iPod touch (第7世代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/12 02:41 UTC 版)
iPod touch(第7世代) とは、Appleが開発、発売していたiPod touch第7世代目のモデル。iPod touchはこの第7世代で最後のモデルとなり、iPodの20年余りの歴史に幕を閉じた。
iPod touch(第7世代)ピンク | |
開発元 | Apple |
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世代 | 7世代 |
発売日 | 2019年5月28日 |
OS | iOS 12.3(初期搭載)[1]→iOS 15.8.2 ※iOS 16から対象外。2024年9月現在、iOS15のサポートは続いている。 |
CPU | Apple A10 Fusion 64bit[2] |
メモリ | 2GB[1] |
ストレージ | フラッシュメモリ 32, 128, 256 GB[2] |
ディスプレイ | 4インチ (100 mm) [2] 解像度: 1,136 × 640ピクセル, 326 ppi[2] |
デジタルカメラ | 背面カメラ: 8メガピクセル (1080p)[2] 前面カメラ: 1.2メガピクセル (720p)[2] |
外部接続 | Wi-Fi (802.11a/b/g/n/ac)[2], Bluetooth 4.1[2] |
電源 | 1043 mAh |
重量 | 88 g[2] |
前世代ハード | iPod touch (第6世代) |
関連商品 | iPhone, iPad |
ウェブサイト | Apple - iPod touch (Archive) |
概要
本モデルは2019年5月28日にiPod touch (第6世代)から4年ぶりに発売された。外観に大きな変更点はなく、カラーバリエーションやカメラ、液晶、ヘッドフォンジャック、ホームボタンも前モデルと同じであるため、ケースや保護フィルムなど第6世代と同じアクセサリを流用する事が可能である。iPhone 7と同じA10チップを搭載し前モデルよりCPUは最大2倍、GPUは最大3倍高速化されARやグループFaceTimeにも対応した。しかし、動作速度はiPhone 7/7 Plusの2.33 GHzに対しiPod touch (第7世代) は1.64 GHz[1]にダウンクロックされていて、処理速度はおおよそA9チップ搭載のiPhone SE (第1世代)相当となる。メモリはiPhone 7やSEと同様、2GB(LPDDR4)を搭載した[1]。
本モデルでは手前に傾けてスリープ解除とバッテリー残量のパーセント表示の設定に対応した。Apple Payには対応しない[1]。Touch ID、Face ID、3D Touchは搭載されず、着信/サイレントスイッチも無いが、コントロールセンターからの消音モードの設定をすることが可能。iPod touchはポータブルメディアプレイヤー(ミュージックプレイヤー)であって携帯電話ではないため、電話、パスコード入力画面左下にある「緊急」やSOS機能は搭載されない。
一般販売の本体色はスペースグレイ、ゴールド、シルバー、ピンク、ブルーが用意されている。
本モデルでは16 GBモデルと64 GBモデルを廃止し、ストレージ容量は既存の32GB、128 GBに加えて、新たに256 GBが用意された。32 GBモデルはストリーミングサービスやゲーム等に特化した低価格モデルとして、128 GBモデルと256 GBモデルは既存のiPod touchユーザー向けの大容量モデルとして用意された。
なお、本モデルで256 GBの容量のものが発売されたことにより、iPod classic (第6.5世代)の160 GBを超えて、iPod touchシリーズがiPodファミリー全体で最大のストレージ容量を持つ機種となった[1]。
2022年5月10日、Appleが本世代の在庫限りでの販売終了が発表されると同時に2001年から生産を続けてきたiPodシリーズの製造・販売を終わらせることを明らかにした[3][4]。
2022年6月7日に、WWDC2022で発表されたiOS 16で、iPhone 6s / iPhone 6s Plus / iPhone SE (第1世代) / iPhone 7 / iPhone 7 Plusと共にサポート対象外になった。
これにより、サポート期間は先代の第6世代の4年間に届かず発売から3年でサポート終了となった。なお、iOS15のサポートは2024年9月現在、継続している。
脚注
外部リンク
先代 iPod touch (第6世代) | iPod touch (第7世代) | 次代 シリーズ終了 |
「iPod touch (第7世代)」の例文・使い方・用例・文例
- 動画ファイルも再生することができるiPod
- また,「iPodシャッフル」や「iPodナノ」の発売により,アップル社は携帯デジタル音楽プレーヤー市場でそのシェアを急速に拡大した。
- iPodが新たなマックユーザーを呼び込む
- マックの売り上げ回復の理由の1つはアップル社の携帯用音楽プレーヤー「iPod」の人気だ。
- iPodは2001年の発売以来,世界中でおよそ6000万個を売り上げている。
- 最近,より多くのiPodユーザーがマックに関心を示し始めている。
- 東京にあるアップルストア銀座店では,特に若者や女性など,多くのiPodの顧客がウィンドウズOS搭載機からマックへ乗り換えている。
- iPodの販売が1億台突破
- アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod」は2001年11月の発売以来,世界中で1億台以上売れている。
- アップルによると,iPodは他のどの音楽プレーヤーよりも速く1億台の販売を達成した。
- アップルは次々と新型iPodを発売している。
- 1億台の販売を節目とする声明の中で,アップルはiPodが音楽の入手方法や鑑賞方法を変えたことを強調した。
- iPodはそのシンプルな形やアップルの音楽ダウンロードサービスであるアイチューンズストアとの連動性で人気を得ている。
- iPodは世界中の若者たちの必須アイテムとなった。
- iPod関連市場も成長している。
- ケースやスピーカーなど4000点以上のiPod用アクセサリがさまざまな企業から発売されている。
- それは画面の広いiPodとタッチ操作を組み合わせている。
- Cの形をしたネックピローの上で頭と首を休ませると同時に,枕に内蔵されたスピーカーにiPodなどの携帯音楽プレーヤーを接続することにより音楽を聞くこともできる。
- ジョブズ氏の復帰後,アップルは2001年に携帯音楽プレーヤー「iPod」を発売した。
- ユーザーは音楽や動画を同社のiTunes Store(アイチューンズ・ストア)からiPodにダウンロードできる。
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