魔界十字軍
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「ダブルクロス・リプレイ・ジパング」の記事における「魔界十字軍」の解説
織田信長(おだ・のぶなが) シンドローム:エグザイル/オルクス(影武者)、エンジェルハイロゥ/バロール(本体) Dロイス:古代種(影武者)、賢者の石×3(本体) 尾張の戦国大名。蘭丸によって造物主デミウルゴスと融合し、並行世界の自分を呼び寄せる能力を得ている。この能力によって呼び出した自分自身を残機にしていた。 元々は蘭丸によって人類の敵対者に仕立て上げられただけだったが、蘭丸の企みを見抜いており、真弓たちに敗れて弱ったところを手打ちにした。 全ての並行世界を滅ぼし、絶対的強者として君臨しようとしていた。 第三話に登場した影武者は、討ち漏らしたシヴァとカマソッツを取り込んだことで浸食率が上昇していた。 第四話に登場した本体は、無数の並行世界の自分と合体し、「真・信長王(顔と賢者の石)」、「信長キャノン(髷)」、「信長ヴォイス(発声器)」、「信長ブレイド(右腕)」、「信長フィスト(左腕)」、「信長アーマー(鎧)」、「信長オーラ(覇気)」の七部位となった。 斎藤道三(さいとう・どうさん) シンドローム:エグザイル/オルクス Dロイス:伝承者(白兵) 美濃国の戦国大名。信長に嫁いだ帰蝶姫の父でもある。本能寺の変の26年前(弘治2年・1556年)に亡くなったが、ギリシャ神話の九頭蛇神ヒュドラと融合して復活した。真弓を捕らえようとしていたが、イクフサの一撃で倒れて正気に返り、楽しい戦だったと言い残して昇天した。 上杉謙信(うえすぎ・けんしん) シンドローム:モルフェウス/エンジェルハイロゥ 越後国の戦国大名。己を毘沙門天の化身と信じていた。ローマ神話の愛と美の女神ヴィーナスと融合して復活(ヴィーナス曰く「毘沙門天の〝毘〟はヴィーナスの〝ヴィ〟」)。 道三を倒した真弓たちの追手として現れ、諏訪の山奥にある信玄の隠し湯を一晩でローマ魔界に変えてしまった。その後諏訪湖から『ヴィーナスの誕生』のように出現し、真弓たちと交戦した。自身にとどめを刺したイクフサと真弓の姿を美しいと思い、そのまま倒れた。その後、辞世の句「極楽も 地獄も先は 有明の 月の心に 懸かる雲なし」を残して昇天した。 骸火(むくろび) シンドローム:サラマンダー/キュマイラ 信州の桔梗が原を根城とする玄蕃狐(げんばぎつね)一族の総元締めである化け狐。イクフサとはライバル関係にある。情に厚い性格で、人間とも折り合いをつけて生きていたが、武田信玄と手を組み、力を手にした。しかし実際はエジプト神話の暴風神セトに寄生されており、イクフサを排除しようと企んでいた。イクフサとの一騎打ちによって正気に返り、イクフサが信長を倒す鍵であることを伝えたのち、イクフサの手で介錯された。 武田信玄(たけだ・しんげん) シンドローム:オルクス/モルフェウス 史実において信長の最大のライバルとされた戦国大名。その支配は本国である甲斐(現在の山梨県)をはじめ信濃(現在の長野県)・駿河(現在の静岡県中部)・上野(現在の群馬県)・遠江(現在の静岡県西部)・三河(現在の愛知県東部)・飛騨(現在の岐阜県北部)の全域または一部に及んだ。 本能寺の変の9年前(元亀4年・1573年)に亡くなったが、真弓が戦国時代に飛ばされる2ヶ月前に魔界十字軍によってエジプト神話の生産の神オシリス、天空と太陽の神ホルス、同じく太陽の神ラーと融合し復活(表向きは「実は生きていた」ということにされている)。領民に冥府神アヌビスを「阿濡彌須如来」と称して信仰させ、居城である躑躅ヶ崎館を武田金字塔として改築させつつ、裏では離反を阻止するため「ラーの天秤」と呼ばれる一種の刻印を打ち、最終的には「甘露」と呼ばれるエネルギーに変えていた。また骸火も配下に置いて、イクフサを魔界十字軍に誘おうと目論んでいた。なお、領民からはおファラオ様(信玄の敬称とされる「お館様」と、ホルスに関わるエジプトの君主号「ファラオ」を合わせたもの)と呼ばれていた。 勘助に「ラーの天秤」を打ち、武田スフィンクス二十四人衆を送り込んで真弓たちの切り崩しを図るが、イクフサが骸火から得た情報と突如現われた蘭丸から真弓たちにもたらされた情報によって軍師でもあるアヌビスを討たれ、最後は自ら武田金字塔と一体となって真弓たちを攻撃するも、トキジクの弓で撃たれ武田金字塔は瓦解。