)
2008年3月6日にiPhoneおよびiPod touch向けネイティブアプリケーションソフトウェア開発キット(SDK)を6月にリリース予定と発表[33]。7月11日にiPhone OS 2.0と同時にApp Storeが公開され、アプリケーションの追加が可能となった。
ファームウェア・アップデート履歴
バージョン | 内容 |
---|---|
1.0 |
|
2.0 |
|
3.0 |
|
4.0 |
|
5.0 |
|
6.0 | |
7.0 | 第5世代のみ対応。第4世代がサポートから外れる。UIが一新される。さまざま所で透明感あるインターフェイスになる。初期搭載Appのデザインが全て変更される。ミュージックAppで本体を横向きにすると表示されるCover FlowがCover Wallに変更された。このバージョンから初めてコントロールセンターが搭載された。 |
8.0 | 第5世代のみ対応。コントロールセンターのデザインが変更。 |
8.4 | 第5、6世代対応。Apple Musicがミュージックに追加される。Cover Wallが廃止されミュージックで横向き画面は無くなった。 |
9.0 | 第5、6世代対応。パフォーマンス中心のアップデート。Newsstand、Passbookが廃止されWallet、News(日本非対応)が追加された。設定でバッテリー項目が追加される。(ただし、低電力モード、バッテリー残量(%)表示は非対応である。)ホーム画面先頭ページを右にスワイプすると、Siriの候補、近くの場所、ニュースが表示されるようになる。(iPod touch 第6世代のみ。)Metalを搭載された機種でグラフィックが高速化されている。(iPod touchは6世代のみ。) |
9.3 | Night Shiftが追加された。(iPod touch 第6世代のみ。) |
10.0 | 第6世代のみ対応。この時点で最新のiPod touch以外サポートから外れた。ロック画面が一新され'スライドでロック解除'から'ホームボタンを押してロック解除'に変更された。コントロールセンターで機内モード(黄)、Wi-Fi、Bluetooth (青)、おやすみモード (紫)、画面の向きをロック(赤) 選択時に色付けされたほか、2ページ目にミュージック、音量調節、3ページにホームアクセスが追加された。 アプリフォルダのモーションが変更された。ウィジェットがロック画面からアクセス可能となる。 |
11.0 | 第6世代のみ対応。App Store、コントロールセンターが一新されたほか、ファイルApp、マップ、計算機、設定のアイコンが変更された。 Siriの性能が向上し翻訳ができるようになる(日本語非対応)。 Apple Musicで聞いている曲を共有できるようになる。iOS 4まで搭載されていた地球の壁紙が復活した。 |
11.2 | 第6世代のみ対応。コントロールセンターの仕様が変更された。 |
11.2.5 | 第6世代のみ対応。HomePodに対応。 |
11.4 | 第6世代のみ対応。複数のデバイスで音楽の再生が可能な、AirPlay2に対応。 |
12.0 | 第6世代及び第7世代に対応。パフォーマンスの向上や、スクリーンタイムなどの新機能を追加。 |
12.2 | 第6世代及び第7世代に対応。Apple TV+に対応した新しい「tv」アプリやAirPods(第2世代)の対応、スクリーンタイムを曜日ごとに変更できる新機能などを追加 |
公表されている誤動作・脆弱性など
iPod touchは、コンテンツ(アドレスデータ、カレンダー、曲、写真、ビデオ、Podcastなど)の為に、正常に動作しなくなることがある。この場合は、異常な動作の原因と考えられるコンテンツを選択して削除する[40]と回復することが多い。しかし、リストアなどの復帰処理を試しても回復不能となる場合もある[41]。また、米国では発火事件(Appleは製品の故障によるものではないとしている)、フランスでは2010年8月5日にフランス政府のコンピューターセキュリティー機関CERTAから、iOS 3.1.2 - 4.0を搭載するiPod touchの脆弱性も報告されている。
iOS 9.3.5以前を搭載したiPod touchにBlueborneと呼ばれるBluetoothの深刻な脆弱性がある。これはBluetoothをオンにしているだけで勝手にデバイスを操作される恐れがある。現時点で、第5世代以前のiPod touchにアップデートはないのでBluetoothをオフにする以外対処方法はない[42][43]。
Wi-Fiにおける脆弱性でKRACK問題が発見された。iOS 11.1で修正されるが適用できるのは第6世代のみ。詳細が公表済みなため、今後悪用した攻撃が増える恐れがある。第5世代以前はWi-Fiを利用すること自体にリスクが伴うことになる。
ファームウェアハック
脱獄
iPhoneと同様に、Apple非公式のファームウェアに書き換えることで、Appleからの認証を受けていないアプリケーション、Tweakなどをインストールし、動作させることができる(通称:"Jailbreak"、日本語では「脱獄」)。しかし、この行為により、Appleのサポートを受けられなくなるほか、システムが破損してしまう等、故障してしまう可能性もある。そのため、本来は推奨されない行為である。
起動ディスク
パーティションを作成することで、Mac OSなどの起動ディスクとして利用することもできる[44][要検証 ]。
脚注
出典
- ^ https://iphone-mania.jp/news-454536/
- ^ a b “iPod touch、商品到着と同時にWinユーザーから不具合報告多数--「確認できていない」とアップル”. CNET Japan (2007年9月23日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “iPod touch、厚さ8mmを実現できた理由--アップルStan Ng氏に聞く”. CNET Japan (2007年9月7日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “iPod touchはBest iPod――米Apple幹部に聞く「iPod touch」”. +D LifeStyle. iTmedia (2007年9月7日). 2007年9月25日閲覧。
