GCOM
別名:地球環境変動観測ミッション、Global Change Observation Mission
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が推進している、人工衛星による地球環境の観測プロジェクト。
GCOMでは、地球全体における気候変動や水温変動、降水量の変化などを10年~15年の長期にわたって観測する。これにより、温暖化や気候変動の仕組みの解明、気候変動の予測、気象予測といった成果につなげることが期待される。
GCOMは、国際協力により推進されている10ヵ年計画「GEOSS」(全球地球観測システム)プロジェクトとも連携しており、国際的な貢献も役割の一部として担っている。
GCOMにはGCOM-W(GCOM-Water)とCGOM-C(GCOM-Climate)の2つのプロジェクト、および観測システムの運用が計画されている。GCOM-Wでは水循環変動観測衛星、CGOM-Cでは気候変動観測衛星と呼ばれる人工衛星がそれぞれ運用される。このうち水循環変動観測衛星は、第1号機「しずく」が2012年1月10日に公開されている。
関連サイト:
人工衛星プロジェクト しずく(GCOM-W1) - JAXA
人工衛星プロジェクト GCOM-C1 - JAXA
ジーコム【GCOM】
地球環境変動観測ミッション
(GCOM から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/13 06:47 UTC 版)
地球環境変動観測ミッション(GCOM : Global Change Observation Mission、ジーコム)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が進めている、人工衛星を利用した地球環境の変動を長期的に観測する計画。国際プロジェクトの全球地球観測システム(GEOSS)10年計画に沿い、10~15年程度の期間、全地球上の降水積雪量や水蒸気量、雲、エアロゾル、植生などの物理データを観測し、そのデータを気候変動予測や気象予測、水や食料資源管理などに利用し、その有効性を実証することを目的としている。
- 1 地球環境変動観測ミッションとは
- 2 地球環境変動観測ミッションの概要
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