最後は正気に返り、真弓たちに深々と一礼して昇天した。 毛利元就(もうり・もとなり) 安芸国(現在の広島県西部)を支配した戦国大名。信長とは、史実においては弘治2年(1556年)の忍原崩れによって失った石見銀山の権益を巡って対立していた(信長は尼子氏を支援)。 本能寺の変の11年前(元亀2年・1571年)に亡くなったが、魔界十字軍によって北欧神話の主神オーディンと融合し、毛利オーディン元就として復活。安芸国一帯を「アスガルド魔界」に変え、領民をヴァイキング装束の不死身の兵士「アインヘリャル」に変えて殺し合いに明け暮れさせていた。 真弓、才蔵の《ハンドリング》で登場した小猿の佐助を「三人の息子女神(ウルド隆元・ベルダンディ元春・スクルド隆景)の搭乗する三本の魔槍ノルン・グングニル」によって狙い打つが、全て回避され、居城に乗り込んだ真弓のトキジクの弓で撃たれ(ルール設定上、攻撃以外の能力は皆無であった)て正気を取り戻し、真弓たちを賞賛したのち、辞世の句「友を得て なおぞうれしき 桜花 昨日にかはる 今日のいろ香は」を残して昇天した。 風魔小太郎(ふうま・こたろう) メソポタミアの風と疫病の魔神パズスと融合。パズス小太郎となり主君であるはずの北条一族を皆殺しにする。 相模国を疫病の蔓延する廃墟に変え、小田原城を「メソポタミア忍法」によって六十階建ての「バビロニアン・キャッスル」に改築し、才蔵を待ち受けていた。 九鬼嘉隆(くき・よしたか) 九鬼水軍の長。ゼウスと融合しており、オリュンポスの神々と融合した「九鬼天空水軍」を率いている。信長の所持する安宅船「鬼宿丸」を改造した空飛ぶ船「ゼウス丸」を操り、甘露を集めていた。真弓を妾にしようとしたが、真弓にゼウス丸の動力部を射抜かれ、乗組員諸共爆散した。 柴田勝家(しばた・かついえ) 信長の家臣。ヒンズーの破壊神シヴァと融合し「シヴァ勝家」を名乗っていた。魚津を「インド魔界」に変え、すべての川をガンジス河のように拡張する工事を進めていた。イクフサとの河川工事対決に勝利した。 足利尊氏(あしかが・たかうじ) 室町幕府の初代将軍。アーサー王と融合し「足利・アーサー・尊氏」を名乗っていた。円卓の騎士と融合した足利将軍家十五人によって構成されたサッカーチーム「足利ペンドラゴンズ」を率いて京都を襲撃し、民衆を熱狂的なファンにした。才蔵と浄ノ進にサッカー対決を挑んだが、あっさり敗北。ボールとユニホームを手渡し、爽やかに消え去った。 長宗我部元親(ちょうそかべ・もとちか) 土佐の戦国大名。マヤの吸血蝙蝠の神カマソッツと融合した。真弓たちの快進撃を見て、真弓側につこうとしたが、動向を疑っていた蘭丸に処刑された。 伊達政宗(だて・まさむね) ケルト神話の邪神バロールと融合。言動が痛く、知博曰く「思春期の自意識を妙にこじらせた感じ」。伯父にあたる出羽の戦国大名、最上義光を討った。従者の暗黒竜クロウ・クルーアッハとともに米沢でイクフサと戦った。故人でないため他の十字軍よりも弱くイクフサに敗れ、正気に返った。 へるめす屋(-や) ヘルメスと融合した堺の商人。浄ノ進と相場勝負を行ったが、あっさり敗れた。 島津義久(しまづ・よしひさ) ハワイの火山の女神ペレと融合。桜島を噴火させ、さらなる力を得ようとしていた。伊達政宗同様に存命だったため、浸食率が低かった。 森蘭丸(もり・らんまる) シンドローム:バロール/エグザイル Dロイス:起源種 信長の小姓。北欧神話のロキを名乗る。かつては森乱丸と言う名で信長に仕えており、南方勇太の肉体に憑依して「森蘭丸」となった。 人間が持つ「生きることを望む思い」を糧にしており、それを大量に生み出すためにラグナロクを起こしており、既に幾つもの平行世界を滅ぼしている。 信長を人類の敵対者に仕立て上げ、対抗手段としてトキジクの弓を用意することでラグナロクを起こそうとしていた。 真弓たちと戦い、浄ノ進の血によって倒され、勇太の身体を失い、黒い瘴気のような姿になって安土パンデモニウムに逃げ帰る。その後、既に企みを見抜いていた信長によって討たれた。
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戦国時代、南蛮から渡来した世界各文明の神々『蛮神(デウス)』が、時代の覇者たる織田信長と結託して組織した集団。
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