観光団体臨時運用への対応とは? わかりやすく解説

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観光・団体・臨時運用への対応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:02 UTC 版)

国鉄キハ183系気動車」の記事における「観光・団体・臨時運用への対応」の解説

「フラノエクスプレス」増結 キハ80系リゾート編成フラノエクスプレス」への増結用車両として、1990年1月からキハ184形1両を使用したキハ184-11 の制御回路キハ80系仕様変更し、幌高さや外板塗色を同編成合わせる変更実施した本車組成した5両編成運用されたが、同年中に増結運用終了し一般仕様復元された。 なお同車は、1994年2月発生した特急おおぞら脱線転覆事故罹災し1994年3月30日付で廃車となっている。キハ184形(1両):11 「ちゃいるどさろん」キハ183形客室内一部カーペット敷きとした子供向け遊び場「ちゃいるどさろん」設け改造1995年から実施した。 「おおぞら」に使用する キハ183-3 の前位側20名分座席撤去しカーペット敷き空間設けた1998年には臨時オホーツク夏休み」号に使用する キハ183-5・6 に同様の改造行った。 「オホーツク夏休み」用の2両は同列車の運転終了後に一般座席復元されキハ183-3 は2007年「旭山動物園号」編成の1両として改造されている。キハ183形(3両):3, 5, 6 「ノースレインボーエクスプレス」代用キハ183形1997年2月根室本線内で踏切事故遭遇したノースレインボーエクスプレス編成先頭車 キハ183-5201 を修理復旧するため、一般車キハ183形代用とした。 対象車キハ183-1 で、外部塗装キハ183-5201 に準じたものに変更し青函トンネル通過対策として運転台側のスカートに元空気だめ管の引き通し追加したキハ183-5201 の修理復旧後すぐに「とかち色」に復元し一般運用復帰している。キハ183形(1両):1 東室蘭駅停車中のお座敷車2008年10月お座敷車車内様子2008年12月お座敷車6000番台JR北海道従来より使用するお座敷車急行形気動車改造)は最高速度 95 km/h であり、団体臨時列車での使用時所要時間長くなる難点があった。また、少人数旅行対応する設備従来特急列車併結しての新たな需要喚起求められていた。これらの需要対応するため、特急形本系列を1999年改造したお座敷車両が本区分である。 N183系 から2両、 NN183系から1両の計3両が改造された。 N183系の2両は走行機関変速機を NN183系と同一仕様変更し130 km/h 運転対応を全車実施した120 km/h 車とのブレーキシリンダ圧切替機能装備し、他の本系全車との連結が可能である。青函トンネル通過対策がなされ、同トンネル内を電気機関車牽引により本州乗り入れることが可能である。また、定期列車から分割して車両単独先頭車のみ、もしくは先頭車+中間車)での回送ができるように、キハ183形後位およびキハ182形前後位に後部標識灯取り付けている。外部塗色側面上部濃灰色正面側面下部赤色車体裾部とスカート金色としている。 団体臨時列車として単独編成使用するのみならず閑散期には定期特急列車併結して使用することも考慮され団体使用時床面を完全にフラットにできるが、定期列車併結時には車内販売乗務員往来のため中央部通路設けることができる構造とし、左右に2人用と4人用の座卓設置している。それぞれの座卓下部深さ 30 cm掘り炬燵構造としている。定員キハ183形団体使用時46人、キハ182形56人であるが、定期列車併結時にはそれぞれ36人・42人となる2015年3月31日付で中間車キハ182-6001が除籍となり、先頭車キハ183-6001は一般色に塗装変更された。 改造車一覧(6000番台車両形式車両番号種車改造落成配置落成日現配置処遇転属除籍最終配置備考キハ183形6000番台キハ183-6001 キハ183-507 苗穂札幌 1999年0130日 苗穂 2012年09月13日 塗色変更 キハ183-6101 キハ183-1557 1999年0212日 キハ182形6000番台キハ182-6001 キハ182-514 1999年0130日 廃車 2015年0331日 苗穂 左:キハ183-6101(2009年9月 札幌運転所) 右:キハ182-6001(2009年9月 札幌運転所お座敷車苗穂方面 手稲方面号車123形キハ183-6101 キハ182-6001 キハ183-6001 国鉄色復元編成 臨時用として函館運輸所配置される本系列の4両について、赤2号+クリーム4号の「国鉄色」への復元2001年実施した次回検査までの一時的な措置とされていたが、検査後も引き続き国鉄色のまま使用された。 「とかち」系統キハ261系導入捻出された本系列車両による波動輸送車両置換え伴って運用終了した2009年12月以降、他の余剰とともに釧路運輸車両所疎開留置の後、2010年3月24日付で廃車となった同年11月13日釧路駅展示の後、当該4両を含む本系11両がミャンマー国鉄売却された。