コンピューティングの分野
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/22 00:53 UTC 版)
「単一障害点」の記事における「コンピューティングの分野」の解説
詳細は「フォールトトレラントシステム」を参照 コンピューティングの分野では、冗長性は内部コンポーネントのレベル、システムレベル(複数マシンを使用した場合)、または拠点レベル(レプリケーションによる)で実現することができる。 サーバー・クラスターに対して、システムレベルでの高い可用性を保証するためには、通常ロードバランサーが使用される。 高い可用性を持つサーバークラスターの場合、複数の電源機器、ハードドライブ、その他のコンポーネントを使用することで、各サーバーが内部コンポーネントの冗長性を獲得することができる。システムレベルでの冗長性は、あるサーバーが故障した際に代わりに処理を行う予備サーバーを用意することで実現できる。 データセンターはビジネスロジックなどをしばしばサポートしているため、潜在的にはデータセンター自体が単一障害点となる可能性がある。したがって、拠点レベルでの冗長性を確保するためには、クラスタ全体を別の場所に複製しなければならない場合もある。この機能は、IT災害回復プログラム(IT disaster recovery (resiliency) program)の一部としてよく言及される。 ポール・バランやドナルド・デイヴィスは「災害によって停止しない通信ネットワーク」のキーとなるパケット・スイッチングを開発した。ARPANETやインターネット含む、このようなネットワークは、単一障害点が存在しないようにデザインされている。ネットワーク上のどの2点間にも複数の経路が存在するため、どんな1つの経路または1箇所の中間ノードで「動的なルーティング」中にパケットが破損しても、互いに通信を続けることが可能となっている。 単一障害点が生じることを回避するために、次のようなネットワークプロトコルが使用されている。 Intermediate System to Intermediate System (IS-IS) Open Shortest Path First (OSPF) Shortest Path Bridging
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