見解、文献等
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「セブンスデー・アドベンチスト教会」の記事における「見解、文献等」の解説
^ 日本基督教団総会議長であり、元・聖ヶ丘教会牧師である山北宣久はセブンスデー・アドベンチスト教会を「兄弟姉妹」と表現し、セブンスデー・アドベンチスト教会を支持・推薦している。 ^ 東京基督教大学 国際宣教センター・日本宣教リサーチの『JMR調査レポート(2017年4月)』 では「教義上あるいは信仰の実践上、キリスト教もしくはプロテスタントの一派と見なすことが困難とされるグループや教会の1つ」として、イエス之御霊教団、萬国福音教団、聖書研究会(実際には統計に入れられており、聖書研究会は東京基督教大学支援会員であるという。詳細不明)、基督心宗教団、復元イエス・キリスト教団、真イエス教会日本総会、アメン教団、日本基督召団、地元に在って合一である立場に立つ教会、原始福音(キリストの幕屋)、同仁キリスト教団と共にセブンスデー・アドベンチスト教会を挙げている。 ^ 東京基督教大学附属の共立基督教研究所による『宣教ハンドブック Q&A130』 では、「キリスト教の異端と宗派」の章にてエホバの証人、モルモン教、統一教会と共にセブンスデー・アドベンチスト教会を挙げ、通常のキリスト教の教派とは区別されなくてはならない、としている。 ^ 日本福音同盟理事長であり淀橋教会主管牧師の峯野龍弘はセブンスデー・アドベンチスト教会の書籍において「心からの敬意と賛辞を贈ります」とセブンスデー・アドベンチスト教会を称賛する態度を表明している。 ^ 本郷台キリスト教会牧師・池田 博はセブンスデー・アドベンチスト教会の書籍において「SDA教会(セブンスデー・アドベンチスト教会)の皆様の福音に対する、真摯な姿勢、御言葉に対して深く学ぶ姿勢」等とコメントし、セブンスデー・アドベンチスト教会を称賛する態度を表明している。 ^ ホサナ・キリスト教会牧師・辻川宏による著書『異端ポケットシリーズ4』 では異端であるかについては両論あるが異端であるとし、教義的問題点として「真の教会はSDAのみとする」「安息日を守ることは永遠の生死にかかわるとする」「霊魂不滅・地獄の否定」「贖罪は調査審判中である」を挙げている。 ^ 日本キリスト教連合会に加盟している。 ^ セブンスデー・アドベンチスト教会の元信者で三育学院の神学生だった、山本杉広(和歌山ゴスペルライトセンター創設牧師)は、『異端ポケットシリーズ6』 で、信者であった頃の自身の体験を告白している。 ^ セブンスデー・アドベンチストがオブザーバーとして参加している世界教会協議会の公式サイトでは「保守的な福音主義」と紹介されている。 ^ 日本イエス・キリスト教団顧間、荻窪栄光教会元老牧師を務めた森山諭は著書『現代日本におけるキリスト教の異端』 のp69にてセブンスデー・アドベンチスト教会が「携挙を信じない」点を指摘し、p70にて「再臨を指定した異端」として統一教会とともに同教会を取り上げている。 ^ カトリック教会においては、「福音主義のプロテスタント」として分類されている。 ^ 日本ルーテル教団伝道委員会の要請により執筆された轟勇一著『100の質問』 222ページでは、異端という言葉は使用していないものの、「エホバの証人やセブンスデー・アドベンチスト教会など」と具体的に2つの教団名を挙げて「再臨主義者たち」と称し、彼らが主張する霊魂消滅説(絶滅説)を否定する見解を記している。 ^ 同じ地域にあるカトリック教会や聖公会と合同祈祷会を開催しているケースがある。 ^ バプテスト派の牧師John R. Rice は著書『False Doctrines(偽りの教義)』 で「セブンスデー・アドベンチスト教会(SDA)の教義は誤っている」としている。 ^ 日本聖書協会のウェブサイトのリンク集に、セブンスデー・アドベンチスト教会へのリンクが掲載されているほか、『「聖書全巻リレー通読」を実施された教会』として紹介されており、「異端」としての扱いは受けていない。 ^ プロテスタント牧師Anthony A. Hoekemaは著書『The Four Major Cults:Christian Science, Jehovah's Witnesses, Mormonism, Seventh-day Adventism』にてセブンスデー・アドベンチスト教会を『四大カルトのひとつ』としている。 ^ 福音派の牧師Walter Ralston Martin は当初、同教会を異端とする立場であったが、1957年にキリスト教として認める認識を表明した。 ^ 牧師だったセブンスデーアドベンチスト教会を去り、バプテストの牧師となったDM Canright はセブンスデー・アドベンチスト教会に対し最も厳しい批評家の1人である。 ^ 大和カルバリーチャペル主任牧師の大川従道は、公の場でキリスト教の各教派について祈祷する際には同時にセブンスデー・アドベンチスト教会についても祈り、キリスト教に含める態度を繰り返し表明している。 ^ 大阪城東福音教会牧師の青木保憲は、セブンスデー・アドベンチスト教会の信者を主人公とした映画「ハクソー・リッジ」に関する記事において、セブンスデー・アドベンチスト教会について『(異論はあるだろうが)安息日以外のキリスト教教理に関しては、他の保守系キリスト教とほとんど変わりない』『セブンスデー・アドベンチスト教会が米国に認められて(いる)』と言及し、「キリスト教」内に入れる考えを明確に表明している。 ^ クリスチャン・トゥデイは会長の峯野龍弘がセブンスデー・アドベンチスト教会の支持を対外的に表明しているため、記事内では異端救出に関する記事であえてセブンスデー・アドベンチスト教会名誉牧師を正統派と扱い取り上げたり、同教会が行うセミナーの広告宣伝を記事として掲載する など、積極的にセブンスデー・アドベンチスト教会を支持する記事を頻繁に掲載している。 ^ いのちのことば社の発行する「クリスチャン情報ブック」では日本全国8,000のプロテスタント教会情報を掲載しているが、 セブンスデー・アドベンチスト教会は除外されている。 ^ キリスト新聞社が発行する『キリスト教年鑑』(2006年版) では、エホバの証人、モルモン教、統一教会は収録されていないが、他のキリスト教各派と共にセブンスデー・アドベンチスト教会も収録されている。 ^ キリスト新聞の記事 で異端とは特に言及されていない。 ^ 韓国の「国際宗教問題研究所」発行の月刊誌「現代の宗教 (現代宗教)」や韓国のクリスチャン・トゥデイ(日本の同名紙とは別団体)では統一教会、喜びのニュース宣教会、セブンスデー・アドベンチスト教会の北朝鮮との関わり方の共通点を「北朝鮮に進出する異端者たち」と題して取り上げている。 ^ 越川弘英の著書 でプロテスタントとして扱われている。 ^ 元日本宗教学会会長の宗教学者である井門富二夫は著書 において、ミラーの運動での終末を特定化し、社会不安をあおりたてた行為は逸脱的かつ反社会的(カルト的)と批判されている、と述べている。さらに「メルトンの『カルト辞典』に載る、本格的な、かつ逸脱的カルトの始まり」(SDAの流れに成長するミラー派、p147)、「特異なプロテスタント教団、すなわち新宗教」(SDA、p150)とも記述するなど、新宗教・カルトである点を強調している。 ^ 山我哲雄はSDAについて、「キリスト教の基礎知識」の教派系統図(p48)でプロテスタントの範囲に含めている。 ^ J.G.メルトン の編集する『アメリカのカルト百科事典』では、セブンスデー・アドベンチスト教会は『既成のカルト』の項に分類されている。 ^ 高柳俊一は編著にて、SDAについて「19世紀半ばに成立したアメリカのプロテスタント新興教派」「三位一体などの教義面においては一般の福音的なキリスト教と変わらない」としている。 ^ E.