カーター, エリオット
エリオット・カーターは1908年ニューヨーク生まれ。青年期にウィーン旅行する機会にめぐまれ、新ウィーン楽派傾倒すると同時にストラヴィンスキーにも興味をもつ。
ハーバード大学で英文学と音楽を学んだ後、ロンギー音楽院にて学ぶ。ロンギー音楽院での学友ウォルター・ピストンのすすめでパリに渡り、エコール・ノルマル・ド・ミュジックで学ぶかたわら、ナディア・ブーランジェにも個人的に師事する。
カーターはキャリアの初期にあたる1930年代には新古典主義に傾倒し、ストラヴィンスキーやヒンデミット、バーバーなどの影響がみられるが、ドイツの表現主義へ傾倒はみられない。
カーターによれば、「あの時点(1930年代)における表現主義的美感は、ヒトラーへと通じる狂気の一部のように思われた」という。
その後徐々に独自の作法を模索し、1940年代にはディアトニック的から多調性の作品、ストラヴィンスキー的なクロス・リズムを用いた作品など作風の幅を広げていった。
エリオット・カーター
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エリオット・カーター(Elliott Carter, 1908年12月11日 - 2012年11月5日)は、アメリカの現代音楽の作曲家。
- ^ Elliott Carter, Composer of the Avant-Garde, Dies at 103 New York Times 2012年11月5日閲覧
- ^ 『ラルース世界音楽事典』(福武書店、1989年)、「カーター」の項目を参照。
- 1 エリオット・カーターとは
- 2 エリオット・カーターの概要
- 3 参考文献
固有名詞の分類
近現代音楽の作曲家 | セルゲイ・プロコフィエフ マウリシオ・カーゲル エリオット・カーター アレック・ローリー 鈴木輝昭 |
アメリカ合衆国の作曲家 | ジム・スタインマン ニコラス・スロニムスキー エリオット・カーター デイヴィッド・チューダー アーヴィング・ファイン |
現代音楽の作曲家 | アール・ブラウン ヴォルフガング・フォルトナー エリオット・カーター デイヴィッド・チューダー サリー・ビーミッシュ |
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