電源方式別の塗色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 10:22 UTC 版)
1958年に登場した初の準急形電車である91系電車(後の153系電車)では、直流電化区間を走行することから「湘南色」が採用された。この時点で、「湘南色」は直流用の近郊形から急行形までの、事実上の標準色として使用されることになる。また、「スカ色」についても、旧型国電などの色として使用されるケースが多くなり、こちらも直流近郊電車の事実上の標準色となっていたといえる。また、新性能直流電気機関車は、1965年に青15号地にクリーム1号の前面警戒色が標準色と決められた。 1959年に登場したED70形交流電気機関車では、初めて赤2号の外板色が正式採用となった。この後、交流型電気機関車・電車の標準色とされることになり、711系電車でも外板色として採用された。 交流直流両用電車においては、1960年の401系・421系電車の登場時に赤13号という外板色がまず決められた。当初は警戒色としての飾り帯は商用電源周波数別に分けられていたが、急行形交直両用電車が登場する際に、組み合わせ色としてクリーム4号が採用されたのを機に、飾り帯の色も同色に揃えられた。赤13号は交直両用機関車の標準色にも採用されている。 近郊形交流電車の色(赤2号とクリーム4号) 近郊形交直流電車の色(赤13号とクリーム4号) 急行形交直流電車の色(赤13号とクリーム4号)
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