黄昏とは? わかりやすく解説

こう‐こん〔クワウ‐〕【黄×昏】

読み方:こうこん

日の暮れかかること。夕暮れたそがれ

到着せしは—の頃なりしが」〈福田英子妾の半生涯

戌(いぬ)の刻。〈下学集

黄昏の画像
黄昏(2)

たそ‐がれ【黄昏】

読み方:たそがれ

古くは「たそかれ」。「誰(た)そ彼(かれ)は」と、人の見分けがつきにくい時分の意》

夕方の薄暗い時。夕暮れ

盛り過ぎて終わりに近づこうとするころ。「人生の—」

[補説] 作品名別項。→黄昏


たそがれ【黄昏】


黄昏

読み方:タソガレ(tasogare), コウコン(koukon)

夕方の薄暗いとき


アルフテル, エルネスト:黄昏

英語表記/番号出版情報
アルフテル, エルネスト:黄昏Crepúsculos作曲年1920年  出版年1986年  初版出版地/出版社: Eschig 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 城の古時計 El viejo reloj del castillo 5分00 No Image
2 子守歌 Berceuse2分00 No Image
3 の庵 Una ermita en el bosque 2分30秒 No Image

黄昏

英語表記/番号出版情報
ロイド:黄昏Eventide for Two Pianos
エスプラ:黄昏Crepusculum Op.15作曲年1912年 

黄昏

作者伊達一行

収載図書妖言
出版社集英社
刊行年月1993.11

収載図書妖言
出版社集英社
刊行年月1997.9
シリーズ名集英社文庫


黄昏

作者稲葉真弓

収載図書繭は緑
出版社中央公論社
刊行年月1995.5


黄昏

作者エリザベス・スペンサー

収載図書黄昏―エリザベス・スペンサー短篇集
出版社松柏社
刊行年月1998.4


黄昏

作者宮本百合子

収載図書宮本百合子全集 第2巻 小説
出版社新日本出版社
刊行年月2001.1


黄昏

作者三木俊昭

収載図書大路治川
出版社東京図書出版会
刊行年月2002.2


黄昏

作者島崎藤村

収載図書島崎藤村短編集 第2巻 藤村集・散
出版社郷土出版社
刊行年月2003.4

収載図書明治大正小品
出版社おうふう
刊行年月2006.4


黄昏

作者中村亨

収載図書無限ホテル
出版社文芸社
刊行年月2004.6


黄昏

作者岡本隆明

収載図書すいかずら
出版社水曜社
刊行年月2007.2


黄昏

作者イーユン・リー

収載図書千年祈り
出版社新潮社
刊行年月2007.7


黄昏

読み方:タソガレ(tasogare)

作者 北原武夫

初出 昭和47年

ジャンル 小説


黄昏

読み方:タソガレ(tasogare)

作者 久保田万太郎

初出 大正12年

ジャンル 小説


黄昏

読み方:タソガレ(tasogare)

作者 鷹野つぎ

初出 大正11年

ジャンル 小説


黄昏

読み方:タソガレ(tasogare)

作者 中谷孝雄

初出 昭和14年

ジャンル 小説


黄昏

読み方:タソガレ(tasogare)

作者 人見東明

初出 明治42年

ジャンル 小説


黄昏

読み方:タソガレ(tasogare)

作者 宮本百合子

初出 大正11年

ジャンル 小説


黄昏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 08:15 UTC 版)

黄昏時の秋田港

黄昏(たそがれ、たそかれ、コウコン、英:twilight)は、一日のうち日没直後、雲のない西の空に夕焼けの名残りの「赤さ」が残る時間帯である[1]。「黄昏時(たそがれどき)」。「黄昏れる(たそがれる)」という動詞形もある。

たそがれ

黄昏時の神戸港

「たそがれ」は、江戸時代になるまでは「たそかれ」といい、「たそかれどき」の略である。夕暮れの人の顔の識別がつかない暗さになると誰かれとなく、「そこにいるのは誰ですか」「誰そ彼(誰ですかあなたは)」とたずねる頃合いという意味である。この風習は広く日本で行われた。「おはようさんです、これからですか」「お晩でございます。いまお帰りですか」と尋ねられれば相手も答えざるを得ず、互いに誰であるかチェックすることでヨソ者を排除する意図があったとされる。