ケァンズ著『基督教全史』 ではセブンスデー・アドベンチスト教会をモルモン教、クリスチャン・サイエンスと同様に『非正統説の分派(異端)』として取り上げている。 ^ 松本宣郎は編著にて、SDAについて「19世紀半ばに成立したアメリカのプロテスタント新興教派」「三位一体などの教義面においては一般の福音的なキリスト教と変わらない」としている。 ^ バーナード・ラムは著書『聖書解釈学概論』 において、セブンスデー・アドベンチスト教会、モルモン教、クリスチャン・サイエンス、エホバの証人に対し『聖書のほかに人間の声を加える諸教派に反対する』と述べている。 ^ 大貫隆による「岩波キリスト教辞典」はSDAについて、「米国で復興した再臨運動の1つ」「再臨待望派の1つ」としている。 ^ 神学者ヘンリー・シーセンは著書 のp557にて、(「異端」という言葉は用いていないものの)主日(日曜礼拝)と安息日についてのセブンスデー・アドベンチスト教会の主張を「実に愚かである」としている。 ^ 「世界宗教大事典」はSDAについて、「キリスト教の一教派」としている(古屋安雄記述)。 ^ 元・英国国教会聖職者であり、キリスト教異端史研究者であるD.クリスティ・マレイは『異端の歴史』の中でセブンスデー・アドベンチスト教会を異端として取り挙げている。 ^ 「オックスフォードキリスト教辞典」はSDAについて「もともと1844年に再臨を期待した、アドヴェンティスト派の一派」「忠実なプロテスタントの教派である」としている。 ^ キリスト教神学者のJ.K.Van Baalenはカルトに関する著作においてセブンスデー・アドベンチスト教会を取り上げている。 ^ 「世界宗教百科事典」はSDAについて「日本や欧米でも正統なプロテスタントと認められている」としている。 ^ 教会歴史学教授であるJohn Gerstnerは著書においてセブンスデー・アドベンチスト教会を異端として解説している。 ^ 「世界キリスト教百科事典」はSDAについて、「プロテスタント諸派・アドベンチスト派最大の教派」としている。 ^ 村上良夫は著書 において『「四大カルト」ないし「四大セクト」という言い方がある。十九世紀の米国に生まれた四つの有力なキリスト教系新興宗教を指すもので、具体的にはモルモン教、セブンスデー・アドベンチスト、クリスチャン・サイエンス、そしてエホバの証人のことである(p1、はしがき)。』と述べている。また同書の第五章においては、他の安息日主義者の例も併記しながら、問題点として聖書解釈への疑問やホワイトの主張の矛盾点などを解説している。 ^ 「キリスト教大事典」はSDAについて、「アメリカに始ったキリストの再臨と安息日厳守を主張する教派」としている。 ^ 井上順孝は著書 において、SDAについて「キリスト教系新宗教」としている。 ^ 島田裕巳は著書 において、SDAについて「キリスト教系の新宗教」としている。 ^ 文化庁「海外の宗教事情に関する調査報告書」はSDAについて、「キリスト教系の新宗教」としている。 ^ 「新宗教教団・人物事典」はSDAについて、「新宗教」としている。 ^ 山折哲雄 監修の「宗教の事典」はSDAについて、「北米の新宗教」としている。 ^ 「現代宗教事典」はSDAについて、「新宗教」としている。 ^ 「なんでもわかるキリスト教大事典」はSDAについて、「アドベンチスト派と呼ばれるグループ」とする。他の新宗教とまとめてあり、「特異な教理」「以前ほどホワイトを過度に祭り上げない」などの記述がある。「キリスト教」「新宗教」と特定する記載はない。まえがきで本書には「正統」と「異端」のジャッジを下す意図はないとしている。 ^ 「新宗教辞典」はSDAについて、「キリスト教系、一般のプロテスタント基本教義や(略)を根本とする」としている。 ^ 「世界宗教用語大事典」はSDAについて、「再臨と安息日遵守を主張する教派」としている。
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