概論とは? わかりやすく解説

がい‐ろん【概論】

読み方:がいろん

領域全体あらまし要約して述べること。また、述べたもの。「経済学—」

「概論」に似た言葉

概論(アメリカ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 14:31 UTC 版)

近代音楽」の記事における「概論(アメリカ)」の解説

アメリカで新しく生まれた音楽として、ジャズ挙げられる一般的にはクラシック音楽ジャズ切り離して語られるものであり、詳細ジャズの項に譲るが、このジャズ最初期ディキシーランド・ジャズスウィング・ジャズ)をたくみに取り入れた作曲家としてガーシュウィン挙げられるガーシュウィンジャズ取り入れたラプソディー・イン・ブルー」によって一躍有名となり、後には「パリのアメリカ人」や歌劇ポーギーとベス」やミュージカルなどを書くが、多忙祟って39歳病死した。 ガーシュウィン同じくユダヤ人アーロン・コープランド1900年生まれだが、様式的には近代音楽入れられるアメリカ人最初アメリカらしい作品書いたことで有名で、「エル・サロン・メヒコ」などのようにラテン音楽からのイディオム使ってはいるが、多く三大バレエのように映画音楽からの敷衍である。これらを総合した物に交響曲第3番がある。その同じユダヤ系弟子レナード・バーンスタインは「ウェスト・サイド・ストーリー」のようにむしろポピュラー系のミュージカルによって圧倒的に知られているが、本人志向していたのはむしろ別で、3つの交響曲などの近代現代手法混合したテクニックによる一流構成法垣間見る事ができる。 アイヴズエリオット・カーターヴァレーズなど戦前前衛音楽については現代音楽分類される事が多い。

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概論(日本)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 14:31 UTC 版)

近代音楽」の記事における「概論(日本)」の解説

ここでは明治維新以降西洋音楽受容から民族主義戦時中の動向について記す。 日本では1879年明治12年)に東京藝術大学前身である音楽取調掛設けられ音楽研究および西洋音楽ベースとした音楽教育唱歌教育)の形成取り組み始められた。1881年明治14年)に『小学唱歌集初編出版届け出なされる音楽取調掛率いたのは伊沢修二だが、ほかに神津仙三郎(専三郎とも)、山勢松韻内田彌一鎮(ふじつね)、上眞行うえ・さねみち)らの名を挙げることができる。後に近代的な日本美術形成力を尽くすことになる岡倉覚三岡倉天心)は、音楽取調掛最初期通訳としてかかわった。 さらに、米国音楽教育家であるメーソン存在忘れわけにはいかないメーソン1880年明治13年)の春に来日1882年明治15年)の夏まで滞日して、明治国家西洋音楽受容一定の役割果たしたと言えるメーソン離日後、しばらく後任はいなかった。1883年明治16年6月からは、かねてより海軍軍楽隊教師として滞日していたエッケルトドイツ)が、音楽取調掛指導するうになる日本ドイツ音楽偏重志向はこのときから始まると言えるかもしれない音楽取調掛一時音楽取調所称されるが、またすぐに元に戻る。1887年明治20年)には東京音楽学校昇格した。 のちに瀧廉太郎ドイツへ留学し日本人による初の西洋音楽様式による作曲が行われる。滝が世に出した器楽曲ピアノのためメヌエット憾み2つであった。滝は留学直前多く唱歌幼稚園唱歌小学唱歌など)を作曲するが、ライプツィヒ留学中結核罹り中退帰国後に夭折してしまう。 滝の跡を継いで日本洋楽シーン牽引したのは山田耕筰である。山田ドイツ留学し日本人初のオーケストラ曲序曲ニ長調」、交響曲勝鬨かちどき)と平和」といういずれもドイツ中期ロマン派伝統を継ぐ師のブルッフ語法沿った作品相次いで発表するその後ワーグナーリヒャルト・シュトラウスなど後期ロマン派影響受けた音詩曼陀羅の華』、『暗い扉』などを発表帰国後に指揮者としてまず日本オーケストラ運動興す挫折しアメリカ渡って自作紹介するなどして成功した後に日本作曲指揮両面活動再開日本初めての本格的なオペラ黒船」を作曲するなど多方面活動した明治以降日本洋楽シーンドイツ偏重だったが、池内友次郎フランス渡り近代フランス音楽の様式日本持ち込んだ諸井三郎などのドイツ派、池内友次郎などのフランス派の2大アカデミズム東京音楽学校において日本洋楽シーン席巻していたが、一方で昭和に入ると、松平頼則伊福部昭早坂文雄のように独学東京音楽学校とは無縁出自を持つ作曲家現れた。彼らは戦後まもなく新作曲派協会結成することになる。

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