クリーム4号とは? わかりやすく解説

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クリーム4号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/08 01:44 UTC 版)

クリーム4号
慣用色名称「小麦色」
 
16進表記 #CFAC84
RGB (207, 172, 132)
マンセル値 9YR 7.3/4
出典 鉄道ジャーナル通巻217号 特集「鉄道車両 色彩の美学」
地色にクリーム4号を使用する国鉄特急色
クリーム4号を地色とした国鉄気動車の標準色

クリーム4号(クリーム4ごう)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた名称の1つである。

概要

国鉄部内の慣用色名称は「小麦色」で、一般的には「ベージュ」と呼ばれている。

1954年昭和29年)にキハ01形レールバスの地色として制定されたのが最初である。1957年(昭和32年)には20系電車(当時)の地色として採用され、帯色の赤2号とともに以後「特急色」として親しまれることになる。

1959年(昭和34年)から増備途上の20系気動車において、朱色4号との塗分けで一般形気動車の新たな標準色[1]として採用されたほか、準急用車両の地色にもクリーム2号に代わって本色が使用されるようになった。次いで1961年(昭和36年)から急行形気動車の地色にも採用された結果、気動車においてはほとんど全ての車種[2]で使用される色となった。2000年代以降はリバイバル列車の一環として、国鉄時代に採用されなかった車両(キハ40系)や第三セクター鉄道の車両などで採用された例もある。

また、交直両用急行形電車の地色としても採用されたほか、交直両用と交流用近郊形電車の前面警戒色などにも使用されている。電車では仙石線の旧型国電においても朱色4号と組み合わせたツートンカラーとして採用されたことがある。

貨車では、粉粒体農産物運搬用のホッパ車およびタキ24700形の外板色などに使用されていた。

使用車両

近似色

脚注

  1. ^ 初期のぶどう色1号1935年(昭和10年)からの青3号黄かっ色2号の「軽快色」に次ぐ標準色。
  2. ^ キハ35形900番台キヤ90形キヤ92形と、1978年(昭和53年)10月の「車両塗色および表記基準規定」変更後に新製・改造された一般形気動車を除く。
  3. ^ “交直両用電車 4両体制”. えちごトキめき鉄道社長(いすみ鉄道前社長) 鳥塚亮の地域を元気にするブログ. (2021年3月15日). https://www.torizuka.club/2021/03/15/交直両用電車%e3%80%804両体制/ 2021年3月16日閲覧。 

関連項目




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