コンピューティングにて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 19:59 UTC 版)
「ワードサラダ」の記事における「コンピューティングにて」の解説
検索エンジンの検索結果やブログ、迷惑メールに多く見られる。統合失調症の患者にみられる言語障害(Word salad、言葉のサラダ)に似ていることから、この名がつけられた[要出典]。 検索エンジンやメールのスパムフィルタを回避して、閲覧者を特定のウェブサイトに誘導することを目的としている。誘導先のサイトは、アドセンスやアフィリエイト収益のみを目的としたサイトや、アダルト・違法サイト、閲覧者をウイルスに感染させることを目的としたサイトが多い。過去に著名人や企業が保有しており、所有権が失効したドメインを悪用したケースも存在する。 ワードサラダは多くの場合、検索エンジンの検索結果やRSSなどのウェブ上に存在する文章を元に、形態素解析・構文解析を使用して自動生成される。このため、例えば「昨年は山に登ったので、今年は海に行きました。」と「今年はプールで泳いだので、来年は海で泳ぎます。」の2文から、「今年は山で泳いだので、来年はプールで行きました。」のような支離滅裂の文章ができる。コンピュータが文章の意味情報を完全に理解することは難しい(自然言語処理#処理内容とその限界)ため、自然文とワードサラダを判別することは困難であった。2010年頃には検索エンジンスパムの手法としてよく用いられていたが、googleが2011年2月に検索アルゴリズムを改良(通称 パンダアップデート)したことから、その多くが排除されるようになった。そのため、検索エンジンスパムの手段としては有効ではなくなった。
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