電源機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 04:04 UTC 版)
「JR西日本35系客車」の記事における「電源機器」の解説
サービス電源用の発電装置として、87系気動車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」で採用した、駆動用ディーゼルエンジンと汎用低圧発電機を直接結合したシステムを採用し、コマツ製ディーゼルエンジン SA6D140HE-3 と 汎用低圧発電機 WDM115(定格出力400 kVA)をペアとして編成中に2組(スハテ35形・スハ35形に各1組)搭載する。エンジンの定格回転数は1,800 rpmで、三相交流440 V 60 Hzを出力する。そして1 - 3位寄り(山陽本線基準で浜側、以下同様)に設置されたWKE8Aジャンパ連結器を介して編成に引き通されている。このほかに制御電源用の蓄電池として、直流100 Vを出力するニッケル水素電池 WNHB1 (容量60 Ah)と直流24 Vを出力する鉛蓄電池 TRP15-6 (容量175 Ah)をスハテ35形・スハ35形に1基ずつ搭載する。 空調装置は、新鮮外気導入機能を備えた集約分散式である WAU708C を屋根上に1両あたり2台搭載する。 車両異常挙動検知システムを装備しており、連結器脇に車両挙動監視装置を1両あたり2基、車体中心付近には車両挙動表示灯箱が1両あたり2基搭載される。
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