キハ183形(2両):1, 2 キハ182形(2両):1, 2 国鉄色復元編成函館釧路 札幌号車1234形式キハ183-2 キハ182-2 キハ182-1 キハ183-1 「旭山動物園号」編成 旭山動物園旭川市)へのアクセス輸送使用する車両について内外装改装工事2007年五稜郭車両所実施した当初4両編成使用開始し2008年4月28日以降は「オオカミ号」を追加して5両編成使用する2009年現在全車ともポリカーボネート板の追設工事実施済みである。 旭山動物園の元飼育係絵本作家あべ弘士デザインを手がけ、旭川側から1号車ホッキョクグマ号」(キハ183-3)、2号車オオカミ号」(キハ182-46)、3号車ライオン号」(キハ182-47)、4号車チンパンジー号」(キハ182-48)、5号車ペンギン号」(キハ183-4)と名づけられ、それぞれの動物親子などの絵が描かれている。 接客設備にも種々の改装なされており、各車両には動物かたどった記念撮影用の「ハグハグシート」が設けられた。1号車キハ183-3 は旧「ちゃいるどさろん」空間転用しカーペット敷き子供が靴を脱いで遊べる「モグモグコーナー」に改装された。また5号車キハ183-4 には2007年12月冬期運転より業務用部分転用し授乳室設置された。車内メロディ童謡森のくまさん」を用いる。 2007年平成19年)より、週末ゴールデンウィーク夏休みなどを中心に臨時特急旭山動物園号」として運行開始した2013年平成25年4月内外装リニューアル工事を受けるため一時的に運休となり、同年7月13日より運行再開している。 2017年平成29年5月19日老朽化により年度中に廃車となることが発表された。その後一時的に車両繰り都合運用入っていたが、年度末2018年平成30年3月をもって運行終了し同年6月30日付で5両とも廃車となった後継となる専用編成製造予定はなく、現在は789系利用した特急ライラック旭山動物園号」が運行されている。 改造車一覧(旭山動物園号車両形式車両番号改造落成配置落成日現配置処遇除籍最終配置備考キハ183形0番台キハ183-3 苗穂苗穂 2007年0403廃車 2018年06月30日 苗穂 キハ183-4 キハ182形0番台キハ182-46 キハ182-47 2007年0403キハ182-48 旭山動物園号2007年 - 2013年) 「旭山動物園号苗穂 - 白石2010年2月5日旭山動物園号白石駅 - 苗穂駅2010年8月28日チンパンジー号」ハグハグシート 「ペンギン号」アニマルシート 「ペンギン号」ハグハグシート 旭山動物園号2007年 - 2013年) ← 旭川 札幌号車12345形式キハ183-3 キハ182-46 キハ182-47 キハ182-48 キハ183-4 ホッキョクグマオオカミライオンチンパンジーペンギン旭山動物園号2013年 - 2018年) 「極寒銀世界号」正面極寒銀世界号」ハグハグシート 「北海道大地号」ハグハグシート 「熱帯ジャングル号」ハグハグシート 「草原サバンナ号」ハグハグシート 「草原サバンナ号」モグモグコーナー 旭山動物園号2013年 - 2018年) ← 旭川 札幌号車12345形式キハ183-3 キハ182-46 キハ182-47 キハ182-48 キハ183-4 草原サバンナ熱帯ジャングル北海道大地たちの大空極寒銀世界駆動系出力適正化改造400番台) 「とかち」系統キハ261系追加投入して余剰化した札幌運転所のN183系に対し団体波動輸送主とする運用供するため、機関出力適正化パワーダウン)を主とする改造施したのである改造キハ183形2両とキハ182形4両の合計6両に施工され車両番号は原番号から100減じた付番とされた。 改造後函館運輸所転属し、同所波動輸送用いられてきた初期車淘汰した。2017年平成29年)からキハ261系函館運輸所への新製配置に伴い、「オホーツク」「大雪」用として苗穂運転所転属運用されていたが、2018年平成30年7月同年3月まで「北斗」の運用に就いていた最高時速130 km/h120 km/h車両導入に伴い全車運用離脱2019年度をもって車籍を抹消された。 改造車一覧(400番台車両形式車両番号種車改造落成配置落成日現配置処遇転属除籍最終配置備考キハ183形400番台キハ183-405 キハ183-505 札幌 函館 2009年10月30日 廃車 2020年0331日 苗穂 キハ183-406 キハ183-506 キハ182形400番台キハ182-404 キハ182-504 キハ182-405 キハ182-505 2019年12月28日 キハ182-406 キハ182-506 キハ182-413 キハ182-513 2020年0331日

※この「観光・団体・臨時運用への対応」の解説は、「国鉄キハ183系気動車」の解説の一部です。
「観光・団体・臨時運用への対応」を含む「国鉄キハ183系気動車」の記事については、「国鉄キハ183系気動車」の概要を参照ください。

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