iPod touch (第7世代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/14 05:40 UTC 版)
iPod touch(第7世代) とは、Appleが開発、発売していたiPod touch第7世代目のモデル。iPod touchはこの第7世代で最後のモデルとなり、iPodの20年余りの歴史に幕を閉じた。
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       iPod touch(第7世代)ピンク
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| 開発元 | Apple | 
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| 世代 | 7世代 | 
| 発売日 | 2019年5月28日 | 
| OS | iOS 12.3(初期搭載)[1]→iOS 15.8.3※iOS 16から対象外。2025年10月現在、iOS 15のサポートは継続中。 | 
| CPU | Apple A10 Fusion 64bit[2] | 
| メモリ | 2GB[1] | 
| ストレージ |  フラッシュメモリ 32, 128, 256 GB[2]  | 
    
| ディスプレイ |   4インチ (100 mm) [2] 解像度: 1,136 × 640ピクセル, 326 ppi[2] | 
    
| デジタルカメラ |   背面カメラ: 8メガピクセル (1080p)[2] 前面カメラ: 1.2メガピクセル (720p)[2] | 
    
| 外部接続 | Wi-Fi (802.11a/b/g/n/ac)[2], Bluetooth 4.1[2] | 
| 電源 | 1043 mAh | 
| 重量 | 88 g[2] | 
| 前世代ハード | iPod touch (第6世代) | 
| 関連商品 | iPhone, iPad | 
| ウェブサイト | Apple - iPod touch (Archive) | 
概要
本モデルは2019年5月28日にiPod touch (第6世代)から4年ぶりに発売された。外観に大きな変更点はなく、6色のカラーバリエーション、カメラ、液晶、ヘッドフォンジャック、ホームボタンも前モデルと同じであるため、ケースや保護フィルムなど第6世代と同じアクセサリを流用する事が可能である。iPhone 7と同じA10チップを搭載し前モデルよりSoCは最大2倍、GPUは最大3倍高速化されARやグループFaceTimeにも対応した。しかし、動作速度はiPhone 7 / 7 Plusの2.33 GHzに対し、本モデルは1.64 GHz[1]にダウンクロックされており、処理速度はおおよそA9チップ搭載のiPhone SE相当となる。メモリはiPhone 6sや7、SEと同様、2GB (LPDDR4)を搭載した[1]。
本モデルでは「手前に傾けてスリープ解除」と「バッテリー残量(%)」表示の設定に対応した。Apple Payには対応しない[1]。Touch ID、Face ID、3D Touchは搭載されず、着信/サイレントスイッチも無いが、コントロールセンターからの消音モードの設定をすることが可能。iPod touchはポータブルメディアプレイヤー(ミュージックプレイヤー)であって携帯電話ではないため、電話、パスコード入力画面左下にある「緊急」やSOS機能は搭載されていない。
本モデルでは16 GBと64 GBのモデルを廃止し、ストレージ容量は既存の32 GB、128 GBに加えて、新たに256 GBが用意された。32 GBモデルはストリーミングサービスやゲームなどに特化した低価格モデルとして、128 GBと256 GBのモデルは既存のiPod touchユーザー向けの大容量モデルとして用意された。なお、本モデルで256 GBの容量のものが発売されたことにより、iPod classic (第6.5世代)の160 GBを超えて、iPod touchシリーズがiPodファミリー全体で最大のストレージ容量を持つ機種となった[1]。
2022年5月10日、Appleが本世代の在庫限りでの販売終了が発表されると同時に2001年から生産を続けてきたiPodシリーズの製造・販売を終了させることを明らかにした[3][4]。
2022年6月7日に、WWDC22で発表されたiOS 16で、iPhone 6s / 6s Plus、iPhone SE (第1世代)、iPhone 7 / 7 Plusと共にサポート対象外となった。これにより、先代の第6世代の4年間に届かず発売から3年でサポート期間が終了となった。なお、iOS 15のセキュリティサポート自体は2024年12月現在、継続している。
脚注
外部リンク
| 先代 iPod touch (第6世代)  |  
     iPod touch (第7世代) | 次代 シリーズ終了  | 
    
「iPod touch (第7世代)」の例文・使い方・用例・文例
- 動画ファイルも再生することができるiPod
 - また,「iPodシャッフル」や「iPodナノ」の発売により,アップル社は携帯デジタル音楽プレーヤー市場でそのシェアを急速に拡大した。
 - iPodが新たなマックユーザーを呼び込む
 - マックの売り上げ回復の理由の1つはアップル社の携帯用音楽プレーヤー「iPod」の人気だ。
 - iPodは2001年の発売以来,世界中でおよそ6000万個を売り上げている。
 - 最近,より多くのiPodユーザーがマックに関心を示し始めている。
 - 東京にあるアップルストア銀座店では,特に若者や女性など,多くのiPodの顧客がウィンドウズOS搭載機からマックへ乗り換えている。
 - iPodの販売が1億台突破
 - アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod」は2001年11月の発売以来,世界中で1億台以上売れている。
 - アップルによると,iPodは他のどの音楽プレーヤーよりも速く1億台の販売を達成した。
 - アップルは次々と新型iPodを発売している。
 - 1億台の販売を節目とする声明の中で,アップルはiPodが音楽の入手方法や鑑賞方法を変えたことを強調した。
 - iPodはそのシンプルな形やアップルの音楽ダウンロードサービスであるアイチューンズストアとの連動性で人気を得ている。
 - iPodは世界中の若者たちの必須アイテムとなった。
 - iPod関連市場も成長している。
 - ケースやスピーカーなど4000点以上のiPod用アクセサリがさまざまな企業から発売されている。
 - それは画面の広いiPodとタッチ操作を組み合わせている。
 - Cの形をしたネックピローの上で頭と首を休ませると同時に,枕に内蔵されたスピーカーにiPodなどの携帯音楽プレーヤーを接続することにより音楽を聞くこともできる。
 - ジョブズ氏の復帰後,アップルは2001年に携帯音楽プレーヤー「iPod」を発売した。
 - ユーザーは音楽や動画を同社のiTunes Store(アイチューンズ・ストア)からiPodにダウンロードできる。
 
- iPod touch (第7世代)のページへのリンク
 
 