復旧後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 14:08 UTC 版)
「笹子トンネル天井板落下事故」の記事における「復旧後」の解説
本当のプロ意識がなかったから9人が亡くなった中日本を許すことはできない 2015年の追悼慰霊式にて、遺族の一人 高速道路の安全に向けて取り組みを進める決意を新たにした今後も安全を最優先に取り組みを続けていく 2015年の追悼慰霊式にて、中日本高速道路社長、宮池克人 NEXCO中日本は毎年12月2日に事故現場で黙祷と献花を行い、都留市内で追悼慰霊式を開いている。例えば、3年後にあたる2015年には、トンネル内の事故現場で事故のあった時間に黙祷し、次に追悼慰霊式が行われた。式には約100人が出席した。 事故車両のうち、5人がその車中で亡くなったワゴン車は、川崎市宮前区にあるNEXCO中日本の研修施設の安全啓発室に展示されていた。これは遺族が、再発防止を願うとともに、「車両は故人の棺」という思いから保存を要望していたためである。車の所有権を買い取ったNEXCO中日本は、同社とグループ会社の全社員約6,000人に実際の車両を見せて戒めとし、安全啓発研修をする予定と報じられた。これに対し遺族らは一般公開を強く要望しており、NEXCO中日本は事故を早く忘れたいのではないか、という疑念を抱く遺族すらいる。一般公開についてNEXCO中日本は検討していきたいと返答した。その後、NEXCO中日本八王子支社の敷地内に新設された「安全啓発館」に展示されることになり、2021年3月25日に報道陣と遺族に公開された。同館は社員研修施設であり、一般公開はしない方針である。
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