対になる表現に夜明け前を表す「かわたれどき(彼は誰時)」があり、本来はいずれも、夜明け前・日没後の薄明帯を区別せず呼んだと推測される。

用例

黄昏時の平城京朱雀門

「たそかれ」という言葉は『万葉集』に

誰そ彼と われをな問ひそ 九月の 露に濡れつつ 君待つわれそ — 『万葉集』第10巻2240番

と登場するが、これは文字通り「誰ですかあなたは」という意味である。

平安時代には『うつほ物語』に「たそかれどき」の用例が現れ、さらに『源氏物語』に

寄りてこそ それかとも見め たそかれに ほのぼの見つる 夕顔の花 — 『源氏物語』「夕顔光源氏

と、現在のように「たそかれ」で時間帯を表す用例が現れる。なおこの歌は、帖と登場人物の名「夕顔」の由来になった夕顔の歌への返歌である。

比喩

比喩として、「最盛期は過ぎたが、多少は余力があり、滅亡するにはまだ早い状態」を表す。

黄昏

漢語「黄昏コウコン」は日没後のまだ完全に暗くなっていない時刻を指す。「初昏」とも呼ぶ[2]十二時辰では「時」(午後7時から9時)に相当する。

黄昏れる

「たそがれ」の動詞化の用法。日暮れの薄暗くなり始めるころを指して「空が黄昏れる」や、人生の盛りを過ぎ衰えるさまを表現して「黄昏た人」などのように使用されることがある[3]

脚注

  1. ^ "黄昏". 精選版 日本国語大辞典、デジタル大辞泉. コトバンクより2023年1月17日閲覧
  2. ^ 朱熹『楚辞集注』離騒経第一「曰黄昏以為期兮」注「黄昏者、古人親迎之期。儀礼所謂初昏也。」『儀礼』士昏礼「期初昏、陳三鼎于寝門外。」
  3. ^ "黄昏れる". デジタル大辞泉. コトバンクより2023年1月17日閲覧

黄昏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:29 UTC 版)

サッカーユーゴスラビア代表」の記事における「黄昏」の解説

1992年3月25日行われた国際親善試合、対オランダ戦がユーゴスラビア社会主義連邦共和国スロベニアクロアチア独立前)として最後試合となった。そしてユーロ92出場向けてスウェーデン出発する直前1992年5月22日前日にユーゴカップをパルチザン監督として制し直後にその職を辞任した代表監督イビチャ・オシムは、代表の監督辞任した会見で彼が挙げた辞任理由は「サラエヴォのために唯一自分出来る事」という物であった1992年5月28日オシム見送り受けたユーゴスラビア代表スウェーデン向かったが、ストックホルム着いた時点で、以下の内容を通達された。 国際サッカー連盟及び欧州サッカー連盟国際連合ユーゴスラビア実質的にセルビアとモンテネグロ)への制裁受け入れ全ての国際試合からユーゴスラビア代表締め出すユーゴスラビア代表ユーロ92への出場資格がないので、直ちスウェーデンから出国する事。これは強制措置である。 スウェーデン政府は、人道目的による措置除きユーゴスラビア代表スタッフ・選手その他関係者一切入国許可しない五輪メダル5個獲得、ワールドカップトーナメント進出4回、ユーロ準優勝2回。栄光ユーゴスラビア代表終焉は、アーランダ国際空港通関ロビー片隅訪れた。 このUEFA欧州選手権1992大会1992年6月10日から開催されユーゴスラビア代わりに繰り上がり出場したデンマーク快進撃見せフランスイングランド抑えてグループリーグ突破準決勝前回覇者オランダを、決勝では2年前のイタリア・ワールドカップ覇者ドイツ撃破し初優勝を手にした。 ドラガン・ストイコビッチヴェローナでこのニュース聞いたとき、オシム言葉思い出したという。「サッカーわからない」。

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黄昏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/20 21:08 UTC 版)

シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜」の記事における「黄昏」の解説

シリーズ語られている、世界破滅へと誘う何か。

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黄昏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/23 07:23 UTC 版)

アウデナールデ」の記事における「黄昏」の解説

宗教改革アウデナールデ市民プロテスタントにつき、ヘント同盟してカール5世反旗ひるがえしたマルゲリータの子パルマ公アレッサンドロ・ファルネーゼによる長期包囲ののち、市街1582年帝国の手におち、商人労働者貴紳までもが亡命した対抗宗教改革で一旦はタペストリー取引回復見られたが、栄光の日々戻ってこなかった。これ以後100年間で三度フランスから攻撃占領受けた1708年には郊外スペイン継承戦争アウデナールデの戦い交わされた。ハプスブルク帝国体制下で、アウデナールデ活力失っていった。 フランス革命の影響は、この地方にも宗教的権威凋落という形で現出した市街には第一次世界大戦戦禍を今に伝えモニュメントいくつか置かれている。

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黄昏(フィールド・アトリビューションHL06)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:26 UTC 版)

アクセル・ワールド」の記事における「黄昏(フィールド・アトリビューションHL06)」の解説

自然系地属性下位神聖系のステージ可燃物が多いためによく燃え地形オブジェクトはすぐに壊れ夕焼け空なので薄黄色淡い陽光差し込む意外と物陰は暗いのが特徴

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黄昏

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 12:19 UTC 版)

この単語漢字
たそがれ
第二学年 人名
熟字訓
この単語漢字
こう
第二学年
こん
人名
音読み 音読み

名詞

(こうこん または たそがれ)

  1. 夕方たそがれ時

「黄昏」の例文・使い方・用例・文例

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