国鉄キハニ5000形気動車とは? わかりやすく解説

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国鉄キハニ5000形気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/14 15:13 UTC 版)

国鉄キハニ5000形気動車(こくてつキハニ5000がたきどうしゃ)は、日本国有鉄道の前身である鉄道省によって、1929年に12両が製造された、機械式ガソリン動車である。


注釈

  1. ^ 例えばキハ41000形はメーカーである日本車両製造が公表したカタログ記載の実測自重が20.09 tで本形式とほぼ同等であるが、連続定格出力100 PSの機関を搭載している。
  2. ^ 現・株式会社池貝、株式会社池貝ディーゼル
  3. ^ 国鉄制式では「GMD5形」に相当する規格であるが、正式に命名されたかは不明。
  4. ^ 坂上茂樹「戦前・戦時期の国産中・大型自動車用機関について(2)」(大阪市立大学『経済学雑誌』111(4) 2011年3月)p.3
  5. ^ 戦前の多くの私鉄気動車では後進位置があるため、逆転レバーは片側(逆転機側)の運転台にしかないのが通例であった
  6. ^ 後年一般化する、機関を床下に吊り下げてユニバーサルジョイントを用いる方式が2軸車に採用されたのは、1930年大阪電気軌道長谷線レカ1 - 3(日本車輌製)が最初である
  7. ^ 長い車軸の採用例が多い当時の気動車メーカー・松井車輛製作所に倣っての採用か。松井車輛製作所は零細企業ではあったが1929年前半の時点では、両運転台車の製造両数が当時の全気動車メーカー中最多であり、両運転台気動車の分野では業界をリードしていた。
  8. ^ このうちキハニ5006→ハニ5006は、廃車後に車体が小松島港駅構内で長い間自動車車庫として使用されていたほか、他のハニ5000形も廃車後に車体が倉庫などに転用された。
  9. ^ 二軸事業用客車は事業用貨車に変更。
  10. ^ 復元のできない機関部は外形だけのレプリカを製作して搭載したが、車体については使用ねじ(新製当時はマイナスねじしか存在しなかった(プラスねじの使用開始は1935年))の考証などを含めた復元が実施された。なお、当初エ5012の番号記載跡が車体に残っていたためか、いったん誤って実在しなかったキハニ5012として復元され、すぐに訂正されている。

出典

  1. ^ 鐵道省で始めて使用するガソリン動車」『機械』18号、機械工学談話会、1929年8月、8頁。doi:10.11501/1502398https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1502398/10 
  2. ^ 久保敏「キハニ5000の生い立ち」『鉄道ファン』No.237、p.87
  3. ^ 「国鉄気動車形式別配置車両数一覧表』1931年より1941年までの隔年分から、『世界の鉄道』1977年、朝日新聞社
  4. ^ 佐藤英夫「北海道鉄道開通100年と苗穂工場創立70周年」『鉄道工場』 31巻、12(363)、レールウエー・システム・リサーチ、1980年12月、14-15頁。doi:10.11501/2360098https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2360098/9 


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