401(801)形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/08 17:31 UTC 版)
「阪神801形電車」の記事における「401(801)形」の解説
既述のように、1926年3月に30両が大阪鉄工所、藤永田造船所、田中車輌、川崎造船所の各社で製造された。スタイルは311形以来の側面窓配置D6D6D、前面5枚窓の車体で、601形同様初期の半鋼製車両に特徴的なリベットの多い車体であり、運転機器を正面貫通扉の左右に設けていたことから、本形式も運転士の運転姿勢がバンドのドラマーに似ていたため、601形に引き続いて「バンドマン」というあだ名を授けられた。塗装はこの頃の阪神の車両に特徴的なライトブルーであったが、601形よりさらに明るい色調で登場した。 台車及び電装品であるが、台車は川崎造船所製のボールドウィン78-25AAを履き、モーターは東洋電機製造製TDK-513Aを4基装備して、歯車比は69:22(≒3.14)とそれまでの形式に比べてモーターを高出力化してギア比を小さくすることで高速性能の向上を図った。制御装置はGEのMK型である。ブレーキは601形のSMEからAMMに変更された。また、この時期はまだ併用軌道が残っていたことから集電装置はシングルポールを搭載し、車端部に折りたたみ式の救助網及びバンドン式密着連結器を取り付けた。
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