国鉄キハ01系気動車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/01 05:06 UTC 版)
キハ01系気動車は、日本国有鉄道(国鉄)が1954年(昭和29年)から製造した閑散線区用の小型気動車(レールバス)である[1]。
注釈
- ^ 橋本の文章自体、同じ「交通技術」誌1953年10月号p26-31に阪田定之(国鉄本庁総裁室審議室員)・西尾源太郎(国鉄運転局車務課員)が共同で液体式大型気動車導入に関わる運用・技術課題を検証・詳述した記事「ディーゼル動車使用技術上の諸問題」末尾の半ページに挿入されたものであった。
- ^ DS22は、同じ東急車輛製造が後に製造を担当した、札幌市交通局D1000形路面ディーゼルカーや、仙北鉄道キハ2406にもその背の低さを買われて採用されている。また富士重工業もこれに倣い、1959年(昭和34年)・1962年(昭和37年)の自社開発レールバスに日野DS系水平シリンダエンジンを搭載した。
- ^ 国鉄ではそれ以前に日野製エンジンとして、1951年(昭和26年)以降の国鉄キハ41000形気動車のディーゼル化に伴い、統制型ディーゼルエンジンの系列に属し、戦後も日野やいすゞ自動車等で生産続行されていたDA55機関を採用したが、DAは垂直シリンダで排気量も大きいため全高が高く、41000形への搭載でもオイルパンの改造などで床下にぎりぎりで収めた(厳密には車両限界の規定をわずか突破していた)実態があった。私鉄でも当時の直立シリンダディーゼルエンジンを小形気動車に装備する際には床面突出などの不便に甘んじなければならず、低床式のレールバスには、10.0 L級のDA系よりクラスの小さな7.0 L級のDS系、それも水平シリンダ型エンジンでなければ搭載が困難であった。
- ^ 当時の日本の国鉄では、転換式クロスシートは幹線の急行用二等車といった優等客車にしか使用されておらず、キロハ18形の二等室でさえ固定式だった時代に、転換式クロスシートを閑散ローカル線用車両に使用するという発想自体がなかった。
出典
- 1 国鉄キハ01系気動車とは
- 2 国鉄キハ01系気動車の概要
- 3 車体
- 4 主要機器
- 5 保存車
固有名詞の分類
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