コンピューティングの歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 19:40 UTC 版)
「コンピューティング」の記事における「コンピューティングの歴史」の解説
コンピューティングの歴史は計算機の歴史より長く、現代的なコンピュータが登場する以前は紙とペンや、チョークと石版などを使っていた。 コンピューティングは数の表現方法と密接に関連している。しかし「数」の抽象概念が生じるずっと以前から、文明の目的にかなう数学的概念が存在していた。例えば、数を数える際の基本である全単射、測定で使用する基準との比較、直角を作るための辺の長さが3-4-5の直角三角形などである。 数の概念は結局、物を数えることを他人に教えていくうちに具体的で馴染み深いものになっていった。どんな言語にも少なくとも「1」と「2」に対応する単語が存在し、クロウタドリなどの動物にも物の数を区別できるものがいる。 歴史上最も古くからある既知の計算道具はアバカスであり、紀元前24世紀ごろにバビロンで発明されたとみられている。砂の上に線をひき、そこに石を置いて計算していた。そろばんはその後改良されていき、今も計算道具として使われている。これが既知の最古の計算器で、ギリシアで新たな計算手法が生まれる2000年以上前から存在していた。
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