- ^ iPod touchにカメラがないのは「ゲーム機だから」(ジョブズ談)(Haruka Ueda、2009年9月10日、Engadget日本版)
- ^ “音楽は生き続けます”. Apple Newsroom (日本). 2022年5月12日閲覧。
- ^ “約20年におよぶ「iPod」の歴史に幕。iPod touchが在庫限りで販売終了”. PC Watch (2022年5月11日). 2022年5月11日閲覧。
- ^ https://kn.itmedia.co.jp/sdevice/handy/case/33472/
- ^ iPod touch 発表
- ^ Inc, mediagene (2019年5月27日). “【iPhone成長記①】2007年のiPhone:iOSの原型、されど「App Store」なんてない #そろそろWWDC”. www.gizmodo.jp. 2020年5月10日閲覧。
- ^ 新型「iPod touch」と「iPod nano」を米サイトがさっそく分解:レビュー - CNET Japan
- ^ Identifying iPod models
- ^ “アップル - iPod touch - 技術仕様”. アップル. 2011年5月13日閲覧。
- ^ 背面カメラなしの16GB iPod Touchが登場。日本版Appleストアでの価格は22,800円 - techcrunch 2013年5月31日
- ^ アップルがiPadを最大1.3万円ひっそり値上げ 比較表で見る新旧価格(追記) - 週アスPLUS 2013年5月31日
- ^ “アップル 円安でiPadなど値上げ”. NHKニュース (日本放送協会). (2013年5月31日). オリジナルの2013年6月2日時点におけるアーカイブ。 2013年6月2日閲覧。
- ^ 円安でiPadなど最大1万6000円値上げ 「駆け込み需要」で売り切れも続出 - J-CASTニュース 2013年5月31日
- ^ アップル、iPod touchやnanoに新色スペースグレーを追加 - AV Watch 2013年9月11日
- ^ アップルが密かに「スレート」色を廃止中!?〜iPodシリーズも「スペースグレイ」に置き換え - Touch Lab 2013年9月11日
- ^ Apple、お求めやすい価格のiPod touchモデルに鮮やかなカラーとiSightカメラを装備 - Apple Press Info 2014年6月26日
- ^ アップル、iPodを最大100ドル値下げ - ウォールストリートジャーナル 2014年6月27日
- ^ “Apple Store、「iPod」シリーズの「touch」「nano」「shuffle」を一斉値上げ――Apple TVは値下げ”. ITmedia (2015年3月11日). 2015年3月16日閲覧。
- ^ 新型iPod touchの進化に驚きの声
- ^ 第5世代用のケースはiPod touch loop用の穴等が残るなど多少の問題はあるが使用できる。しかし、第5世代の旧16 GB用のものはカメラの穴が空いていないため使用できない。
- ^ iPod touch 6のカメラの画質をiPhone 5s/6と比較!暗い場所で違いが分かる程度!
- ^ “iPod touch”. Apple(日本). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “新しいiPod touch、さらに向上したパフォーマンスを提供”. Apple Newsroom. 2019年5月28日閲覧。
- ^ “アップル、iPodの販売終了へ 21年の歴史に幕”. BBCNEWS JAPAN. (2022年5月11日) 2022年5月12日閲覧。
- ^ “アップルのiPodタッチ 販売終了へ 音楽端末、20年の歴史に幕”. 朝日新聞. 2022年5月12日閲覧。
- ^ a b “iPod Touch 6th Generation Teardown - iFixit” (英語). iFixit (2015年7月17日). 2015年7月18日閲覧。
- ^ “第5世代iPod touchファーストインプレ”. 週刊アスキーPLUS. 2012年10月10日閲覧。
- ^ 2012年9月12日に第5世代iPod touchが正式発表されたのと同時に16 GBモデルが追加され、8 GBおよび64 GBの取り扱いは終了した
- ^ Apple Inc. (2008年3月7日). “アップル、iPhone 2.0ソフトウェアのベータ版を発表”. 2008年4月26日閲覧。
- ^ “iPod touchにWindows環境で利用できない不具合”. +D LifeStyle. iTmedia (2007年9月24日). 2007年9月25日閲覧。
- ^ “iPod touch、商品到着と同時にWinユーザーから不具合報告多数--「確認できていない」とアップル”. CNET Japan. 2007年9月23日閲覧。
- ^ “Windows環境におけるiPod touchの不具合を修正した「iTunes 7.4.3」”. INTERNET Watch (2007年9月28日). 2007年9月28日閲覧。
- ^ iPod touchに先行リリースされたiPhone 2.1、日本語入力が劇的に改善!? iPhone・iPod touch ラボ 2008年9月11日閲覧
- ^ About the security content of iPod touch v2.1
- ^ “「ガンダム駅」なぜできた アップル地図騒動の真相”. 日本経済新聞. (2012年10月17日) 2017年11月9日閲覧。
- ^ Apple - サポート - iPod touch - iPod touch トラブルシューティングアシスタント
- ^ iPod touch でのアップデートおよび復元時のエラーメッセージ
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ Inc, mediagene (2013年8月11日). “使っていないiPodをOS起動ディスクとして再利用する方法”. www.lifehacker.jp. 2019年5月29日閲覧。
外部リンク
- IPodタッチのページへのリンク