401系・421系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 04:30 UTC 版)
「国鉄415系電車」の記事における「401系・421系」の解説
401系は1961年6月の常磐線取手 - 勝田間交流電化に、421系は山陽本線小郡(現・新山口)- 下関間直流電化および鹿児島本線門司港 - 久留米間交流電化に対応する系列で、両系列とも1960年に量産先行試作車4両編成x2本が製造された。1966年(昭和41年)までに401系4両編成x25本計100両と421系4両編成x23本計92両が製造された。 401系は落成時に常磐線は電化が未完成だったことから宇都宮機関区(現:宇都宮運転所)に暫定配置され、試運転は東北本線で実施。電化設備完成後に松戸電車区(現:松戸車両センター)へ転属し常磐線での各種試験を行い、営業運転開始直前に勝田電車区(現:勝田車両センター)へ再転出という複雑な経緯がある。 421系は当初から南福岡電車区(現:南福岡車両区)配置とされたが、最初の試運転はすでに交流20 kV・60 Hzで電化されていた北陸本線で実施後、九州での各種試験運転を実施した。しかし営業運転開始後に関門トンネルや海岸線沿いを走行した際に付着する海水の塩分や塵害による汚損などにより碍子の閃絡事故が相次いで発生したため、一部列車は客車や気動車で代走した。 1962年(昭和37年)には鉄道友の会から第2回ローレル賞を受賞。
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